2025年6月11日発表：あすいくがプレシリーズAで資金調達、体験型保育拡大へ

株式会社あすいく、ANRIなどから資金調達を実施

株式会社あすいく（本社：東京都港区、代表取締役：幸脇啓子）は、2025年6月11日にプレシリーズAラウンドにおいて、ANRI、大和ハウスグループグロースファンド、株式会社ブルーインキュベーション、株式会社きらぼしコンサルティング、東大創業者の会ファンド、ならびに個人投資家を引受先とする資金調達を完了したことを発表しました。この資金調達は、一時保育のマッチングプラットフォームと体験型保育の拡大を目指すものです。

あすいくのミッションとサービス内容

株式会社あすいくは、「社会をすべて、子どもたちのワクワクに」というミッションのもと、保護者と保育施設をつなぐ一時保育の検索＆予約のマッチングプラットフォーム「あすいく」を中心に、育児の負担軽減と保育体験の質向上を目指したサービスを展開しています。

具体的には、首都圏を中心に約100の保育園と連携し、保護者はLINEから1分で保育施設の検索・予約が可能です。このサービスは24時間365日いつでも利用できる利便性の高さから、多くの支持を集めており、登録ユーザー数は1万3000人を超えています。

体験型保育プログラムの展開

あすいくは、2024年から企業と連携して一時保育の時間を子どもたちのワクワク体験の時間に変える「体験型保育プログラム」を本格的にスタートさせる予定です。このプログラムでは、子どもたちが楽しい体験を通じて学びを得ることが目的とされています。

例えば、駅で子どもたちを預かる「駅いく」では、JR東日本、西武鉄道、東武鉄道などと連携し、駅員さんと構内を探検したり、電車の仕組みを学んだりすることができます。また、デパートやショッピングセンターのバックヤードを覗いたり、プロの店員さんから仕事を教わる「探いく」は、東急百貨店、アトレ、ルミネ、パルコなどと共催されています。

体験型保育の効果と満足度

この体験型保育プログラムは、日本の母親の約7割が感じている「託児に対する罪悪感」を解消し、子どもたちは大好きなことを楽しむことができます。その間、保護者はゆったりとした一人の時間を過ごすことができるため、親子の笑顔を増やすことができます。

実際に体験型保育の保護者満足度は平均9.7点（10点満点中）を記録しており、告知後に即完売するプログラムが増加しています。あすいくは、既にJR東日本と資本業務提携を行っており、今回の資金調達では西武グループとも資本業務提携を行い、グループのアセットである駅やホテルを活用したプログラムを展開する予定です。

出資者のコメント

今回の資金調達に際し、出資者からのコメントも寄せられています。ANRIのシニアアソシエイト、金井絵里花さんは、あすいくが「社会をすべて子どもたちのワクワクに」という文化の定着に挑戦していると述べています。また、株式会社ブルーインキュベーションの代表取締役、原田武夫さんは、保護者が抱える「子どもを預けることへの罪悪感」を払拭し、笑顔を生む一時保育のあり方に共感を示しています。

さらに、大和ハウスグループグロースファンドの執行役員、田代友樹さんは、あすいくの提供するサービスが保育利用者と事業者の双方に価値を提供する点が特徴的であると評価しています。きらぼしコンサルティングのパートナー、岩田元さんも、育児環境の改善が社会にとって重要であるため、あすいくの成長支援が地域社会全体の発展につながると述べています。

今後の展望と成長戦略

あすいくの代表取締役である幸脇啓子氏は、今回の資金調達を通じて新たな株主と出会い、共に事業成長を目指すパートナーとしての関係を築くことを楽しみにしています。また、資金調達によって人材採用の拡充と企業との共創を進め、魅力的なプログラムの開発と全国展開を本格化させる考えを示しています。

あすいくは、保護者と子どもだけでなく、企業や保育士にとっても価値ある事業として成長することを目指しています。今後、社会を変えていきたい企業や保育士、事業企画としてあすいくで働きたい方々からの連絡を期待しています。

会社概要と連絡先

株式会社あすいくの基本情報は以下の通りです。

あすいく全般へのお問い合わせは、広報担当までご連絡ください。メールアドレスは info@asuiku.net です。