2025年6月2日発表:TCB田村医師らが糸による隆鼻術の挿入法別効果を初の定量的検証

糸隆鼻術挿入法研究発表

開催日:6月2日

糸隆鼻術挿入法研究発表
糸による隆鼻術ってどんな効果があるの?
糸による隆鼻術は低侵襲でダウンタイムが短く、鼻の形を整える効果があります。挿入方法によって効果に差が出るため、適切な方法選択が重要です。
挿入方法の違いで具体的に何が変わるの?
鼻中隔のみ挿入と鼻中隔+鼻背部挿入で隆鼻効果が異なり、患者の希望に応じた手術方法の選択が可能になることが研究で定量的に示されました。

TCB田村貴彦医師の新たな研究成果

2025年6月2日、TCB東京中央美容外科の田村貴彦医師をはじめとする研究チームが、糸による隆鼻術に関する新たな研究成果を発表しました。この研究は、国際医療ジャーナル「Plastic and Reconstructive Surgery-Global Open」に掲載され、糸の挿入方法による隆鼻効果の差異を定量的に検証したものです。

この研究の重要性は、糸を用いた隆鼻術が低侵襲であるにもかかわらず、挿入方法によって結果に差が出る可能性があることを示唆している点にあります。患者の満足度を高め、より適切な手術方法の選択に寄与することが期待されています。

TCB田村貴彦医師らの論文が国際医療ジャーナル「Plastic and Reconstructive Surgery-Global Open」に掲載。糸による隆鼻術での挿入法別隆鼻効果を定量的に検証。 画像 2

論文の概要

論文のタイトルは「Thread Rhinoplasty With Different Methods of Barbed Thread Implantation」であり、以下のような内容が含まれています。

  • 著者: 田村 貴彦 MD, PhD; 附井 吉昌 MD; 田村 太一 MD; 伏 高志 MD; 冨田 美久 MD; 奥村 幸樹 MD; 寺西 宏王 MD
  • 掲載誌: Plastic & Reconstructive Surgery-Global Open
  • 掲載日: 2025年5月
  • 論文URL: こちらをクリック
TCB田村貴彦医師らの論文が国際医療ジャーナル「Plastic and Reconstructive Surgery-Global Open」に掲載。糸による隆鼻術での挿入法別隆鼻効果を定量的に検証。 画像 3

背景と研究目的

糸を用いた隆鼻術は、ダウンタイムが短く、患者の満足度が高い施術として知られています。しかし、これまでの研究では、糸の挿入方法によって仕上がりに差が生じることは指摘されていましたが、その違いを定量的に評価した研究はありませんでした。そこで、本研究では3次元画像解析装置を用いて、挿入方法の違いによる隆鼻効果の差異を検証することを目的としました。

TCB田村貴彦医師らの論文が国際医療ジャーナル「Plastic and Reconstructive Surgery-Global Open」に掲載。糸による隆鼻術での挿入法別隆鼻効果を定量的に検証。 画像 4

研究方法

研究は2024年2月から5月にかけて行われ、糸による隆鼻術を受けた6名の患者を対象にしました。患者は、糸の挿入部位に応じて以下の2群に分けられました。

  • Group S: 鼻中隔のみ挿入群
  • Group SD: 鼻中隔および鼻背部挿入群
TCB田村貴彦医師らの論文が国際医療ジャーナル「Plastic and Reconstructive Surgery-Global Open」に掲載。糸による隆鼻術での挿入法別隆鼻効果を定量的に検証。 画像 5

研究結果

研究の結果、糸の挿入方法の違いによって、隆鼻効果に明確な差が生じることが確認されました。これにより、患者の希望に応じた適切な手術方法の選択が可能になることが示唆されています。

具体的な成果と今後の展望

本研究の成果は、今後の美容外科における糸による隆鼻術の施術方法に新たな視点を提供するものです。患者の希望や状態に応じた手術方法の選択が、より一層重要になることが予想されます。

田村医師は、今後もこの分野における研究を続け、患者にとってより良い結果をもたらすための努力を惜しまないと述べています。

TCBの学術研究活動

TCB東京中央美容外科は、これまでも数多くの学術研究を行ってきました。以下は、最近の研究活動の一部です。

  1. 2025年6月: 「Serious Complications of Hyaluronic Acid Fillers-A Retrospective Study of 290,307 Cases」
  2. 2025年2月: 「Demographic Data of Orbital Fat Removal for Dark Circles Under Eyes in Nationwide Cosmetic Surgery Group」
  3. 2024年12月: 「経皮的埋没式重瞼術と経結膜的埋没式重瞼術における術後合併症の検討」
  4. 2024年12月: 「Efficacy of Fibrin Sealant in Submental Liposuction:A Prospective Randomized Study」
  5. 2024年1月: 「Investigation of Patients’ Motivation for Cosmetic Surgery in a Nationwide Cosmetic Surgery Group」
  6. 2023年10月: 「Recent Status of Procedures in a Single Nationwide Cosmetic Surgery Group」

TCB東京中央美容外科の概要

TCB東京中央美容外科は、日本全国に105院を展開する美容クリニックグループです。身体への負担の少ないプチ整形をはじめとしたさまざまなメニューを取り揃え、患者の「キレイを幸せに」を実現することを目指しています。

クリニックの詳細は以下の通りです。

項目 内容
クリニック名 TCB東京中央美容外科
理事長 寺西 宏王
クリニック数 105院(2025年6月時点)
診療時間 9:00~19:00(9:00~10:00はカウンセリングのみ・一部の院では診療時間が異なります)
休診日 院により異なります
オフィシャルサイト こちらをクリック

TCBは、徹底したカウンセリングとシミュレーションにより、患者の「理想」を追求し続けています。今回の研究成果を通じて、さらなる患者満足度の向上を目指すTCBの取り組みは、今後も注目されることでしょう。

参考リンク: