6月から始まる太宰府の新結婚式プラン「梅結びの茶婚式」とは？

太宰府の新たな結婚式プラン「梅結びの茶婚式」

2025年6月より、バリューマネジメント株式会社が運営する「HOTEL CULTIA 太宰府」にて、新しい結婚式プラン「梅結びの茶婚式」が提供されます。このプランは、太宰府の文化や歴史を生かしながら、地域の課題解決と現代の多様化するニーズに応えることを目指しています。

「梅結びの茶婚式」は、太宰府にゆかりのある「梅結び」をテーマにしています。挙式では、地域の2店舗からの梅昆布茶を酌み交わし、参列者全員には「VMGパスポート」が贈呈されることで、地域の回遊を促進する仕組みが整えられています。

開発背景と結婚式の新しい形

近年、結婚式に対する価値観は大きく変化しています。特に2020年以降、コロナの影響により、アットホームで個別化された結婚式のニーズが高まっています。リクルートブライダル総研による調査では、結婚式での演出に「列席者も参加できるようにすること」が求められる割合が、2015年の30.2%から2024年には40.5%に増加しています。

また、太宰府市は観光客が年間に約700,000人訪れるオーバーツーリズムの地域でありながら、通過型の来訪者が多く、観光客の滞在時間が短いという課題も抱えています。このような背景から、地域課題を解決しつつ、結婚式のニーズに応える新たなプランが必要とされていました。

「梅結びの茶婚式」の特徴

「梅結びの茶婚式」は、福岡・太宰府の名産である「梅」と、日本の伝統的な茶道文化を融合させた新しい婚礼スタイルです。このプランでは、茶道の精神や作法を取り入れた「茶婚式」を参考にしており、新郎新婦と参列者の絆を深めることを重視しています。

挙式の中では、以下のような儀式が行われます：

• 紅差しの儀：母親が娘の最後の身支度を行う儀式で、母の願いを込めて行われます。
• 梅昆布茶を酌み交わす誓い：梅と昆布の持つ縁起物としての意味を活かし、参列者全員で共に誓いを交わします。

これらの儀式を通じて、型にはまらない自由な進行が可能となり、参列者と新郎新婦が一体となった温かい雰囲気を創り出します。

VMGパスポートの役割と地域との結びつき

結婚式の後、新郎新婦と参列者には「VMGパスポート」が贈呈されます。このパスポートには、地域の事業者が厳選した13の店舗が掲載されており、特別価格でのサービスや特典が用意されています。これにより、参列者は太宰府の魅力を実際に体験し、地域との結びつきを深めることができます。

このように、結婚式を通じて地域の関係人口や交流人口を増やすことができるのが「梅結びの茶婚式」の大きな特徴です。新郎新婦と参列者の絆が深まるだけでなく、地域の魅力を体感することで、地域循環型ウエディングの実現を目指しています。

プラン概要と予約情報

「梅結びの茶婚式」の概要は以下の通りです：

このプランは、現代のカップルが求める「自分たちらしい結婚式」を実現するための新しい形を提供しています。

HOTEL CULTIA 太宰府の魅力

「HOTEL CULTIA 太宰府」は、太宰府天満宮の近くに位置する歴史的なホテルです。古くから天満宮に親しまれてきたこの地域の文化を感じながら、快適な滞在を楽しむことができます。特に、歴史的建物を利用した分散型のホテルであり、伝統とモダンが融合した空間である点が魅力です。

また、夜間貸切の正式参拝など、地域と連携した特別な体験も提供されています。訪れる人々は、太宰府の歴史や文化を肌で感じることができ、心に残る滞在となるでしょう。

「梅結びの茶婚式」は、現代の結婚式の形を再定義し、地域の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。結婚式と地域振興を両立させるこのプランは、参加者全員にとって特別な体験となることでしょう。

この記事で紹介した内容を以下の表にまとめます。

このように、太宰府の魅力を存分に活かした「梅結びの茶婚式」は、結婚式の新たなスタイルとして注目されています。