2025年6月9日発表：20代キャリア採用で企業が重視する書類選考と面接の評価ポイントとは

20代キャリア採用における評価ポイントの調査結果

株式会社学情（本社：東京都中央区）は、2025年6月9日に企業・団体の人事担当者を対象に「20代キャリア採用で評価するポイント」に関するインターネットアンケートを実施しました。この調査結果から、20代を対象としたキャリア採用において、企業がどのようなポイントを重視しているのかが明らかになりました。

調査の結果、20代のキャリア採用における書類選考では、「経験してきた業務内容」が76.2%、「経験した職種・業種」が66.6%という結果が出ました。これに対し、面接時の評価ポイントでは、「コミュニケーション力」が78.8%、「人柄・社風との相性」が65.0%という結果となり、企業が書類選考と面接で重視するポイントの違いが浮き彫りになりました。

書類選考で重視される評価ポイント

20代キャリア採用における書類選考では、企業が最も重視するポイントは「経験してきた業務内容」であり、これが76.2%という高い割合を示しています。次に「経験した職種・業種」が66.6%と続きます。これらの結果から、企業は応募者の過去の経験を重視し、どのような業務に従事してきたかを確認することが採用プロセスの重要なステップであることが分かります。

特に、書類選考では「転職理由」や「志望動機」といった入社意欲よりも、これまでの経験を重視する傾向が強いことが明らかになりました。企業は、応募者がどのような業務を経験してきたのかを基に、面接に進む人を選定することが多いのです。

書類選考での評価ポイント一覧

面接で重視される評価ポイント

次に、20代キャリア採用における面接時の評価ポイントについて見ていきます。面接では、「コミュニケーション力」が78.8%で最も重視されており、続いて「人柄・社風との相性」が65.0%という結果が出ました。この結果から、企業は応募者の人間性や企業文化との適合性を重視していることがわかります。

さらに、「経験してきた業務内容」と「仕事に対する姿勢や考え方」が61.1%で並ぶ結果となりました。これにより、企業は過去の経験を押さえつつも、応募者のコミュニケーション力や人柄を重視し、選考を行っていることが示されています。

面接での評価ポイント一覧

調査の背景と目的

近年、キャリア採用（経験者採用）の拡大に伴い、20代を対象にした採用を強化する企業が増加しています。20代は、経験とポテンシャルを兼ね備えた層として、企業の採用ニーズが高まっているため、今後もこの傾向は続くと考えられます。

この調査は、20代を対象にしたキャリア採用で、選考段階ごとに企業がどのようなポイントを見ているのかを明らかにすることを目的としています。企業が求める人材像を理解することで、応募者はより効果的なアプローチを行うことができるでしょう。

調査概要

• 調査期間：2025年3月24日～2025年4月16日
• 調査対象：企業・団体の人事担当者
• 有効回答数：338社
• 調査方法：Web上でのアンケート調査

株式会社学情の紹介

株式会社学情は、「つくるのは、未来の選択肢」をパーパスに、20代・30代の社会人や学生の転職・就職を支援するサービスを提供しています。特に、キャリアの起点となる「初めての転職」や「就職」を支援し、これからを担う世代に多くの選択肢を示すことで、働き手・企業・社会の未来に貢献しています。

同社は、東証プライム上場企業であり、経団連にも加盟しています。主な提供サービスには、20代専門転職サイト「Ｒｅ就活」、30代向け転職サービス「Ｒｅ就活30」、スカウト型就職サイト「Ｒｅ就活キャンパス」などがあります。また、合同企業セミナー「転職博」や「就職博」、転職エージェント「Ｒｅ就活エージェント」なども展開しています。

まとめ

本記事では、株式会社学情が実施した「20代キャリア採用で評価するポイント」に関する調査結果を詳しく解説しました。企業が書類選考で重視するポイントは「経験してきた業務内容」と「経験した職種・業種」であり、面接では「コミュニケーション力」と「人柄・社風との相性」が重要視されています。

以下に、今回の調査結果をまとめた表を示します。

この調査結果は、20代の求職者が企業にアプローチする際の参考となるでしょう。企業が求める人材像を理解し、効果的なアプローチを行うことで、より良いキャリア形成が期待できます。