2025年6月2日発売の新ミスト冷房装置「インサートヘッダー」、意匠性と機能性を両立した革新的デザイン

新開発のミスト冷房装置「インサートヘッダー」の販売開始

株式会社いけうち（霧のいけうち、本社：大阪府大阪市西区）は、公共空間や商業施設に調和する新デザインのミスト装置『インサートヘッダー』を開発し、令和7年6月2日より販売を開始しました。この新製品は、従来のミスト装置の課題を克服し、より美観を重視した設計が特徴です。

『インサートヘッダー（Insert HEADER）』は、従来のミスト装置に見られるノズル部の突出を排除し、配管内に埋没させることでフラットな形状を実現しました。このデザインにより、建物や空間、内装との調和が図られ、意匠性が高められています。

『インサートヘッダー』の特徴と性能

本装置には、平均粒子径10～30µmの霧（セミドライフォグ）を噴霧するノズルが搭載されています。霧粒子が微細なため、濡れにくく、また密度の高い噴霧が可能です。この特性により、視覚的にも優れた演出効果を発揮します。

従来のミスト装置では、ノズル部が配管から突出する構造が一般的であり、装置自身が存在感を持ちすぎることが課題とされていました。しかし、『インサートヘッダー』はノズル部を見せない構造により、空間内で異物として認識されることなく設置できるため、意匠性が求められる空間でもスムーズに導入可能です。

従来の装置との比較

開発背景と用途

従来、霧を発生させるノズルや配管は意匠性を求められないものでしたが、近年ではミストが一般的なものとなり、冷房効果や視覚効果だけでなくデザイン性も求められるようになってきています。

特に商業施設や公共空間では、「景観に馴染む形でミストを使いたい」という声が多く寄せられるようになりました。『インサートヘッダー』は、こうしたニーズに応える形で開発され、快適性と美観を兼ね備えた新たな霧の形を提案します。

仕様とカスタマイズ

『インサートヘッダー』の標準仕様は、長さ500mmおよび1,000mmの2種類です。さらに、ヘッダーの長さやノズル数、噴霧方向、ヘッダー形状などのカスタマイズにも対応可能です。

また、別途オプションとして塗装仕上げやバフ研磨などの表面処理も承っており、顧客の要望に応じた多様なニーズに応えることができます。

システム構成と導入サポート

本製品は、周辺機器と組み合わせたミストシステムとして提供されています。ポンプユニットや制御ユニットなどの構成設計から、ヒアリング、現地確認、施工支援まで、導入プロセス全体を一貫してサポートいたします。

製品に関する質問や相談、お見積りなどについては、公式サイトからお気軽にお問い合わせいただけます。

関連リンク

• 景観演出『雲海システム』
• 大空間ミスト冷房システム『涼霧システム』

株式会社いけうちの概要

株式会社いけうちは、広島県呉市で世界初となる精度保証付きセラミックノズルの製造販売メーカーとして創業しました。以来、霧を工業製品として利用できるように分級し、世界で最も細かな霧が出せるノズル（ドライフォグノズル）の開発や、霧を用いた様々なアプリケーション事業を展開してきました。

当社は、常に「霧」を中心にその発生方法と活用方法を開発し続け、社会に提供することで、豊かで潤いのある社会形成に貢献しています。所在地は大阪府大阪市西区阿波座1-15-15第一協業ビルで、代表者は岩村高治です。事業内容としては、産業用スプレーノズル、工業用加湿器ならびに応用機器・システムの製造販売および輸出入を行っています。

まとめ

新開発のミスト冷房装置『インサートヘッダー』は、意匠性と機能性を兼ね備えた革新的な製品です。従来のミスト装置の課題を克服し、公共空間や商業施設に調和するデザインが魅力です。標準仕様の他、カスタマイズや導入サポートも充実しており、様々なニーズに対応できる点が特徴です。

以上の情報をもとに、ミスト冷房装置『インサートヘッダー』の特性や導入メリットを理解し、効果的な利用を検討することができるでしょう。