ドリーム・アーツ、5月21日からAI翻訳機能をShopらんに提供開始
ベストカレンダー編集部
2025年5月20日 10:45
AI翻訳提供開始
開催日:5月21日
ドリーム・アーツが新しい「AI翻訳」機能を発表
株式会社ドリーム・アーツ(以下、ドリーム・アーツ)は、2025年5月21日より多店舗オペレーション改革を支援するクラウドサービス「Shopらん(R)」に新オプション「AI翻訳」を提供開始することを発表しました。この新機能は、AIを活用したルビ(ふりがな)生成機能と翻訳機能を搭載し、特に外国人スタッフの活躍を支援することを目的としています。
ドリーム・アーツは東京と広島に本社を置き、代表取締役社長の山本孝昭氏が率いる企業です。これまでに28カ国、約60,000店舗での利用実績を持ち、15年以上にわたり多言語対応を行ってきました。特に日本国内では外国人スタッフの雇用が増加しており、言語の壁を越えたコミュニケーションが求められています。
小売業界におけるグローバル化の課題
日本では人口減少が進む中で、特に小売業や飲食業において外国人スタッフの採用が急増しています。2024年10月時点で、外国人労働者数は約230万人と過去最多を記録しており、特に卸売業や小売業での採用が多く見られます。これに伴い、本部からの指示やエリアマネージャー、店長とのコミュニケーションにおいて言語の障壁が生じており、スムーズな意思疎通が課題となっています。
長期的な事業成長を見据えると、外国人スタッフの育成が不可欠であり、彼らが日本語を学ぶ支援や専門用語の翻訳が重要です。このような背景から、Shopらん(R)は外国人スタッフの活躍を支援するための新オプションを提供することになりました。
「AI翻訳」機能の詳細
新オプション「AI翻訳」には、以下の2つの主要機能が含まれています。
- AIルビ(ふりがな)生成機能
本部からのお知らせ本文に対して、AIが自動でルビを生成します。これにより、難しい漢字でも平仮名のルビがつき、外国語では伝わりづらい細かいニュアンスや概念を明確に伝えることが可能になります。また、翻訳に頼らず日本語を読む習慣をつけることで、外国人スタッフの言語学習にも寄与します。 - AI翻訳機能
本部からのお知らせをAIによって翻訳します。対応言語はベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語を含む14カ国語で、外国人スタッフの母国語で表示されることで、理解しやすい状態が実現されます。
この機能により、外国人スタッフはよりスムーズに業務を行うことができ、店舗オペレーションの質が向上することが期待されています。
サービス提供時期と価格
「AI翻訳」はオープン価格で提供され、2025年5月21日から利用可能になります。利用にはShopらん(R)およびオプションの申し込みが必要です。詳細については、公式サイトを通じてお問い合わせが可能です。
すかいらーくホールディングスのコメント
株式会社すかいらーくホールディングスのマーケティング本部フィールドDXグループリーダーである西田忠之氏は、現在の外国人スタッフの採用状況について言及しました。彼は、外国人スタッフとのコミュニケーションを平仮名で行っていることから、言語の壁を越えた教育が重要であると強調しています。また、Shopらん(R)の新オプション機能は、同社のニーズに合致していると期待を寄せています。
ドリーム・アーツの企業理念と今後の展望
ドリーム・アーツは「協創」を理念に掲げ、顧客の真のソリューションパートナーとして、現場力の強化や企業競争力の向上に寄与するトータルソリューションを提供しています。主なサービスには、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(R)」や、多店舗オペレーション改革を支援する「Shopらん(R)」、ビジネスコックピット「InsuiteX(R)」などがあります。
今後もドリーム・アーツは、顧客のニーズに応じたサービスの提供を続け、業界の発展に寄与していくことが期待されます。
まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | AI翻訳 |
| 提供開始日 | 2025年5月21日 |
| 機能 | 1. AIルビ生成機能 2. AI翻訳機能 |
| 対応言語 | 14カ国語(ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語など) |
| 価格 | オープン価格 |
ドリーム・アーツは、外国人スタッフの活躍を支援し、店舗オペレーションの質向上を目指す新たな取り組みを進めています。この新機能により、店舗でのコミュニケーションが円滑になり、業務の効率化が図られることが期待されます。
参考リンク: