2025年6月7日発表:大学生の昼食事情調査、コンビニ飯は妥協と感じる声多数
ベストカレンダー編集部
2025年6月7日 11:06
大学生昼食調査発表
開催日:6月7日
現役大学生の昼食事情を探る調査結果
2025年6月7日、株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』は、大学生の昼食に関する調査レポートを発表しました。この調査では、授業がある日の昼食の現状や大学生の価値観に焦点を当て、特にコンビニ飯について詳しく分析しています。
調査の結果、大学生が授業のある日に最も多く食べている昼食は手作り弁当で、33%を占めました。次いで学食が30%、コンビニ飯が26%と続きます。手作り弁当の割合が予想以上に高いことが明らかになりました。
昼食における大学生の優先事項
大学生が昼食において最も重視する要素は「値段」であり、53%がこれを選びました。お金に対する意識が強い大学生にとって、手作り弁当の人気が高いのはそのコストの低さが大きな要因と考えられます。
実際に大学生が昼食にかける金額について調査したところ、300~500円が最も多く37%、次に500~700円が34%という結果が得られました。つまり、昼食の相場は約500円前後であることが分かります。このように、大学近くの飲食店を利用する人が少ないのは、料金が高いことが影響していると考えられます。
コンビニ飯の利用状況とその満足度
コンビニで昼食を購入する頻度については、最も多いのが週1,2回の33%で、週1回以上コンビニで昼食を買う大学生は58%に達しました。つまり、過半数の大学生が週1回以上コンビニ飯を食べていることが分かります。しかし、普段からコンビニ飯を食べる人は26%にとどまっています。
コンビニで昼食を購入する理由として、最も多かったのは「時間がないとき」で、63%がこの理由を挙げています。また、他にも「お弁当がないとき」や「学食が混んでいるとき」という回答があり、コンビニ飯は普段の昼食スタイルの代替として利用されることが多いことが明らかになりました。
コンビニ飯に対する不満と理想の昼食
大学生がコンビニ飯に対してどのように感じているかを調査したところ、「コンビニで昼食を買うことを妥協だと感じる」と答えた人は70%に達しました。具体的な理由としては、「お財布に優しくないし、健康によさそうでもない」といった金銭面や健康面に関する不満が多く挙げられました。
さらに、自由回答では「同じ金額を払うならレストランで食べた方が満足度がある」といった意見もありました。金額に対する不満が98件、栄養バランスの悪さに関する不満が37件、味に関する不満が19件と、主にこの3点が不満の原因となっています。
理想のコンビニランチについても調査したところ、大学生からは「栄養バランスのとれたお弁当が欲しい」との声が多く寄せられました。具体的には、おにぎりとおかずのセットや、健康的なお弁当、サラダとご飯とタンパク質が取れる食材が一緒に入ったプレートなどが挙げられました。
調査のまとめと今後の展望
今回の調査を通じて、大学生の昼食事情は「コスパ」と「タイパ」が両立しない点に課題があることが浮き彫りになりました。大学生は手作り弁当や学食を選ぶ傾向が強い一方で、コンビニ飯には妥協感を抱いていることが分かりました。
今後、大学生が満足できる昼食メニューの提供が求められています。特に、コストや栄養、満足感をバランスよく考慮したメニュー開発が期待されます。
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| 昼食の主な内容 | 手作り弁当 33%、学食 30%、コンビニ飯 26% |
| 昼食で重視するポイント | 値段 53% |
| 昼食にかける金額 | 300~500円 37%、500~700円 34% |
| コンビニ利用頻度 | 週1,2回 33%、週1回以上 58% |
| 妥協感を感じる割合 | 70% |
この調査結果は、大学生の実際の昼食事情を反映しており、今後のメニュー開発やサービス向上に役立つ情報となるでしょう。
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