アルフレッサ、EV導入で社員の疲労感軽減を実現。働きやすさ向上に成功

EV導入による調査結果

開催期間:4月7日〜4月18日

EV導入による調査結果
アルフレッサは何を導入したの?
アルフレッサは2025年1月に業務用車両として45台の電気自動車(EV)を導入しました。
EV導入でどんな効果があったの?
EV導入により、社員の約85%が疲労感の低下を実感し、働きやすさが向上しました。

EV導入による社員の疲労感軽減と働きやすさの向上

アルフレッサ株式会社は、医薬品の流通を担う社会インフラ企業として、2025年1月に業務用車両として新たに45台の電気自動車(EV)を導入しました。この導入を契機に、日常的にEVを運転するドライバーを対象に「EV運転による疲労感や勤務満足度の変化」に関するアンケート調査を実施しました。本調査は、経営層の脱炭素化推進だけでなく、現場従業員の意見を積極的に取り入れることで、会社全体として環境負荷の低減と働きやすさの両立を目指すものです。

調査は2025年4月7日から4月18日までの期間にオンラインで行われ、41名のEVドライバーが対象となりました。調査項目には運転のしやすさ、疲労感、ストレスレベル、満足度、環境意識の変化などが含まれています。

EV導入で社員の“疲労感”が軽減 ドライバーの約85%が「疲れにくい」と回答し働きやすい環境づくりに貢献 画像 2

調査概要と結果

調査の概要は以下の通りです。

  • 調査対象: EVドライバー41名(配送・営業など業務利用者)
  • 調査期間: 2025年4月7日~2025年4月18日
  • 調査方法: オンラインアンケート
  • 主な調査項目: 運転のしやすさ、疲労感、ストレスレベル、満足度、環境意識の変化など
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主な調査結果

調査結果からは、以下のような評価が得られました。

項目 評価結果(概要) 考察と効果
運転のしやすさ スムーズさ:平均4.61 (5段階評価)
ハンドリング:平均4.34
ブレーキ操作:平均4.20
車内静粛性:平均4.80
高評価により、業務中の運転ストレス軽減に寄与。運転環境が向上し、現場の働きやすさ改善に効果的。
健康・ストレス軽減 約85%が疲労感の低下を実感
約80%が運転後のストレス軽減を報告
身体的負担軽減の満足度:平均3.59
従業員の心身の健康維持・ストレス低減につながり、従業員の定着率向上、労働環境改善が期待される。
環境意識の向上 約7割がEV利用で環境貢献を実感
環境配慮行動への意識向上を示した従業員あり
現場からの環境意識の高まりが、会社全体の脱炭素化目標の達成促進につながる。職場の意識改革の効果が見られる。
改善希望点と課題 航続距離の延長(17名)
充電時間の短縮(9名)
暖房使用時の電池消耗が激しいという指摘あり
インフラ整備や技術改善への投資が必要。今後のEV活用拡大に向けて、利便性向上が課題。
業務継続意向 約8割がEV使用の業務継続を歓迎または条件付き歓迎 現場からの支持が得られており、継続的なEV導入が円滑に進む見通し。
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年齢層と運転経験

ドライバーの年齢層や運転経験についても調査が行われました。具体的な年齢層は以下の通りです:

  • 20代:3名
  • 30代:11名
  • 40代:10名
  • 50代:13名
  • 60代以上:4名

また、EV運転経験については、初めて運転するドライバーが37名、試乗経験があるドライバーが4名で、自家用車がEVであるドライバーはいませんでした。

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ドライバーの声と今後の展望

ドライバーから寄せられた自由意見には、肯定的なコメントが多く見られました。例えば、「音が静かなので、今までより疲れが少ないように感じた」や「運転は非常に快適。加速がスムーズでストレスが少ない」という意見がありました。これにより、EVの静粛性や滑らかな加速が、身体的・精神的な負担を軽減し、より快適な運転環境を実現していることが示唆されました。

一方で、今後の改善課題としては「冬場の暖房使用でバッテリーの減りが早く、走行距離が読めない」といった声もあり、実用性の観点での課題も浮き彫りになりました。

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今後の取り組み

アルフレッサでは、調査結果を基に、経営層と現場が連携し、脱炭素化を進めることが重要であると認識しています。従業員の健康やストレス軽減に寄与するため、現場従業員の声を継続的に反映しながら、持続可能な社会への貢献を進めていく所存です。

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まとめ

アルフレッサ株式会社の調査結果から、EV導入は社員の疲労感を軽減し、働きやすい環境づくりに寄与していることが明らかになりました。以下に、調査結果の要点をまとめます。

調査項目 結果
運転のしやすさ 高評価(平均4.61)
疲労感の低下 約85%が実感
ストレス軽減 約80%が報告
環境意識の向上 約7割が実感
業務継続意向 約8割が歓迎

これらの結果は、今後のEV導入においても重要な指針となるでしょう。アルフレッサは、持続可能な社会の実現に向けて、引き続き取り組んでいく考えです。

参考リンク: