Nintendo Switch 2が6月5日発売！Z世代が転売・円安対策に高評価

調査概要と背景

株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』は、2025年5月16日に「Nintendo Switch 2の転売対策、円安対策」に関する調査レポートを発表しました。この調査は、2025年6月5日に発売予定のNintendo Switch 2に対する現役大学生の意識を探るもので、Z世代の消費者意識や企業姿勢に対する評価が明らかになっています。

調査は2025年4月20日に実施され、対象は現役大学生300人。調査結果には、Z世代がどのように任天堂の施策を受け止めているのか、またその背景にある意識や感情が反映されています。

Nintendo Switch 2に対する認知度

調査によると、Z世代の75％がNintendo Switch 2の発売を知っていると回答しました。これは、現役大学生の間での高い関心を示しており、任天堂の新作に対する期待感が伺えます。

また、任天堂が講じた転売対策については、62％が知っていると回答しました。この対策は、特定の条件を満たすユーザーのみが抽選予約に応募できる仕組みで、具体的には以下の条件が設定されています：

• Nintendo Switchソフトのプレイ時間が50時間以上であること
• 応募時点で「Nintendo Switch Online」に累積1年以上加入していること

このような条件設定に対して、Z世代の93％が好印象を持っていることがわかりました。具体的には、52％が「とてもいいと思う」、41％が「いいと思う」と回答しており、転売対策としての抽選予約の必要性が支持されています。

円安対策に対する評価

任天堂が実施した円安対策については、73％のZ世代がその内容を知らないと回答しましたが、89％が好印象を持っていることが明らかになりました。この円安対策には以下のような内容が含まれています：

• 日本語・国内専用版の価格：49,980円（税込）
• 多言語対応版の価格：69,980円（税込）

円安対策に対して「とてもいいと思う」と回答したのは41％、「いいと思う」と回答したのは49％。多くの高校生が日本企業として自国を優先する姿勢を評価していることが伺えます。一方で、悪いと感じる意見もあり、「高すぎて買えない」といった意見が挙げられました。

ジャパンファーストの企業姿勢

調査では、Z世代の99％がジャパンファーストな企業に好印象を持っていることがわかりました。具体的には、47％が「とても好印象」、52％が「まあ好印象」と回答しています。この結果は、Z世代が日本の企業に対して期待を寄せていることを示しています。

ジャパンファーストに対する好意的な意見としては、「日本の会社は日本を大切にしてほしい」という声や、「海外ウケばかりを考えずに、日本のことを考えてくれていることが嬉しい」といった意見があります。一方で、「アピールが強すぎて全面的には賛成できない」といった意見もあり、Z世代の価値観が多様であることも示唆されています。

調査結果のまとめ

今回の調査結果からは、Z世代がNintendo Switch 2に対して高い関心を持ち、任天堂が実施した転売・円安対策に対して好意的な反応を示していることが明らかになりました。抽選予約に関する条件設定についても、実際にゲームを楽しんでいるユーザーが優先されるべきだとの意見が多く、企業の姿勢に対しても68％が「印象がよくなった」と回答しています。

以下に、調査結果を簡潔にまとめた表を示します。

この調査結果は、Z世代の消費者意識におけるナショナルブランドへの期待を示しており、今後の企業戦略において重要な指針となるでしょう。