2025年6月5日発表の調査で判明、SNSは日常の検索エンジンとして情報収集に欠かせない存在に

SNS利用調査発表

開催日:6月5日

SNS利用調査発表
SNSって検索エンジンみたいに使えるの?
調査によると、多くの人がSNSを情報収集や商品調査に利用しており、特にYouTubeが最も頻繁に使われています。SNSは日常の検索エンジンとしての役割を果たしています。
SNSで見た商品ってすぐ買う人は多いの?
SNSで見かけた商品を即購入する人は全体の約1割程度で、多くはGoogle検索やSNS内検索でさらに調べてから購入を検討しています。

調査レポート:SNSは“日常の検索エンジン”

2025年6月5日、hotice株式会社が実施した全国188名を対象にした「SNSの利用状況」に関するインターネット調査の結果が発表されました。この調査は、SNSが日常生活にどのように影響を与えているのか、特に検索や購買行動に関する実態を明らかにすることを目的としています。

調査結果は、hotice公式ブログにて詳細が公開されており、生活者にとってSNSがどのような情報チャネルとして機能しているかを定量的に把握することが可能です。調査の背景や目的、結果について詳しく見ていきます。

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調査背景と目的

SNSはもはや単なる「暇つぶし」や「つながりのためのツール」ではなく、検索や購買行動において重要な情報接点となっています。このような状況を踏まえ、企業がSNS上での戦略を設計する際には、ユーザーがどのようにSNSを利用し、どの情報源を信頼しているのかを理解することが不可欠です。

本調査は、SNSの利用習慣や行動時間、関心ジャンル、投稿を見た後のユーザー行動を体系的に把握し、今後のマーケティング活動に役立つ基礎インサイトを提供することを目的としています。

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調査概要

本調査は、hotice株式会社が主体となり、合同会社RASA JAPANの協力のもと、2025年5月に実施されました。調査対象は全国の10代から50代以上のSNS利用者で、有効回答数は188名です。性別、年代、利用プラットフォーム、行動動機など、多角的な設問設計により、生活者のSNS接触実態を網羅的に捉えました。

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主な調査結果

調査結果によると、SNSに関する利用状況は以下のようになっています。

  • 最も多く利用されているSNSはYouTube(161名)で、次いでLINE、X(旧Twitter)、Instagram、TikTokが続く。
  • 使用頻度が最も高いSNSもYouTubeで、約4割の回答者が日常的に最もよく使っていると回答。
  • 1日10回以上SNSを利用する人が38.9%と最も多く、全体の約9割が1日複数回利用している。
  • 利用時間帯は「夕方から夜」に集中している。
  • 利用目的は「趣味・娯楽」「情報収集」「暇つぶし」が上位を占め、情報を探す行動と受動的なコンテンツ消費が共存している。
  • よく見られている投稿ジャンルは「エンタメ」が最も多く、「食品・飲料」「美容」「ゲーム」「ファッション」が続く。
  • SNSで見かけた商品やサービスについては、「Google検索」や「SNS内検索」で調べる人が多く、即購入に至るケースは全体の1割程度。
  • 信頼できる情報源としては「企業公式アカウント」が最も多く挙げられ、「レビューサイト」「インフルエンサー」「友人・知人」が続く。

これらの結果から、SNSは主に情報収集や検討のきっかけとして利用されていることが明らかになりました。また、信頼性を重視する層と共感を重視する層の二極化も見受けられます。

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今後のマーケティングへの示唆

調査結果から、生活者にとってのSNSは「交流」「娯楽」だけでなく、「検索」「調査」「検討」といった購買ファネルの中でも幅広く機能していることが読み取れます。このため、企業のSNS活用においては、どの媒体に出すかという「チャネル戦略」だけでなく、「どの時間帯に・どんな文脈で・誰を通して伝えるか」といった接触設計の質が問われるフェーズに入っています。

hoticeでは、インフルエンサーの選定から投稿設計、分析まで一貫して支援しており、企業のSNSマーケティングを効果的にサポートしています。

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会社概要

hotice株式会社は、東京都渋谷区に本社を置く企業で、広告宣伝、SNS運用、動画制作、タレントマネジメント、SNSコンサルティングなどを手掛けています。設立は2021年9月1日で、代表取締役は趙 無極(Mukyoku Cho)です。

同社の公式サイトは以下の通りです:

調査に協力した合同会社RASA JAPANは、神奈川県横浜市に本社を構え、マーケティングオペレーション支援やデジタルマーケティング支援を行っています。設立は2019年2月21日で、代表取締役は喜多 克(Masaru Kita)です。

RASA JAPANの公式サイトは以下の通りです:

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まとめ

本調査を通じて、SNSが生活者にとってどのように利用されているか、特に検索や購買行動に与える影響についての詳細が明らかになりました。SNSは、単なる交流の場を超えて、情報収集や検討のための重要なチャネルとして機能しています。今後のマーケティング活動においては、SNSの利用状況を踏まえた戦略が求められることが示唆されました。以下に調査結果の要点をまとめます。

調査項目 結果
最も利用されているSNS YouTube
1日あたりの利用頻度 約9割が1日複数回利用
主な利用目的 趣味・娯楽、情報収集、暇つぶし
信頼できる情報源 企業公式アカウントが最も多い

このように、SNSは生活者にとって欠かせない情報源となっており、企業にとっても重要なマーケティングチャネルであることが再確認されました。

参考リンク: