2025年5月29日、種子島で大阪万博と連動したバーチャル授業を開催
ベストカレンダー編集部
2025年5月20日 13:23
バーチャル授業体験
開催日:5月29日
高校生が未来の社会を体験する新しい授業モデル
2025年5月29日(木)、種子島中央高等学校にて、株式会社Village AIとNTT西日本の連携によるバーチャル授業が実施されます。この授業は、大阪・関西万博と連動したものであり、最新技術を活用した探究型の新しい教育モデルとして注目されています。
参加するのは、ミライデザイン科の生徒約30名で、彼らはバーチャル万博プラットフォーム「バーチャル大阪万博」にアクセスし、仮想空間内で万博の理念や出展コンテンツに触れながら、社会課題や未来技術についての理解を深めることができます。この取り組みは、教育のデジタル化を推進し、地方の教育機会の格差を解消することを目指しています。
バーチャル授業の実施概要
今回のバーチャル授業についての詳細は以下の通りです。
- 日時:2025年5月29日(木)
- 実施校:種子島中央高等学校
- 参加対象:ミライデザイン科生徒(1〜2年生) 約30名
- 内容:バーチャル万博体験+探究学習ワーク
この授業では、学生たちはバーチャル万博の体験を通じて、探究学習を行います。特に、仮想空間での体験を通じて、教科書や映像だけでは伝わりにくい新しい表現手法やコミュニケーションの可能性を学ぶことが期待されています。
地域課題への対応と教育の未来
日本全国で進行する過疎化や高齢化は、公共サービスだけでなく、教育機会の格差という形で地方に深刻な影響を及ぼしています。種子島中央高等学校は、こうした地域課題に対応するために、令和5年(2023年)に文部科学省の「新時代に対応した高等学校改革推進事業」の研究指定校に採択されました。
同校は新学科「ミライデザイン科」を設立し、デジタル技術とデザイン思考を学ぶカリキュラムを通じて、社会を変革できる人材を育成することを目指しています。このような取り組みを通じて、地域の持続可能な発展に貢献できるデジタル人材の育成が期待されています。
バーチャル授業の具体的な内容
授業では、大阪・関西万博のバーチャル会場「夢洲」を舞台に、3DCGによる仮想空間とVRゴーグルを使った没入体験が行われます。学生たちは教室にいながら、視覚・聴覚に広がる360度の臨場感あふれる空間を体験し、その圧倒的なスケールと自由度から、仮想世界がもたらす新しい表現手法やコミュニケーションの可能性に触れます。
このような体験を通じて、種子島の人口減少や観光振興、教育機会の拡大といった地域課題をデジタル技術で解決する手段としての学びが進められます。Village AIは、今後も地域教育機関や地元企業と連携し、デジタル人材の育成を通じた地方創生に取り組むことを表明しています。
株式会社Village AIについて
株式会社Village AIは、鹿児島県種子島と東京を拠点に事業を展開するテクノロジースタートアップです。社内には優秀なデータサイエンティストが多数在籍し、データ分析を核とするビジネスを展開しています。
また、地方創生にも注力しており、元日本代表サッカー選手を招いた地域活性化イベントを毎年開催しています。さらに、種子島中央高等学校のミライデザイン科の運営コンソーシアムにも参画し、カリキュラム設計から授業支援までを一貫してサポートしています。
会社概要
| 会社名 | 株式会社Village AI |
|---|---|
| 代表取締役 | 里 洋平 |
| 本社所在地 | 鹿児島県熊毛郡中種子町野間5185-1 |
| 設立 | 2021年8月 |
| 事業内容 | データ分析事業・地方創生事業 |
| 公式URL | https://www.villageai.jp/ |
このように、株式会社Village AIは、デジタル技術を用いたカリキュラムを通じて、種子島の持続可能な発展を支える次世代人材の育成を目指しています。今後の取り組みにも注目が集まります。