2025年6月11日開始、gumiとSBIが共同で上場暗号資産運用ファンドを組成へ
ベストカレンダー編集部
2025年6月11日 16:43
上場暗号資産運用ファンド
開催日:6月11日
gumiとSBIホールディングスによる上場暗号資産運用ファンドの組成
株式会社gumi(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:川本 寛之)は、2025年6月11日にSBIホールディングス株式会社(以下「SBI」)と共同で上場暗号資産の運用ファンドを組成することを決定したと発表しました。この取り組みは、暗号資産市場の急速な成長とブロックチェーン技術の進化を背景に行われるものです。
暗号資産関連市場は、近年、急速な成長を遂げており、特にDeFi(分散型金融)の進展や各国におけるETF(上場投資信託)の認可などが市場の拡大を促進しています。gumiは、2018年にgumi Cryptos Capital ⅠというVCファンドを設立し、以来、ブロックチェーン技術を活用した様々な事業を展開してきました。これにより、同社は市場黎明期からの深い知見と実績を蓄積してきました。
ファンド組成の目的
今回のファンド組成の目的は、暗号資産の運用戦略を立案し、資本業務提携を行うことで、両社の知見を活かした新たな金融サービスの提供を目指すことです。具体的には、gC Labs(gumiのブロックチェーン事業の戦略子会社)が手掛けるノード運営事業において、SBIとの連携を通じて暗号資産の運用を行います。
これまでの運用成果として、ビットコインの値動きに対して優位性を持つ結果が社内検証(PoC)を通じて確認されており、これを基に外部資金を運用するファンドの立ち上げを決定しました。暗号資産は株式に類似した値動きを持ちながらも高い成長性を示す新たな金融資産として認知されており、その市場規模は拡大しています。
ファンドの概要
新たに組成されるファンドの概要は以下の通りです。
- 形態: 商法上の匿名組合
- 募集形式: 私募
- ファンド規模: 数十億円程度
- 存続期間: 3年
このファンドは、SBIとの戦略的提携の一環として取り組まれ、両社が持つブロックチェーンや金融のノウハウを活用することで、先進的な金融サービスとして高いパフォーマンスを実現することを目指しています。
営業者の概要
ファンドの営業者として設立予定の合弁会社の概要は以下の通りです。
- 法人形態: 合同会社
- 所在地: 東京都港区六本木一丁目6番1号
- 事業内容: 上場暗号資産の運用等
- 出資比率: SBI:51%、gC Labs(gumi100%子会社):49%
このように、SBIとgumiの連携により、暗号資産の運用に関する新たなビジネスモデルが構築されることが期待されています。
会社概要
以下は、gumiとその子会社であるgC Labsの概要です。
会社名 | 所在地 | 代表者 | 設立 | 資本金 | 事業内容 |
---|---|---|---|---|---|
株式会社gC Labs | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-34-7 住友不動産西新宿ビル5号館 | 寺村 康 | 2023年3月15日 | 10百万円(2024年4月末時点) | OSHI3事業、アセットマネジメント事業、ノード運営事業 |
株式会社gumi | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-34-7 住友不動産西新宿ビル5号館 | 川本 寛之 | 2007年6月13日 | 14,617百万円(2025年4月末時点) | モバイルオンラインゲーム事業、ブロックチェーン等事業 |
gumiは、「Wow the World! すべての人々に感動を」をミッションに掲げ、モバイルオンラインゲーム事業とブロックチェーン関連事業を推進しています。ブロックチェーン事業では、暗号資産を基盤にしたプラットフォーム構築や、ブロックチェーンゲームのコンテンツ開発などを行っています。
まとめ
gumiとSBIホールディングスの共同による上場暗号資産の運用ファンドの組成は、暗号資産市場の成長を背景にした重要なステップです。両社の豊富な経験と専門知識を活かし、新たな金融サービスの提供が期待されます。今後の展開に注目が集まります。
項目 | 内容 |
---|---|
ファンド形態 | 商法上の匿名組合 |
募集形式 | 私募 |
ファンド規模 | 数十億円程度 |
存続期間 | 3年 |
営業者所在地 | 東京都港区六本木一丁目6番1号 |
出資比率 | SBI:51%、gC Labs:49% |
このように、今回のファンド組成により、gumiとSBIは新たな金融市場の創造を目指しており、今後の動向が注目されます。