2025年5月27日開催「ジョブズ」イベントで就活早期化の課題と価値を採用責任者が議論

就活の早期化に関する議論が展開された「ジョブズ」イベント

2025年6月2日、good luck株式会社（本社：東京都渋谷区、代表：高村一光）は、新卒採用における「ポジション確約採用」を提案し、採用責任者たちが集うクローズドコミュニティ「ジョブズ」のイベントを5月27日に開催しました。このイベントでは、現在の就活環境の変化に伴う課題について議論が行われました。

特に注目されたのは、27卒の学生が3年生の4月から就活準備を始めるという早期化の現象です。この早期化が学生や企業にどのような影響を与えるのか、参加者たちは真剣に意見を交わしました。

議論の主な内容

イベントでは、以下の3つの主要なテーマが議論されました。

1. 早く動くことの価値
2. 早期化による学生と企業の関係性の変化
3. キャリア教育の重要性

1. 早く動くことの価値

参加者たちは、学生が早く就活を始めることによる様々な利点を挙げました。具体的には以下の点が挙げられました。

• 学生のキャリア意識の向上
• 長期インターンシップを通じた成長環境の提供
• 早期の意思決定による新卒1年目からのロケットスタート

一方で、早期化には課題も存在します。特に、キャリア意識の向上が学業の疎かさを招く可能性や、売り手市場において学生をお客様扱いする傾向が懸念されました。また、学生の意志を尊重し、個々に合わせた対応が必要であるとの意見も出ました。

2. 学生と企業の関係性の変化

早期化が進む中で、企業側には学生一人ひとりへの対応が求められています。具体的には、内定承諾後も継続的な関係を維持することや、一括採用ではなく本質的な目的を考えた採用が必要です。これにより、学生との信頼関係を築くことができると考えられています。

また、キャリア教育が重要視され、大学教育においてもキャリア形成に関する授業を組み込む必要があるという意見がありました。大学の存在意義についても再考する機会となりました。

3. 永島さんのコメント

トイトイ合同会社の永島様は、インターンの目的や大学の役割についての本質的な問いを考える機会になったと述べました。企業は、どのような人材を求め、何を見せて入社してもらいたいのかを真剣に考える必要があるとのことです。

主催者の高村代表のコメント

good luck株式会社の高村代表は、今回のイベントが非常に有意義であったと強調しました。就活の早期化という課題について、第一線で活躍する採用責任者たちと直接議論できたことは、現場の生の声を聞く貴重な機会となり、実際の採用活動における課題や悩みを共有できたことが重要であったと述べました。

また、議論を重ねる中で新たな問いや課題が浮かび上がり、新卒採用という構造自体にはまだ議論の余地があるとの確信を得たと語りました。社会情勢や学生の価値観、企業のニーズが複雑に絡み合う新卒採用・就活の領域で、参加者たちと共に新たな気づきを得ることができたことは、今後の採用活動においても大いに役立つと考えています。

イベント開催概要

今回の「ジョブズ」イベントは、以下のように開催されました。

次回イベントの告知

次回の「ジョブズ」イベントは、6月24日（火）に開催されます。メインテーマは「これからの時代にあるべき就活の基準とは？」で、以下のサブテーマが予定されています。

• 学歴フィルターは今後も残り続けるか？
• 学歴に代わる評価軸は、本当に機能しうるのか？
• 学歴以外のどんな基準が必要か？

参加希望の方は、以下のリンクからお申し込みいただけます。

参加申し込みリンク

good luck株式会社の概要

good luck株式会社は、「誰もが望むキャリアを実現できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、日本の新卒採用・就活にイノベーションを起こすことを目指すHR企業です。主な事業内容には、職歴のある学生向けのポジション確約求人マッチングプラットフォーム「仕事塾」や、現役大学生による採用活動支援「学生人事」、学生向けWEBメディア「Work Rise」があります。

会社概要は以下の通りです。

このように、good luck株式会社は新卒採用における新たな取り組みを通じて、より良い採用環境の構築に貢献していくことを目指しています。今後も「ジョブズ」を通じた議論が、学生と企業の双方にとって有意義な結果を生むことが期待されます。