2025年6月27日発売、世界5冠受賞の話題作『ジェイムズ』が日本に登場 アメリカ文学の古典を新視点で再解釈

翻訳小説『ジェイムズ』発売

開催日:6月27日

翻訳小説『ジェイムズ』発売
『ジェイムズ』ってどんな小説なの?
『ジェイムズ』はアメリカ文学の古典『ハックルベリー・フィン』を黒人奴隷の視点から再解釈し、ブラックユーモアと皮肉を交えて人間の尊厳と自由の闘いを描いた話題作です。
なぜ『ジェイムズ』は注目されているの?
本作はピュリツァー賞など世界の主要文学賞を5冠達成し、多数の著名作家やメディアから絶賛されているほか、映画化も決定しており、文学界で大きな話題となっています。

世界の名だたる文学賞を総なめにした翻訳小説『ジェイムズ』が日本上陸

2025年6月27日、株式会社河出書房新社より、アメリカ人作家パーシヴァル・エヴェレット著、木原善彦訳による小説『ジェイムズ』が刊行されることが発表されました。本作は、ピュリツァー賞、全米図書賞、英国図書賞など、名だたる賞を受賞し、各紙誌で年間最優秀図書に選出されるなど、驚異の5冠を達成した話題作です。

『ジェイムズ』は、アメリカ文学の古典『ハックルベリー・フィン』を過激な笑いと皮肉で覆す作品であり、特に西加奈子氏、星野智幸氏、三宅香帆氏から絶賛の声が寄せられています。エルナン・ディアズは「容赦なくも慈悲深く、美しくも残酷で、悲劇であり茶番劇」と表現し、アン・パチェットは「恐ろしくも抱腹絶倒、そして深く胸を打つ」と称賛しています。ワシントン・ポスト紙は「衝撃的で爽快な結末」と評価し、ニューヨーク・タイムズ紙は「この本は読者の心をまっすぐに撃ち抜く」と述べています。

【世界の名だたる文学賞総なめの快挙! 前代未聞の最注目翻訳小説が日本上陸!】ピュリツァー賞、全米図書賞、英国図書賞など驚異の5冠受賞、各紙誌で年間最優秀図書最多選出の『ジェイムズ』、6月27日発売。 画像 2

『ジェイムズ』の内容とテーマ

本作は、少年ハックと逃亡する黒人奴隷ジェイムズの地獄の旅路を描いています。『ハックルベリー・フィン』の物語を黒人奴隷ジムの視点から語り、ブラックユーモアを交えた残酷な逃避行を描くことで、人間の尊厳と自由を守るための闘いについて深く問いかけます。エヴェレットは、アメリカ文学の古典を新たな視点で再解釈し、読者に新たな気づきを与える作品を創り出しました。

『ジェイムズ』は、2024年のアメリカ文学界で最大の話題書とされ、日本でも翻訳文学における重要な作品となることが期待されています。翻訳を手掛けるのは、日本翻訳大賞を受賞した名訳者・木原善彦氏です。彼の翻訳によって、エヴェレットの独特な文体が日本語でどのように表現されるのか、注目が集まります。

【世界の名だたる文学賞総なめの快挙! 前代未聞の最注目翻訳小説が日本上陸!】ピュリツァー賞、全米図書賞、英国図書賞など驚異の5冠受賞、各紙誌で年間最優秀図書最多選出の『ジェイムズ』、6月27日発売。 画像 3

受賞歴と評価

『ジェイムズ』は、数々の受賞歴を誇ります。以下にその主な受賞歴を示します。

賞名 部門
ピュリツァー賞 フィクション部門
全米図書賞 フィクション部門
英国図書賞 フィクション部門
カーネギー賞 フィクション部門
カーカス賞 フィクション部門

さらに、ブッカー賞や全米批評家協会賞、PEN/フォークナー賞の最終候補にも選出されています。また、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー第1位に輝き、オバマ元大統領の2024年サマー・リーディング・リストにも選ばれました。これらの実績は、本作がいかに多くの読者に支持されているかを物語っています。

【世界の名だたる文学賞総なめの快挙! 前代未聞の最注目翻訳小説が日本上陸!】ピュリツァー賞、全米図書賞、英国図書賞など驚異の5冠受賞、各紙誌で年間最優秀図書最多選出の『ジェイムズ』、6月27日発売。 画像 4

著者と訳者のプロフィール

著者のパーシヴァル・エヴェレットは、1956年生まれのアフリカ系アメリカ人作家で、南カリフォルニア大学の卓越教授です。彼の作品は常に高評価を得ており、過去には『Dr. No』がPEN/ジーン・スタイン図書賞を受賞し、全米批評家協会賞の最終候補にも選ばれました。また、『Erasure』を原作とした映画『アメリカン・フィクション』は、アカデミー賞の脚色賞を受賞しています。

訳者の木原善彦氏は、1967年生まれで、京都大学文学部を卒業後、同大学院で博士号を取得しました。現在は大阪大学大学院人文学研究科の教授として活躍しており、数々の翻訳作品を手掛けています。彼の訳書には、ウィリアム・ギャディスの『JR』やリチャード・パワーズの『オーバーストーリー』、アリ・スミスの『両方になる』などがあります。

【世界の名だたる文学賞総なめの快挙! 前代未聞の最注目翻訳小説が日本上陸!】ピュリツァー賞、全米図書賞、英国図書賞など驚異の5冠受賞、各紙誌で年間最優秀図書最多選出の『ジェイムズ』、6月27日発売。 画像 5

書誌情報と発売予定

『ジェイムズ』は以下の書誌情報で刊行されます。

  • 書名:ジェイムズ
  • 著者:パーシヴァル・エヴェレット
  • 訳者:木原善彦
  • 仕様:46判/上製/416ページ
  • 初版発売日:2025年6月27日(電子書籍も同時発売予定)
  • 定価:2750円(本体2500円)
  • ISBN:978-4-309-20928-9
  • 関連リンク:河出書房新社

『ジェイムズ』は、アメリカ文学の古典を新たに再解釈した作品として、今後の文学界において重要な位置を占めることが期待されています。多くの文学賞を受賞し、様々なメディアで高く評価されている本作は、読者に新たな視点を提供することでしょう。

まとめ

この記事では、パーシヴァル・エヴェレット著の小説『ジェイムズ』について、その内容、受賞歴、著者・訳者のプロフィール、書誌情報を紹介しました。本作は、アメリカ文学の古典『ハックルベリー・フィン』を新たな視点で再解釈し、多くの文学賞を受賞した注目の作品です。日本での発売も間近に迫っており、多くの読者からの関心が寄せられています。

項目 詳細
著者 パーシヴァル・エヴェレット
訳者 木原善彦
発売日 2025年6月27日
定価 2750円(本体2500円)
受賞歴 ピュリツァー賞、全米図書賞、英国図書賞など

このように、『ジェイムズ』は多くの文学賞を受賞し、高い評価を受けている作品です。翻訳文学における重要な事件となることが期待されており、文学ファンにとって見逃せない一冊となるでしょう。

参考リンク: