2025年6月5日発表：シリコンスタジオが任天堂と協力しNintendo Switch 2向けゲーム開発環境を構築

シリコンスタジオ、任天堂と協力し『Nintendo Switch 2』向けゲーム開発環境を構築

シリコンスタジオ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：梶谷 眞一郎、東証グロース：証券コード3907）は、2025年6月5日、任天堂株式会社（以下「任天堂」）に対し、最新のゲーム専用機『Nintendo Switch™ 2（ニンテンドースイッチ2）』向けのゲームタイトル開発環境を構築するため、SDKや各種ツールの開発に協力したことを発表しました。この協力により、任天堂の新しいハードウェアの性能と機能を最大限に活かしたゲームタイトルの開発が期待されています。

シリコンスタジオは、これまでニンテンドー3DS™、Wii U™、およびNintendo Switch™向けのゲームタイトル開発環境構築において、長年にわたり任天堂との緊密な関係を築いてきました。これにより、各種ツールやシェーダー、SDKの開発、さらにはミドルウェア技術の提供を通じて、任天堂のゲーム専用機向けゲームタイトルの開発に必要な要素を支援し続けています。

Nintendo Switch 2向けの開発環境の充実

Nintendo Switch 2のリリースに際し、シリコンスタジオはモデル・マテリアル編集ツール、エフェクトツール、レイアウトツール、シェーダーツールなど、アセットの作成に不可欠な各種ツールの開発にも協力しました。また、Nintendo Switch用ゲームタイトル開発のためのゲームエンジン『NintendoWare Bezel Engine』の開発にも引き続き協力し、Nintendo Switch 2の機能を活用したゲームタイトルを迅速に開発できる環境の整備に貢献しています。

このような取り組みにより、開発者はより高品質で魅力的なゲームタイトルを短期間で制作することが可能となります。シリコンスタジオは、任天堂と共にゲーム業界の発展に寄与することを目指しており、両社の技術を融合させることで、さらなる革新を追求しています。

シリコンスタジオの事業内容

シリコンスタジオは、ゲームや映像制作スタジオ向けに3DCG技術などを提供する開発推進・支援事業と、クリエイター職の派遣・紹介に特化した人材事業の二つの事業を展開しています。

• 開発推進・支援事業: ゲーム企業が抱える企画、技術、人材、運営などの課題をワンストップで解決することを目指しています。
• 人材事業: ゲーム業界で培った技術を他業種にも展開し、クリエイターの派遣や紹介を行っています。

シリコンスタジオが提供するミドルウェアには、ポストエフェクトミドルウェア『YEBIS』、リアルタイムレンダリングエンジン『Mizuchi』、リアルタイムグローバルイルミネーション『Enlighten』などがあります。これらは数多くのAAAタイトルに採用されており、ゲーム制作の現場で高い評価を受けています。

CG技術の可能性と未来への展望

コンピューターグラフィックス（CG）は、無限の可能性を秘めています。映像・エンターテインメント分野では表現の幅を拡げ、土木建築や自動車といった産業分野では可視化やヒューマンマシンインターフェイス（HMI）などに活用されています。さらに、AIやディープラーニングの分野においても、学習データとしての利用が進んでおり、その成果が評価され始めています。

5Gのような高速大容量で低遅延を実現するネットワーク環境やクラウドの活用は、ユーザーエクスペリエンス（UX）にさらなる変革をもたらすでしょう。シリコンスタジオは、自社開発による数々のミドルウェアを有し、CG関連事業に取り組んできた経験を活かし、技術力、表現力、発想力を高め続けています。

まとめ

シリコンスタジオは、任天堂との協力を通じて、ゲーム業界における技術革新と質の高いゲームタイトルの開発環境を整備していきます。今後の展開に期待が寄せられます。