2025年5月27日発表:New Innovationsが資金調達完了と全自動調理ロボットなど新製品ラインナップを公開

資金調達と新製品発表

開催日:5月27日

資金調達と新製品発表
New Innovationsってどんな会社?
New InnovationsはAIやロボティクスを活用し、飲食・小売・宿泊業の自動化・省人化を推進するOMO事業を展開する次世代メーカーです。
新しく発表されたプロダクトには何があるの?
全自動調理ロボット『Burger Cooker』や注文KIOSK端末と調理指示システムを統合した『Store Meister』など、飲食・小売・宿泊業向けの自動化製品が発表されました。

株式会社New InnovationsがシリーズBラウンドの資金調達を実施

2025年5月27日、株式会社New Innovationsは、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営する未来創生3号ファンドをはじめとする10社および経営株主等を引受先とした約11.6億円の第三者割当増資を実施しました。この資金調達により、同社の創業からの累計調達額は68.1億円に達しました。

調達した資金は、OMO事業におけるプロダクトの量産・販路拡大、ソリューション提供に必要な組織強化に投資される予定です。これにより、顧客の課題解決に向けた「次世代メーカー」としての役割を果たすことを目指しています。

New Innovations 、シリーズBラウンドの資金調達を経て累計調達額は68.1億円に。新たな全自動調理ロボを発表。 画像 2

新たなプロダクトラインナップの発表

New Innovationsは、今回の資金調達に合わせて、飲食・小売・宿泊の3領域における自動化・省人化を目指した新たなプロダクトラインナップを発表しました。特に注目されるのは、ハンバーガーの全自動調理ロボット「Burger Cooker」と店舗向け注文KIOSK端末・調理指示システムの統合ソリューション「Store Meister」です。

「Burger Cooker」は、調理過程を自動化することで人件費や教育コストを削減し、高品質なハンバーガーを提供します。最大60食分の材料を保管できる省スペース設計が特徴です。一方、「Store Meister」はオーダー管理や顧客管理の効率化を図るためのソリューションで、無人化されたKIOSK端末を通じて注文や決済を行うことができます。

New Innovations 、シリーズBラウンドの資金調達を経て累計調達額は68.1億円に。新たな全自動調理ロボを発表。 画像 3

プロダクトの詳細

  • ハンバーガーの全自動調理ロボット「Burger Cooker」
    調理過程の自動化により、高い生産性と品質を両立。タッチパネル操作やPOSシステムとの連携が可能。
  • 店舗向け注文KIOSK端末・調理指示システム「Store Meister」
    オーダー管理のデジタル化を実現し、顧客の利便性を向上。
  • かき氷の全自動調理ロボット「Kakigori Maker」
    2024年にリリースされ、調理の手間とコストを削減。
  • スマートコーヒースタンド「root C」
    完全無人営業のコーヒースタンドで、商業施設などで運営中。
New Innovations 、シリーズBラウンドの資金調達を経て累計調達額は68.1億円に。新たな全自動調理ロボを発表。 画像 4

次世代メーカーとしての展望

New Innovationsは「人類を前に進め、人々を幸せにする」という理念を掲げ、OMO(Online Merges with Offline)を中心に事業を展開しています。AIやロボティクスを用いた自動化・省人化を通じて、人がより付加価値の高い業務に従事できる社会の実現を目指しています。

同社は、今後も飲食・小売・宿泊の3領域における自動化・省人化に注力し、各業界を牽引する企業との連携を強化していく方針です。これにより、業務効率化や生産性向上、新たなビジネスモデルの創出を図り、企業の売上や利益拡大に寄与することを目指します。

代表のコメント

代表取締役 CEO 兼 CTOの中尾 渓人氏は、「New Innovationsでは、最先端の技術を駆使して数多くの試作品を作成し、法人の課題を解決するソリューションへと進化させてきました。私たちはただのプロダクトメーカーではなく、顧客の課題を技術で解決する次世代メーカーです」と述べています。

また、同社は製造業向けにAIを活用したクラウド図面管理システム「図面バンク」を提供し、業務効率化を図る取り組みも行っています。このシステムは、類似の過去図面を即座に検索可能にし、業務の効率化を実現します。

資金調達の背景と引受先

今回の資金調達は、次世代メーカーとしての成長を支えるための重要なステップです。引受先には、スパークス・アセット・マネジメント株式会社、ニッセイ・キャピタル株式会社、池田泉州キャピタル株式会社などが名を連ねており、各社からの期待が寄せられています。

スパークス・アセット・マネジメントの代表取締役社長である阿部 修平氏は、「New Innovationsは自動化・省人化の実現を目指しており、そのポテンシャルに大いに期待しています」とコメントしています。

採用情報と今後の展開

New Innovationsは、今回の資金調達を踏まえて、事業企画や開発エンジニアなどの人材採用を加速させています。特にOMOソリューションに関するポジションを中心に、幅広い人材を求めています。

今後の事業展開としては、飲食・小売・宿泊業の自動化・省人化に加え、製造業向けのソリューション提供を強化していく方針です。これにより、産業全体の変革をリードする企業としての地位を確立していくことが期待されています。

まとめ

項目 内容
会社名 株式会社New Innovations
資金調達額 68.1億円(累計)
新プロダクト 「Burger Cooker」「Store Meister」「Kakigori Maker」「root C」
理念 人類を前に進め、人々を幸せにする
事業領域 飲食・小売・宿泊業

このように、株式会社New Innovationsは、資金調達を通じて新たなプロダクトを発表し、業界の自動化・省人化を推進することで、顧客の課題解決に取り組んでいます。今後の展開に注目が集まります。

参考リンク: