2025年6月13日発表 40歳のキャリア意識と働き方の実態調査
ベストカレンダー編集部
2025年6月13日 11:41
40歳キャリア意識調査
開催日:6月13日

40歳のキャリア実態と「なりたい自分」意識調査2025
ヒューマンホールディングス株式会社は、2025年6月13日に「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」の結果を発表しました。この調査は、1985年生まれの男女1000名を対象に実施され、40歳という節目を迎える世代のキャリアに対する意識や実態を明らかにしています。調査結果は、今後のキャリア形成や働き方に関する重要な示唆を提供しています。

調査の概要と目的
本調査は、企業や組織に勤務する1985年生まれの男女を対象に、2025年5月19日から5月20日にかけてインターネットを通じて実施されました。調査の目的は、人生100年時代におけるキャリアの転機や変化、特に“40歳の壁”に直面する世代がどのように自身のキャリアを捉えているのかを理解することです。
ヒューマンホールディングスは、創業40周年を迎えたことを記念し、40歳のリアルな声を通じて自身の現状を把握し、今後の人生を描くためのヒントを提供することを目指しています。

主な調査結果

1. 定年後も働く意向が強い
調査の結果、40歳の人々は「何歳まで働きたいか」という質問に対して、24.3%が「61歳~65歳」と回答しました。この年齢は一般的に定年後の再雇用が始まる年齢であり、定年後も働く意向が強いことが示されています。また、23.6%の人々が「動けるうちはずっと」と回答しており、身体的に問題がなければ働き続けたいという意向が多数派であることが分かります。

2. キャリアの方向性が不明確
調査では、「今後のキャリアの方向性がわからない」と回答した人が65.4%に上りました。具体的には、「方向性がわからない」と「どちらかといえば方向性がわからない」の合計がこの数値を占めています。これは、選択肢が増える一方で、自身のキャリアの次の一手を明確に描けずにいる人が多いことを示唆しています。

3. 貯蓄状況に対する不安
調査の結果、75.0%が「老後の生活資金」に対して不安を感じていると回答しました。この不安感は、定年後も働く意向が多いことと関連している可能性があります。さらに、20代の頃に想定していた貯蓄額「1000万~1500万円未満」が最も多かったのに対し、実際の貯蓄額は「1万~100万円未満」が最多であり、想定を大きく下回っていることが明らかになりました。

4. 自分らしさを求める有名人
調査では、「自分らしく働いていると思う同年代の有名人」として、1位に「藤本美貴」、2位に「綾瀬はるか」、3位に「上戸彩」が選ばれました。特に、藤本美貴さんと綾瀬はるかさんは男女ともに多くの票を集めており、同年代の女性が自分らしく働いているという印象を持たれていることがわかります。

調査結果の詳細
質問内容 | 回答結果 |
---|---|
何歳まで働きたいか | 61歳~65歳:24.3%、動けるうちはずっと:23.6% |
今後のキャリアの方向性がわからない | 65.4% |
老後の生活資金に不安を感じている | 75.0% |
想定していた貯蓄額と実際の貯蓄額 | 想定:1000万~1500万円未満、実際:1万~100万円未満 |
自分らしく働いていると思う有名人 | 1位:藤本美貴、2位:綾瀬はるか、3位:上戸彩 |
この調査結果からは、40歳の人々が抱えるキャリアに対する不安や、定年後も働き続けたい意向が強いことが明らかになりました。特に、貯蓄状況に対する不安は多くの人々に共通しており、今後のキャリア形成において重要な要素として考えられます。また、自分らしさを求める有名人の存在は、同年代の人々にとってのロールモデルとなっていることも示唆されています。これらの結果は、今後のキャリア形成や働き方の多様性を考える上での重要な指針となるでしょう。