2025年6月9日導入のアース製薬生成AIチャットボットSELFBOTで顧客対応を効率化
ベストカレンダー編集部
2025年6月9日 14:45
生成AIチャットボット導入
開催日:6月9日

アース製薬、生成AIチャットボット「SELFBOT」を導入
2025年6月9日、SELF株式会社(東京都新宿区、代表取締役:生見 臣司)が提供する生成AIチャットボット「SELFBOT」が、アース製薬株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長CEO:川端 克宜)に導入されました。この導入は、お客様相談業務の効率化を目的としており、顧客満足度の向上が期待されています。

導入の背景と目的
アース製薬では、年々増加するお客様からのメールでのお問い合わせに対応するため、さまざまな支援システムの導入を検討してきました。特に夏の繁忙期には、電話だけでなくメールでの問い合わせも急増し、対応業務が逼迫することが課題となっていました。
従来のシナリオ型チャットボットでは、商品点数が多く、相談内容が多岐にわたる同社にとっては不向きと判断されていました。そのため、生成AIを活用した「SELFBOT」が導入されることとなりました。これにより、シナリオ作成の手間が省かれ、正確な商品情報に基づいた回答が可能となります。
SELFBOTの機能と特徴
SELFBOTは、生成AIとRAG(検索拡張生成)を活用しており、正確な情報提供を実現します。まずは、アース製薬のCRMツールと連携した社内利用から開始し、将来的にはお客様の自己解決も視野に入れています。
- 従量課金モデル: 繁閑差の大きい業種においても効率的なコスト管理が可能。
- 拡張性: CRMツールとの連携により、情報提供の正確さが向上。
- 迅速な対応: お客様からのメールに対し、より迅速かつ正確な対応が期待される。
アース製薬株式会社の概要
アース製薬株式会社は1925年に設立された日用品メーカーで、虫ケア用品を中心に入浴剤やオーラルケア用品、園芸用品などを製造・販売しています。代表的な製品には「アースノーマット」「ゴキジェットプロ」「バスロマン」「モンダミン」などがあります。アース製薬は、安全・安心で快適な生活の実現に貢献することを目指しています。
担当者のコメント
アース製薬のお客様のお気づきを活かす窓口部の次長、吉田真也氏は、以下のように述べています。
「特に夏季の繁忙期には電話対応に追われ、メール対応が逼迫し、お客様への返信に時間を要してしまうことが大きな課題でした。メールでのお問い合わせが年々増加しているため、その作成・返信業務の効率化は喫緊の課題となっていました。」
吉田氏は、SELFBOTの導入によりメール作成業務の効率化が期待されると述べ、トライアルを通じての効果を確認したことを強調しました。これにより、より迅速かつ正確な対応が可能となることが期待されています。
SELFBOTの主な機能
SELFBOTは、次世代の高精度チャットボットとして、以下のような特徴を持っています。
- 高精度の回答提供: RAG技術によって、ハルシネーションを抑制し、高精度の回答を実現。
- 使いやすい管理画面: トレーニング用のデータセット構築が不要で、簡単に運用可能。
- セキュリティ: Azure OpenAI Serviceとの連携により、会話内容がAIに学習される心配がない。
- 多彩なUI: Webサイトへの設置や、認証されたアカウントのみの専用画面での利用が可能。
- 多様な環境での利用: Microsoft TeamsやSlackなど、さまざまな外部サービスと連携。
生成AI×RAG活用セミナー
SELF株式会社では、生成AIやRAGについての最新情報を発信するセミナーを定期的に開催しています。参加者は、RAGを活用したツールの導入や運用についての情報を得ることができます。
セミナーの詳細は、公式サイトで確認できます。
企業情報
アース製薬株式会社の概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都千代田区神田司町二丁目12番地1 |
創業 | 1892年(明治25年)4月1日 |
設立 | 1925年(大正14年)8月26日 |
代表 | 代表取締役社長CEO 川端 克宜 |
URL | https://corp.earth.jp/jp/index.html |
SELF株式会社の概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 東京都新宿区西新宿8-15-17 住友不動産西新宿ビル2号館 6F |
設立 | 2014年11月 |
代表者 | 生見 臣司 |
URL | https://self.systems |
以上が、アース製薬が導入した生成AIチャットボット「SELFBOT」に関する情報です。この技術の活用により、業務の効率化と顧客満足度の向上が期待されています。
参考リンク: