2025年6月19日開始のradiko新経営体制発表でラジオ業界の未来を切り拓く

radiko新経営体制発表

開催日:6月19日

radiko新経営体制発表
radikoの新しい経営体制って何が変わるの?
2025年6月19日の株主総会を経て、新たな経営体制が正式決定。ラジオ業界の連携強化や難聴取エリア解消、若年層の普及を目指し、経験豊富な役員が就任します。
radikoのサービスってどんな特徴があるの?
スマホやPCで全国のラジオやポッドキャストを聴ける無料サービス。過去7日間の番組を聴けるタイムフリーやエリアフリー機能など多彩な聴取方法を提供しています。

株式会社radikoの新経営体制について

株式会社radiko(代表取締役社長:青木 貴博、所在地:東京都港区)は、2025年5月30日16時00分に新しい経営体制を発表しました。これは、ラジオメディアにおける難聴取エリアの解消やリスナーの拡大、さらには若年層への普及を目指す取り組みの一環です。radikoは2010年12月1日に本配信をスタートし、ラジオ放送のサイマル配信から始まったサービスは、現在では「エリアフリー」、「タイムフリー」、「ラジコポッドキャスト」、「タイムフリー30」といった多様な楽しみ方を提供しています。

これにより、ユーザーの利便性が向上し、場所や時間、デバイスを問わない自由度の高いラジオ体験が実現しています。その結果、月間のユニークユーザー数は約850万人に達し、ラジコプレミアム会員の登録者数も100万人を超え、ラジオ業界にとって必要不可欠な存在へと変貌しつつあります。

新経営体制の背景と目的

radikoは2025年12月1日に創立15周年を迎えます。この成長は、ユーザーや関係者の支えによるものであり、心から感謝の意を表します。しかし、近年のメディアや広告業界は急速に変化しており、様々なサービスの台頭により可処分時間の奪い合いが激化しています。デジタルアド市場の拡大や広告手法の多様化が進む中、radikoが果たす役割はますます重要になっています。

このような市場の変化に迅速に対応し、ラジオ業界全体の発展を推進するために、2025年6月19日に開催予定の定時株主総会を経て、新たな経営体制が正式に決定される予定です。

新役員体制の詳細

新たな経営体制では、以下のような役員が就任します。

役職 氏名 現職
取締役会長 青木 貴博 株式会社radiko代表取締役社長
代表取締役社長 池田 卓生 株式会社TBSラジオ 執行役員
取締役 嶋 裕司 株式会社エフエム東京 執行役員ビジネスソリューション局長
取締役 中村 潤 株式会社ニッポン放送 執行役員 技術局長
取締役 坂谷 温 重任
取締役 岡田 真平 重任
取締役(非常勤) 市村 篤史 株式会社文化放送 メディアビジネス局長
取締役(非常勤) 石田 浩 ラジオNIKKEI 報道・マーケット局長
取締役(非常勤) 大木 秀幸 株式会社InterFM897 代表取締役社長
取締役(非常勤) 節丸 雅矛 株式会社J-WAVE 取締役 ビジネスプロデュース局長
取締役(非常勤) 髙橋 靖史 朝日放送ラジオ株式会社 代表取締役社長
取締役(非常勤) 原 厳一郎 株式会社MBSラジオ 代表取締役社長
取締役(非常勤) 吉野 達也 株式会社ラジオ大阪 代表取締役社長
取締役(非常勤) 岩尾 知明 株式会社FM802 代表取締役専務
取締役(非常勤) 勝田 智之 株式会社エフエム大阪 取締役 東京支社担当
取締役(非常勤) 石渡 弥 株式会社電通 ラジオテレビ局長
取締役(非常勤) 中島 正雄 株式会社電通 ラジオ・オーディオ業務推進1部長
監査役(非常勤) 米田 弘志 株式会社電通 関西ラジオテレビ&コンテンツビジネス局長
監査役(非常勤) 木村 直之 株式会社博報堂テレビラジオビジネス局 ラジオ担当局長

なお、取締役(非常勤)の加藤 哲康氏、田中 博之氏、濵原 晋介氏、小向 国靖氏、星野 剛氏は任期満了により定時株主総会をもって退任します。

代表取締役社長候補者の略歴

新たに代表取締役社長に就任する池田 卓生(いけだ たかお)氏の略歴は以下の通りです。

  • 2001年10月: 株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ入社
  • 2010年7月: 編成局制作センター部次長
  • 2014年4月: 編成局編成部部次長
  • 2016年4月: 編成局制作部部次長
  • 2018年6月: 営業統括局営業推進部長
  • 2019年6月: UXビジネス局アカウントプランニング部長
  • 2021年6月: 経営企画局長
  • 2022年6月: 執行役員・経営企画局長
  • 2023年11月: 執行役員・UXビジネス局長
  • 2024年5月: 執行役員・営業局長
  • 2025年5月: 執行役員

池田氏は、長年にわたりラジオ業界での経験を積んでおり、今後のradikoの発展に寄与することが期待されます。

radikoサービスの概要

radikoは、スマートフォンやパソコンを利用してラジオやポッドキャストを聴取できる無料のサービスです。以下の機能を提供しています。

  • タイムフリー: 過去7日以内に放送されたラジオ番組をさかのぼって聴ける機能(無料)
  • エリアフリー: エリアを越えて全国のラジオ番組を楽しめる機能(月額385円/税込)
  • タイムフリー30: 時間制限なく過去30日以内のラジオ番組が聴ける機能(月額480円/税込)

これにより、ユーザーは自宅や通勤・通学などの移動中に、時間や場所を選ばず手軽に音声コンテンツを楽しむことができます。radikoには、民放ラジオ全99局とNHK(ラジオ第1、NHK-FM)が参加しています。

まとめ

株式会社radikoは、2025年6月19日に新たな経営体制を発表し、ラジオ業界との連携を強化する方針を示しました。新たな役員体制には、業界経験豊富なメンバーが揃い、今後の成長が期待されます。radikoは、ユーザーに多様な音声コンテンツを提供し、広告主に選ばれるデジタルアドプラットフォームとしてさらなる成長を目指しています。

項目 詳細
設立日 2010年12月1日
ユニークユーザー数 約850万人
プレミアム会員数 100万人以上
創立15周年 2025年12月1日
新代表取締役社長 池田 卓生
参加局 民放ラジオ全99局・NHK(ラジオ第1、NHK-FM)

このように、radikoは今後もラジオ業界の発展に寄与しながら、より多くのリスナーに親しまれるサービスを提供していく方針です。

参考リンク: