2025年6月12日発売、HAREと漆芸家高橋悠眞による和モードコレクションが登場

新たな和モードの提案

株式会社アダストリアが展開するファッションブランドHAREは、2025年6月12日（木）より、漆芸家の高橋悠眞氏とのコラボレーションによる新しいアイテムを発売します。このコラボレーションは、HAREの旗艦店であるHARE .JPにて、漆芸作品の展示や漆器の販売を行いながら実施される予定です。

HAREは、カルチャーやアートが融合した新感覚を表現するモードブランドとして知られており、過去には書道家や日本画家とのコラボレーションを通じて、日本文化とファッションの融合を体現してきました。今回のコラボは、2022年のSSコレクション以来、3年ぶりとなるもので、テーマは「Layer on layer」となっています。

コラボレーションの背景とテーマ

今回のコラボレーションは、漆器制作の工程である重ね塗りからインスパイアを受けており、生地やパターンの重なりをプロダクトデザインに落とし込んでいます。現代では珍しくなったアナログな手仕事を活かし、自然素材ならではの現象や色彩から生まれる模様を取り入れています。

細かなディテールには、漆の空気感に合う和装のシルエットや意匠が施されており、HAREらしい日本文化とファッションの融合が実現されています。これにより、伝統的な漆器の魅力を現代のファッションに落とし込むことに成功しています。

高橋悠眞氏の想い

高橋悠眞氏は、「漆の新しい居場所」をテーマに、漆を手に取りやすいアイテムに取り入れることで、日常生活での用途を増やし、多くの人に触れてほしいという想いを込めて作品を作り続けています。この思いに共感し、HARE .JPはジャパンカルチャー発信の地として、コラボ商品とともに、実際の漆の表面感やぬくもりに触れられる特別な機会を提供します。

商品ラインアップの詳細

今回のコラボレーションでは、メンズ4型、レディース4型、そしてユニセックスで着用できる浴衣を加えた計9種類のアイテムが展開されます。以下に、各商品の詳細を示します。

メンズ商品詳細

レディース商品詳細

高橋悠眞氏のプロフィール

高橋悠眞氏は1988年に東京都で生まれ、2015年に東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コースを卒業しました。2018年には金沢卯辰山工芸工房を修了し、漆塗り特有の現象を用いて人と自然の「折り合い」もしくは「境」をテーマに表現しています。

彼のメインとなる変塗（かわりぬり）技法は江戸時代に始まり、武士たちが自分の刀の鞘に施すことで階級を表した技法です。明治以降に開発が進められた色漆を多彩に取り入れることで、現代における漆の新しい場所を模索しています。詳細は彼のInstagram（@urushi_freaks）で見ることができます。

HAREブランドについて

HAREは、「日常を華やかに晴れやかに」をテーマに掲げ、精細でクールなモノトーンをベースにした衣服を提供しています。日常における衣を雅やかにアップデートすることを目指し、20～30代の男女に向けた新感覚のモードブランドとして全国31店舗を展開しています（2025年5月末時点）。

公式WEBストアやブランドサイト、Instagramなどで最新情報をチェックすることができます。詳細は以下のリンクをご覧ください。

• 公式WEBストア and ST(アンドエスティ)
• 公式ブランドサイト
• Instagram

まとめ

HAREと高橋悠眞氏のコラボレーションによる新しいアイテムは、漆器制作の重ね塗りからインスパイアを受けたデザインで、現代のファッションに日本の伝統を融合させた魅力的なラインアップです。メンズ、レディースともに多彩な商品が展開され、日常生活に彩りを加えるアイテムとして注目されています。

以下に、今回のコラボレーションに関する情報を整理しました。

このコラボレーションにより、HAREは引き続き日本文化をファッションに取り入れ、新しいスタイルを提案していくことが期待されます。