2025年6月6日開始、大阪初の大型さつまいも熟成庫導入で夢シルク生産拡大へ
ベストカレンダー編集部
2025年6月6日 09:45
大型さつまいも熟成庫導入
開催日:6月6日
大阪初の大型さつまいも熟成庫導入プロジェクト
2025年6月6日、オオサカポテトが新たな挑戦として、大阪初の大型さつまいも熟成庫導入に向けたクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、若手農家たちが「大阪をさつまいもの産地へ」とのスローガンのもと、地域の農業を活性化させることを目的としています。
プロジェクトの詳細は、以下のURLからご覧いただけます。
大阪初【大型さつまいも熟成庫】を導入して 大阪をさつまいもの産地にしたい
オオサカポテトの紹介
オオサカポテトは、大阪府八尾市を拠点に、耕作放棄地を利用したさつまいも栽培に取り組む若手農業団体です。代表の渡邊は、農業を通じて大阪の地域社会が抱える様々な課題解決を目指しています。特に、さつまいも栽培を通じて、高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加といった問題に立ち向かっています。
オオサカポテトが栽培するさつまいもは「夢シルク」と名付けられ、上品な甘みと滑らかな口当たりが特徴です。この品種は、シルクスイートと若手農家の夢を掛け合わせたもので、地域と環境に優しい農業の形を追求しています。
活動内容とメンバーの紹介
オオサカポテトでは、以下の活動を通じて、地域農業の発展を目指しています。
- 耕作放棄地の活用
- 新規就農者の支援
- 地域イベントの開催
活動メンバーは全員が新規参入の農業者で、仲間と共に協力しながら、規模拡大を図っています。就農から3年が経過し、現在では40反(約12000坪)まで栽培面積を拡大しています。これにより、地域の農業を支える新たな担い手を育成し、農業に対する関心を高めています。
また、第一回目のクラウドファンディングで支援を受けた「大阪さつまいも収穫祭」は、1000名以上の参加者を集める大規模な地域イベントに成長しました。
大型さつまいも熟成庫導入の目的と効果
今回のクラウドファンディングの主な目的は、大型さつまいも熟成庫の導入です。この設備は夢シルクの生産量を増加させるために不可欠なものであり、以下のような効果が期待されています。
- より甘く滑らかなさつまいもが生産可能
- 長期保存が可能となり、栽培面積の拡大が実現
- 作業効率が大幅に改善される
この熟成庫は、鹿児島や宮崎、茨城などのさつまいも生産地で広く使用されている設備であり、大阪でもその導入が期待されています。これにより、大阪が「さつまいもの大産地」としての地位を確立することを目指します。
2030年までの展望と2025年の栽培計画
オオサカポテトは2030年までに、大阪43市町村すべてに夢シルク畑を展開することを目指しています。都市化が進む中で、農業に触れる機会が少なくなっている大阪において、夢シルク畑を広げることで、地域の農業の活性化を図ります。
2025年には、オオサカポテトと地域の栽培パートナーが協力し、以下の11市町で夢シルクの栽培に取り組む予定です。
- 八尾市 – オオサカポテト、髙安西地区福祉委員会
- 羽曳野市 – オオサカポテト
- 豊中市 – ワンモア
- 枚方市 – ごちゃまぜ農業HEROファーム
- 和泉市 – 農てんきfarm
- 貝塚市 – MALUファーム
- 大阪市 – UR都市機構、くるみアカデミー保育園
- 阪南市 – 上荘小学校
- 河南町 – オオサカポテト
- 岬町 – 多奈川小学校
- 熊取町 – くまとりこもれび菜園
まとめ
オオサカポテトは、就農から3年の間に多くの挑戦と成長を遂げてきました。農業の厳しさを実感しながらも、地域の皆様の応援を受けて活動を続けています。大阪を代表する特産品として、夢シルクを育てることを目指し、今後も精力的に取り組んでいく所存です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | 大阪初の大型さつまいも熟成庫導入プロジェクト |
| 目標金額 | 2500万円 |
| 栽培品種 | 夢シルク |
| 活動地域 | 大阪府八尾市を中心に43市町村 |
| 活動メンバー数 | 約20名 |
このように、オオサカポテトの活動は地域の農業の発展を目指し、さまざまな取り組みを行っています。今後もその活動に注目が集まることでしょう。
参考リンク: