2025年7月開始の未来デザインEXPOが中学生向け探究学習教材で社会課題解決を支援

教育領域における万博レガシー「未来デザインEXPO」始動

2025年6月11日、一般社団法人関西イノベーションセンターは、株式会社キャリアリンクとの協働により、教育領域における万博レガシー「未来デザインEXPO」を始動することを発表しました。本プロジェクトは、未来社会の創り手である中学生たちが、実社会とつながる探究学習教材を通じて企業の社会課題解決事例を学ぶ仕組みを構築し、社会実装を目指すものです。

このプロジェクトは、教育の現場において、企業の知見と志を取り入れた“協育”プロジェクトとして位置付けられています。中学生が実際の社会問題に触れ、自らの未来を描く力を育むことを目的としています。

プロジェクトの全体像

「未来デザインEXPO」プロジェクトの全体像は、企業や団体が取り組む様々な社会課題解決の事例を参考にしながら、生徒たちが自分なりの未来を描く教育プログラムを提供することにあります。

具体的な実施概要は以下の通りです：

• 実施時期：
• 2025年7月〜：参画企業募集開始
• 2025年8月中旬：参画企業確定（約20社程度）
• 2025年12月〜：検証事業実施
• 対象校：全国の中学校
• 教材：1コマ50分×6コマの探究学習教材を活用したカリキュラムを提供
• 実施の様子：キャリア協育アクション推進コンソーシアムの「つながる 協育プロジェクト」コーナーで随時情報発信

このように、企業の社会課題解決事例を通じて中学生に教育を提供する取り組みは、次世代の学びを支える重要な要素となります。

実施背景と目的

2025年の大阪・関西万博では、世界中から最新の技術と知見が集まり、社会課題の解決に向けた様々な挑戦が進められています。この貴重な機会を次世代へのレガシーとして残すために、本プロジェクトが立ち上げられました。

株式会社キャリアリンクは、2020年から5年間にわたり、2025日本国際博覧会協会主催の「ジュニアEXPO2025」の教育プログラム事務局として、全国の小中学生に向けた教育支援を展開してきました。この経験を活かし、万博終了後も次世代の学びへとつなげることを目指しています。

参画企業募集説明会の詳細

本プロジェクトでは、参画企業の募集説明会が開催されます。説明会の詳細は以下の通りです：

• 日時：
• 2025年7月8日(火) 13:30-15:00
• 2025年7月11日(金) 13:30-15:00
• 2025年7月14日(月) 13:30-15:00
• 内容：
• 万博レガシー協育プロジェクト「未来デザインEXPO」のご紹介
• 参画企業の役割
• 質疑応答
• 参加方法：ZOOM（マイク使用可能な環境にて参加）
• 諸注意：コンサルティング業関連、研修教育機関関連など同業種の方、個人事業主様、学生様は参加をお断りする場合があります。

説明会では、参画企業がどのように教育現場に貢献できるかを具体的に説明します。企業の社会課題解決の実績を若い世代に伝えたい方や、子どもたちのためになることをしたいが方法が分からない方にとって、貴重な機会となるでしょう。

企業の参画イメージ

参画企業には、以下のようなニーズを持つ企業が考えられます：

• 自分たちの社会課題解決の実績を若い世代に伝えたい
• 子どもたちのためになることをしたいが、どのように関わればよいか難しい
• 子どもたちのためになることをしたいが、人的リソースに余裕がない

これらの企業は、探求学習教材「未来デザインEXPO」に社会課題解決の取り組みを掲載し、子どもたちが未来を考えるきっかけを提供することができます。

関連情報

本プロジェクトに関連する情報として、以下の2つの法人について紹介します。

MUIC Kansai（ミューイックカンサイ）

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループおよび株式会社三菱UFJ銀行が設立した、一般社団法人関西イノベーションセンターが運営する観光産業等をテーマにしたオープンイノベーションの創出拠点です。2025年大阪・関西万博を見据え、大企業とスタートアップ、自治体等が連携し、観光産業等の課題解決とともに新たな事業創出を目指した活動を行っています。

株式会社キャリアリンク

主に公教育に特化したコンサルティング会社。1991年の創業以来、次世代育成を事業の核とし、企業の教育CSR分野ではコンサルティング実績100社以上。開発したプログラムは経済産業省が主催する「キャリア教育アワード」受賞多数。

これらの情報を通じて、教育の現場における新たな取り組みや、企業と教育機関との連携の重要性について理解を深めることができるでしょう。

以上の内容を通じて、「未来デザインEXPO」がどのようなプロジェクトであるか、またその意義や目的について理解が深まることが期待されます。教育と企業の協力により、次世代の可能性を広げる取り組みが進められることは、社会全体にとっても重要な意味を持つでしょう。