映画業界の最新トレンドを解説する新刊『映画ビジネス』が5月23日発売

映画ビジネスの全貌を解明する新刊『映画ビジネス』が5月23日に発売

株式会社クロスメディア・パブリッシングは、2025年5月23日に新刊『映画ビジネス』を刊行することを発表しました。本書は、映画業界における最新のトレンドや課題、そして未来の展望を深く掘り下げた内容となっています。著者は、映画業界紙で17年間取材を続けてきた和田隆氏です。彼が描く映画業界の現状は、映画ファンや業界関係者にとって必見の情報が満載です。

映画業界の変化とその影響

近年、映画業界は大きな変化を迎えています。特に、ハリウッドを中心とした脚本家や俳優のストライキ、AIを用いた脚本制作の導入、アメリカにおける外国映画の関税問題など、さまざまな要因が影響を与えています。これにより、映画制作現場は再編成を余儀なくされています。

本書では、アカデミー賞受賞作品である『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』の成功を受け、日本映画が国際市場でどのように戦っていくのかについても詳しく解説されています。製作、配給、興行の仕組みを通じて、映画業界の全体像を把握することができます。

日本映画の現状と未来

2024年、日本映画界は歴史的な転換点を迎えました。第96回アカデミー賞では、邦画・アジア映画初の視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』や、長編アニメーション賞を受賞した『君たちはどう生きるか』が話題となりました。しかし、国内の実写映画産業には複雑な構造変化が生じています。

メジャー映画は映画館チェーンと連携し、効率的にヒットを生み出す一方で、ミニシアター系の映画館は次々と閉館し、個性的な中小規模作品の製作・上映機会が減少しています。このような状況は、日本映画の多様性を脅かす要因となっています。

映画好き必見の雑学と裏話

『映画ビジネス』には、映画業界の構造を解き明かすだけでなく、映画にまつわる興味深い雑学も多数収録されています。たとえば、映画館でポップコーンが定番となった理由や、映画祭の意義、現場で人気のお弁当など、映画に関する豆知識が満載です。

また、著者の和田氏は、業界紙記者としての経験を生かし、映画制作現場の裏話も紹介しています。具体的には、最近のハリウッド映画がヒーロー映画ばかりになった理由や、次世代の監督を発掘した「J・MOVIE・WARS」の取り組みなど、普段は語られないディープな情報が詰まっています。

書籍の構成と内容

本書は、以下のような章構成で構成されています。

1. 序章　アメリカを席巻した日本映画業界の現状について考える
2. 第１章　プロデューサー・監督から学ぶ映画製作の世界
3. 第２章　製作方式から学ぶ映画作りの世界
4. 第３章　洋画から学ぶ映画配給の世界
5. 第４章　伝説の宣伝マンから学ぶ映画宣伝の世界
6. 第５章　映画の誕生から学ぶ映画史の世界
7. 第６章　ポップコーンから学ぶ映画館の世界
8. 第７章　Netflixから学ぶ二次使用の世界
9. 第８章　アニメ映画から学ぶ海外展開の世界
10. 第９章　DXから学ぶこれからの映画の世界
11. 終章　夢のある、世界に誇れる映画ビジネスであるために
12. 読者特典　映画を語るならこれを観よ！　必見映画250

この構成により、映画の製作から配給、宣伝、そして歴史まで、多角的に映画業界を理解することができます。

著者紹介と書籍情報

著者の和田隆氏は、映画ジャーナリストとして活躍し、映画業界紙の記者として17年間にわたり取材を行ってきました。彼の経験から生まれる視点は、映画ファンや業界関係者にとって非常に貴重です。

書籍の詳細は以下の通りです。

映画業界の現状や未来について深く知りたい方々に向けて、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。知識を深めることで、映画をより楽しむことができるでしょう。