2025年6月3日開始「安全・安心な東京」製品開発支援事業、最大1850万円助成金の概要
ベストカレンダー編集部
2025年6月1日 18:06
安全安心製品開発支援
開催期間:6月3日〜7月2日

安全・安心な東京を実現する製品開発支援事業
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、東京都内の中小企業を対象に「令和7年度 安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業」を実施します。申請受付は2025年6月3日(火)から7月2日(水)17時まで行われます。この事業は、自然災害やサイバー攻撃、無差別犯罪など多様な危機に対処するために、優れた危機管理製品の開発や普及を支援することを目的としています。
本事業のポイントとしては、以下の点が挙げられます。
- 多様な事業を支援
- 最大1850万円の助成金
- 事業終了後のサポート
このように、安全・安心をテーマにした製品開発を通じて、東京の産業活性化を図ることを目指しています。

助成金の詳細と申請対象分野
本助成事業では、最大1850万円の助成金が提供され、直接人件費や開発・普及にかかる幅広い経費が助成対象となります。具体的には、以下のような分野での申請が可能です。
- 防災・減災
- 地震や津波、火災対策、避難・救助、災害対策ロボットなど
- 事業リスク対策
- BCP・BCM策定運用や環境リスク対策など
- 感染症対策
- 飛沫感染予防や非接触技術など
- セキュリティ
- 監視システムや情報セキュリティ対策など
- 子供の安全対策
- 窒息・誤飲対策や水回りの事故対策など
これらの分野において、複数のテーマが該当する場合も申請可能です。特に、製品の開発・改良と普及促進の2つのフェーズから成り立っており、それぞれに応じた助成内容が設けられています。

助成内容の詳細
助成事業は、以下の2つのフェーズから構成されています。
- 開発・改良フェーズ(必須)
助成対象期間:令和7年11月1日から最長令和9年7月31日(1年9か月以内)
助成限度額:1,500万円(助成率2/3以内)
助成対象経費:原材料・副資材費、機械装置・工具器具費、委託費、直接人件費など - 普及促進フェーズ(任意)
助成対象期間:開発・改良フェーズの完了検査日の翌日から1年以内、または令和10年7月31日のうち早い日
助成限度額:350万円(助成率1/2以内)
助成対象経費:展示会出展費や広告費など
特に、普及促進フェーズでは、先導的ユーザーへの導入費用助成や展示会出展・広告費助成が行われます。先導的ユーザーとは、開発・改良フェーズで実用化した製品を導入することで、評価や信頼性の向上につながるユーザーを指します。

申請方法とセミナー情報
申請を行うには、まず「G ビズ ID プライム」アカウントの発行が必要です。国の審査により発行まで時間がかかるため、余裕を持って準備することが推奨されます。また、申請の流れや電子申請の手順については、東京都中小企業振興公社の公式ウェブサイトに詳細が掲載されています。
さらに、支援対象分野別に業界動向や開発・改良のヒントを提供する普及啓発セミナーが開催されます。第3回普及啓発セミナーは、2025年6月5日(木)13:30から16:00まで行われ、参加申し込みは公社のHPから可能です。申込期限は6月4日(水)12時までです。
専門家派遣の取り組み
個別課題の解決を支援するために、専門家を派遣する取り組みも行われています。先着20社を対象に、1社あたり8回まで無料で支援が受けられます。専門家派遣の詳細については、公社の公式ウェブサイトで確認できます。
まとめ
東京都中小企業振興公社が実施する「令和7年度 安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業」は、東京都内の中小企業にとって大変重要な支援施策です。最大1850万円の助成金を受けることができ、製品の開発から普及までを一貫して支援する内容が特徴です。助成金の申請対象分野は多岐にわたり、防災やセキュリティに関する製品開発が期待されています。
以下に、本事業に関する情報をまとめた表を示します。
項目 | 内容 |
---|---|
助成金の最大額 | 1,850万円 |
申請受付期間 | 2025年6月3日~7月2日 17時 |
対象者 | 東京都内に登記簿上の本店または支店を有し、1年以上事業活動を行っている中小企業者 |
セミナー日程 | 2025年6月5日 13:30~16:00 |
専門家派遣 | 先着20社、1社あたり8回まで無料 |
この事業を通じて、東京都内の中小企業が安全・安心な製品を開発し、地域社会の安全を高めることが期待されています。詳細については、公式ウェブサイトを参照することをお勧めします。
参考リンク: