5月17日開催、札幌での過酷なヒルクライムレース「Red Bull 400」結果速報

Red Bull 400開催

開催日:5月17日

Red Bull 400開催
Red Bull 400ってどんなレースなの?
Red Bull 400は札幌のスキージャンプ台を駆け上がる世界で最も過酷な400m走で、平均斜度35度のヒルクライムです。
2025年のRed Bull 400の結果はどうだった?
男子シングルでは田中聖土さんが5連覇、女子シングルでは布施愛里さんが2連覇を達成しました。

「Red Bull 400」開催概要と競技内容

2025年5月17日(土)、札幌大倉山ジャンプ競技場にて、レッドブル・ジャパン株式会社主催の「Red Bull 400(レッドブル・フォーハンドレッド)」が開催されました。これは、スキージャンプ台を駆け上がるヒルクライムのスプリントレースであり、世界で最も過酷な400m走とされています。

この大会には、全1,763名が参加し、男女個人戦とリレーの合計5種目が展開されました。参加者の年齢層は幅広く、最高齢は70歳、最年少は16歳という多様な顔ぶれが揃いました。

スキージャンプ台を駆け上がる 世界一過酷な400m走「Red Bull 400」、史上最大規模となる1,763名が参加 画像 2

レースの特徴とコース

「Red Bull 400」のコースは、ラージヒルのスキージャンプ台を使用し、平均斜度35度、最高斜度37度という非常に厳しい条件で行われます。この斜度は、富士山の山頂付近の傾斜を超えるもので、心拍数が平常時の約2倍から3倍に達することもあると言われています。

これまでに約9,000人以上がこの過酷なレースに挑戦しており、2019年にはレッドブル・アスリートでトレイルランナーの上田瑠偉選手が3分23秒13という最速記録を樹立しました。

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男子シングル・女子シングルの結果と選手の声

男子シングルでは、昨年の優勝者である田中聖土(たなか まさと)さんが3分36秒でゴールし、見事5連覇を達成しました。女子シングルでも、布施愛里(ふせ あいり)さんが5分11秒というタイムで2連覇を果たし、両者の快挙が話題となりました。

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男子シングルのレース展開

田中聖土さんは、予選を2位で通過し、決勝ではスタート合図とともに30名の選手が一斉に飛び出しました。序盤は団子状態でしたが、中盤から田中さんがペースを上げ、独走状態に突入。残り100メートルでは、圧倒的なリードを保ちながらフィニッシュラインを駆け抜けました。

田中さんは「これ以上ない達成感で終わることができ、本当に嬉しいです。特に今回は決勝で手を使わずに走りきるという目標を達成できたので、充実感は一味違います」とコメントしました。

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女子シングルのレース展開

女子シングルでは、予選を1位通過した韓国出身のHyunji KANGさんが序盤から首位をキープ。しかし、ゴール直前で布施愛里さんが驚異的な追い上げを見せ、最後の急斜面で逆転。布施さんは「今日は予選のタイムが良くなかったので不安でしたが、最後まで諦めずに頑張りました」と振り返りました。

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リレー競技と大会の意義

大会では、男子4×100mリレー、オープン4×100mリレー、学生4×100mリレーの3種目が行われました。特に学生リレーでは、69チームが出場し、「東海fenix」が2分22秒で2連覇を果たしました。

この大会は、単なる競技イベントにとどまらず、参加者が自らの限界に挑戦する場でもあります。参加者たちは、身体的な挑戦を通じて得られる達成感や仲間との絆を深める機会を提供されます。

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大会の意義

「Red Bull 400」は、参加者にとって特別な体験を提供するだけでなく、地域の活性化にも寄与しています。毎年、多くの観客が集まり、参加者と共に熱い応援を送ります。

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大会結果まとめ

種目 順位 選手名 タイム
男子シングル 1位 田中聖土 03:36.28
男子シングル 2位 鈴木嵩一朗 03:53.21
男子シングル 3位 一橋聖也 04:17.56
女子シングル 1位 布施愛里 05:11.22
女子シングル 2位 Hyunji KANG 05:15.51
女子シングル 3位 滝澤空良 05:17.27
男子4×100mリレー 1位 階段スプリンターズ 02:25.19
オープン4×100mリレー 1位 スタイルジム 03:05.45
学生4×100mリレー 1位 東海fenix 02:22.19

以上のように、2025年の「Red Bull 400」は、選手たちの熱い戦いとともに、観客を魅了する素晴らしいイベントとなりました。参加者の努力と情熱が結集したこの大会は、今後も多くの人々にとって特別な体験となることでしょう。

参考リンク: