2025年4月の投資家運用実態調査結果公開、日本株と投資信託が人気
ベストカレンダー編集部
2025年5月18日 18:44
投資家調査結果発表
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2025年4月度の投資家の運用実態に関する調査結果
アドバイザーナビ株式会社(所在地:東京都中央区日本橋、代表取締役:平 行秀)は、2025年4月に実施した投資家の運用実態に関する調査結果を公開しました。この調査は、インターネットを通じて行われ、2025年4月1日から4月8日までの期間にわたり、269人の投資家から回答を得ました。
調査結果によると、日本株や投資信託が人気の投資手法として票を集めており、老後資金や手元のお金を増やす目的で投資を行っていることが明らかになりました。また、複数の証券口座を利用している投資家も一定数存在し、口座選びでは取引手数料や商品ラインナップ、口コミ・評判を重視する傾向が見られました。
投資経験と投資目的
調査では、投資経験の長さや目的についても詳しく分析されています。以下のような結果が得られました。
- 投資経験の長さ
- 1位:3年〜5年未満(24.2%)
- 2位:10年以上(23%)
- 3位:5年〜10年未満(21.9%)
- 投資の目的
- 1位:老後資金を貯めるため(65.4%)
- 2位:手元のお金を増やすため(62.8%)
- 3位:定期的な安定収入を得るため
特に老後資金のための投資が多くの投資家にとって重要な目的であることが分かります。また、手元のお金を増やすという目的も高い支持を得ています。
投資口座の利用状況
次に、投資口座の数や選定基準についてのデータを見ていきます。
- 投資口座の数
- 1位:1つ(45%)
- 2位:2つ(28.3%)
- 3位:3つ(11.9%)
- 実際に取引に利用している口座の数
- 1位:1つ(63.2%)
- 2位:2つ(約20%)
多くの投資家が1つの口座を利用していることが分かりますが、複数の口座を持っている投資家も一定数存在します。口座選びにおいて重視されるポイントは以下の通りです。
- 取引手数料(65.8%)
- 商品ラインナップ(32.7%)
- 口コミ・評判
取引手数料が最も重要視されていることから、投資家はコストを意識していることが伺えます。
金融商品と投資スタイル
調査では、投資している金融商品や投資スタイルについても言及されています。
- 投資している金融商品
- 1位:日本株(62.8%)
- 2位:投資信託(61.3%)
- 3位:米国株(37.9%)
- 投資信託の本数
- 1位:2本(27.9%)
- 2位:1本(26.1%)
- 3位:3〜4本(23%)
- 投資スタイル
- 積立投資(38.7%)
- 併用(33.8%)
- 一括投資(27.5%)
日本株と投資信託の人気が高いことが分かります。また、投資スタイルとしては積立投資が最も多く、長期的な資産形成を目指す投資家が多いことが示されています。
NISA口座の利用状況と資産運用の始め方
NISA口座の利用状況については以下のような結果が得られました。
- つみたて投資枠(新NISA)を使っている(49.1%)
- 成長投資枠(新NISA)を使っている(47.6%)
- つみたてNISAを使っている(39.4%)
NISA口座の利用が進んでいることが分かります。また、資産運用を始めた年齢やきっかけについても興味深い結果が得られています。
- 資産運用を始めた年齢
- 1位:30〜34歳(20.8%)
- 2位:25〜29歳(20.4%)
- 3位:35〜39歳(18.2%)
- 投資を始めたきっかけ
- 手元のお金を増やしたかったから(52.4%)
- NISAを利用するため(46.8%)
- ネット証券なら気軽に始められるから(27.1%)
多くの投資家が30代で資産運用を始めており、手元のお金を増やすことが主な動機となっています。特にNISAの利用が動機となっていることも注目されます。
調査結果のまとめ
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 投資経験 | 3年〜5年未満(24.2%) |
| 投資目的 | 老後資金を貯めるため(65.4%) |
| 投資口座の数 | 1つ(45%) |
| 金融商品 | 日本株(62.8%) |
| NISA利用状況 | つみたて投資枠(49.1%) |
この調査結果から、投資家の運用実態が明らかになり、特に老後資金を貯めるための投資が重要視されていることが分かります。また、取引手数料や商品ラインナップを重視する傾向が強く、投資家は自らの資産運用に対して慎重な姿勢を持っていることが伺えます。今後の資産運用においても、これらの傾向が続くことが予想されます。
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