2025年5月31日リリース、AIエージェントくんが企業のSNS運用を自動化し工数大幅削減へ

SNS運用を革新するAIエージェントの登場

Moji株式会社は、SNS運用を完全に自動化する自立型のAIエージェント「AIエージェントくん」を正式にリリースしました。このサービスは、すでにベータテストにおいて多くの実績を上げており、企業のSNS運用における工数削減に大きく貢献しています。

2025年5月31日に発表されたこのサービスは、SNS運用の効率化を図るために開発されました。特に、企業が直面する課題を解決するための機能が多数搭載されています。

企業が抱えるSNS運用の課題

SNS運用において、多くの企業が直面している課題は以下の通りです。

• アルゴリズム変化への追随
  Xの表示ロジックは月次で更新されるため、運用担当者は通常業務と兼務で最新情報を追い切れないという問題があります。
• 投稿量と分析の両立
  担当者1名あたり平均1日2時間を投稿作成・予約に費やし、効果検証に十分な時間を割けない状況が続いています。
• 人材不足
  専任のSNSマーケターを雇うコストは年間500万円を超え、中小企業では採用が難しいという現実があります。

これらの理由から、多くの企業が「投稿頻度が上がらない」「数字を見ても次の一手が分からない」といった停滞に直面しています。

AIエージェントくんのサービス概要

AIエージェントくんは、SNS運用を自動化するための多様な機能を提供します。

1. 日次頻度・カテゴリのカスタマイズ
   平日8時だけ、特定カテゴリだけなど、投稿の頻度とテーマを自由に設定可能です。これにより、自社の運用ポリシーを崩さずにAIによる自動化が実現します。
2. 内容の要約機能
   ニュースや社内資料、記事URLから要点を140字以内に自動要約し、担当者のライティング負荷を大幅に削減します。
3. AIによる自動投稿
   生成した要約をX（旧Twitter）へ即時または予約投稿が可能で、手動承認フローにも対応しています。不在時間帯でも継続配信を実現します。
4. 投稿分析機能
   インプレッション数、エンゲージメント率、フォロワー増減を日次で可視化し、翌日の改善策を迅速に検討できるため、PDCAサイクルを高速化します。

現時点では、対応プラットフォームはXのみですが、InstagramやTikTokとの連携は開発中です。また、特別に2025年6月まで無料で利用可能で、投稿制限がありますが、利用頻度を上げたい場合はお問い合わせが必要です。

実績とユーザーの声

AIエージェントくんは、2025年Q1に飲食業やEC業界の10社に導入され、以下のような実績を上げています。

さらに、βユーザーの継続率は100％、サービス満足度は4.6/5.0という高評価を得ています。これらの結果は、AIエージェントくんが実際の運用においてどれほどの効果をもたらすかを示しています。

今後の展望と機能追加

Moji株式会社は、AIエージェントくんをさらに進化させるための計画を立てています。今後の展望は以下の通りです。

• マルチプラットフォーム対応（2025 Q4）
  InstagramやTikTokとの連携を追加し、画像や縦型動画素材の自動リサイズに対応する予定です。
• エンゲージメント自動化（2026上期）
  コメント分類と返信案生成を実装し、投稿後5分以内に推奨返信を提示します。
• 高度ダッシュボード（2026上期）
  CPMやCTRなど広告KPIを含む30指標を横断可視化し、改善シナリオをAIが提案します。
• セキュリティ認証取得（2026下期）
  ISO/IEC 27001を取得し、監査ログAPIを公開します。
• オープンAPI（2027初頭）
  CRMやCDPとの連携により、LTV予測値に基づく投稿ABテストを自動実行します。

これにより、企業はより効率的にSNS運用を行うことができるようになります。

まとめ

AIエージェントくんは、SNS運用における多くの課題を解決するために設計された自立型AIエージェントです。以下に、この記事で紹介した内容を簡潔にまとめます。

AIエージェントくんは、企業のSNS運用を効率化し、より効果的なマーケティング戦略を実現するための強力なツールとなるでしょう。詳細は、Moji株式会社の公式サイトや関連リンクを参照することをお勧めします。