2025年5月27日発表:アドバンテッジリスクマネジメントが健康年齢少短社を子会社化し新サービス開発へ
ベストカレンダー編集部
2025年5月27日 11:48
健康年齢少短社株式取得
開催日:5月27日
健康年齢少額短期保険株式会社の株式取得について
2025年5月27日、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは、取締役会において健康年齢少額短期保険株式会社(以下、「健康年齢少短社」といいます)の全株式を取得し、子会社化することを決議しました。この決議は、関係当局の承認を前提としており、株主との間で株式譲渡契約も締結されています。
株式取得の目的
アドバンテッジリスクマネジメントグループは、「人々が『安心して働ける環境』と企業の『活力ある個と組織』を共に創る」という企業理念のもと、様々な事業に取り組んでいます。具体的には、メンタル不調の予防や不調者対応、エンゲージメント向上、人材採用・育成支援などを含む「メンタリティマネジメント事業」、病気やケガで長期間働けなくなった方を経済的に支援する「就業障がい者支援事業」、企業のリスクに対する保障を提案する「リスクファイナンシング事業」があります。
その一方で、健康年齢少短社は2016年6月から営業を開始し、日本初の「健康年齢連動型医療保険」を発売しました。また、2017年9月には、終活に関心の高い世代向けに「やさしい終活保険」を低価格で提供しています。これらの保険商品は、健康の維持や向上を金銭面でサポートするものであり、アドバンテッジリスクマネジメントの既存事業との親和性が高いとされています。
期待されるシナジー効果
アドバンテッジリスクマネジメントと健康年齢少短社との間には、以下のような主なシナジー効果が期待されています。
- 販売強化: 健康年齢少短社の個人向け販路に加え、アドバンテッジリスクマネジメントの企業職域への販路を拡張することで、販売力を強化します。
- コスト効率の強化: 企業職域・制度型保険のデジタル募集や保険関連業務の効率化支援システムを活用し、コスト競争力のある商品戦略をサポートします。
- 魅力度向上: アドバンテッジリスクマネジメントが提供する健康サービスを健康年齢少短社の商品に付帯させることで、商品の魅力を向上させることを目指します。
このように、両社の協力により、企業とその従業員の「新たなウェルビーイング」を支えるユニークな商品やサービスの開発が進められる予定です。
今後の新商品・サービス開発
今後、アドバンテッジリスクマネジメントは、健康年齢少短社の独自の開発力を活かし、以下のような新商品・サービスの開発を目指しています。
- 中小企業向けメンタル課題解決支援: 従業員50名未満の事業所におけるストレスチェック義務化を受けて、中小企業のメンタル課題に応えるユニークな保険商品・サービスを開発します。
- 働く人のウェルビーイングへの貢献: ハラスメントへの対応や身体の病気予防に向けた保険と支援サービスをバンドルした商品を開発します。
- EBマーケットでの新商品展開: デジタルプラットフォーム「EB(福利厚生)支援システム」を活用し、企業・団体向けの新商品やサービスの開発を進めます。
健康年齢少短社の概要
健康年齢少短社の詳細は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 健康年齢少額短期保険株式会社 |
| 所在地 | 東京都港区西新橋3丁目23番6号 |
| 代表者 | 代表取締役社長 大橋 宏次 |
| 事業内容 | 少額短期保険業 |
| 資本金 | 171百万円 |
| 設立年月日 | 2014年11月19日 |
| 大株主及び持株比率 | 松島 陽介(73.3%)、大橋 宏次(25.6%)、鹿森 毅(1.1%) |
また、上場会社との関係については、資本関係、人的関係、取引関係ともに該当事項はありません。
株式取得の詳細
今回の株式取得に関する詳細は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 異動前の所有株式数 | 0株(議決権の数:0個、議決権所有割合:0%) |
| 取得株式数 | 34,400株(議決権の数:34,400個、議決権所有割合:100%) |
| 取得価額 | 非開示(相手先の意向により) |
| 異動後の所有株式数 | 34,400株(議決権の数:34,400個、議決権所有割合:100%) |
取得価額は、対象会社の過去の実績や財政状態、今後の経営計画を基に相手先と交渉し決定されたものです。
今後の見通し
健康年齢少短社は、関係当局の承認後にアドバンテッジリスクマネジメントの連結子会社となる予定です。今回の株式取得が当社の当事業年度連結業績に与える影響は軽微であると見込まれていますが、中長期的には業績向上に寄与するものと考えられています。
以上の情報をまとめると、アドバンテッジリスクマネジメントは、健康年齢少短社の株式を取得し、子会社化することで、両社のシナジーを生かした新たな商品やサービスの開発を進めることを目指しています。これにより、企業の福利厚生やメンタルヘルスの向上に貢献することが期待されています。