6月13日リリース ガウシアンVR専用カメラアプリで実写メタバース体験
ベストカレンダー編集部
2025年6月13日 18:44
ガウシアンVRアプリ発売
開催日:6月13日
現実空間をVR空間へ変換する新技術「ガウシアンVR」
株式会社メタリアルが開発した「ガウシアンVR」は、スマートフォンで撮影した映像をアップロードするだけで、360度自由に歩けるVR空間を自動生成する革新的なツールです。この技術は、AIを活用した実写版メタバースおよびデジタルツインの開発を行う株式会社MATRIXが手掛けています。2025年6月13日には、専用のカメラアプリ「ARCameraRecorder」がリリースされ、誰もが手軽にこの未来的な体験を実現できるようになりました。
「ガウシアンVR」は、ユーザーがスマートフォンで撮影した動画から、現実に限りなく近い実写メタバース空間を自動生成する技術であり、専用プラットフォーム「どこでもドア」にアップロードすることで、リアルなVR空間を構築し、他者とその空間内を共有・体験することが可能です。
「ARCameraRecorder」アプリの特徴
今回リリースされた「ARCameraRecorder」は、特に「誰でも・簡単に」撮影できることが特徴です。このアプリは「ガウシアンVR」専用の動画を撮影するために開発されたMATRIXのオリジナルアプリです。以下に主な機能を挙げます。
- 自動フロア計測:スマホをかざすだけで空間の広さをスキャンし、自動で計測を行います。
- 球体ガイドナビ:空中に表示されるスフィア(球体)に従ってカメラを動かすことで、最適な撮影コースを確保します。
- 屋内外対応:家庭内や施設など、さまざまなシーンでの撮影に対応しています。
- 即時アップロード:撮影した映像をそのまま「どこでもドア」へアップロードでき、VR空間を再現します。
このアプリを使用することで、ユーザーは迷うことなく「ガウシアンVR」に適した動画の撮影を行うことができます。カメラアプリを起動すると、「フロア計測モード」が自動的に開始され、撮影モードに切り替えると、空中にガイド用のスフィアが表示されます。スマホのカメラでこの球体をなぞるように動かすことで、正しい撮影が促されます。特別な機材を用いることなくスマホだけで、誰でも簡単に「ガウシアンVR」専用の動画を撮影することが可能です。
「ガウシアンVR」の活用シーンと今後の展望
現在、VRを活用している人は全国民の17.22%にとどまっており、主な活用シーンは依然としてゲーム業界が中心です。しかし、「ガウシアンVR」の登場により、実写メタバースワールドを手軽に自動生成し、現実に近い形で参加者同士がコミュニケーションを取れるようになるため、VR技術の進化により利用者は大幅な増加が見込まれます。
カメラアプリの導入により、「ガウシアンVR」の活用シーンも多様化しています。以下に期待される用途を示します。
- イベント会場の複数人による遠隔下見
- アニメの聖地を友人と共有
- 旅行先の景色を共有
- 遠くで暮らす家族と家の様子を共有
- 不動産業における「遠隔内覧」
- ドラマ撮影地の選定や確認作業
- 式場選びをメタバースで手軽に提供
- ホテルの案内や飲食店、料理の案内
- 会社の案内(採用向け)
これらの活用シーンは、今後のビジネスシーンでも幅広く応用されることが期待されています。
開発者の想いと「どこでもドア」について
メタバース総研開発チームは、「このカメラアプリは、誰でも簡単に正確な部屋の広さを測定し、理想的な撮影体験を提供できることを目指して開発しました。メタバースやVRの世界は、現実世界を超える可能性を秘めていますが、その第一歩は、身近なスマホでのスムーズなデータ取得にあります。」と述べています。
「どこでもドア」は、リアルな映像を使用したメタバース空間で、集まり・出会い・楽しむことができる「実写メタバース空間共有プラットフォーム」です。公式サイトでは、誰でも簡単に実写のメタバース空間を作成でき、多様なイベントの開催・参加が可能です。また、AI自動翻訳機能で言語の壁を超えたスムーズなコミュニケーションも実現しています。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ガウシアンVR |
| リリース日 | 2025年6月13日 |
| 開発会社 | 株式会社MATRIX(株式会社メタリアルの子会社) |
| アプリ名 | ARCameraRecorder |
| 主な機能 | 自動フロア計測、球体ガイドナビ、屋内外対応、即時アップロード |
| 推奨環境 | iOS(iPhone15以降) |
| 活用シーン | イベント遠隔下見、旅行先共有、遠隔内覧など |
「ガウシアンVR」とその専用アプリ「ARCameraRecorder」は、現実空間を手軽にVR空間へと変換する新たな可能性を秘めています。これにより、より多くの人々がメタバースの世界にアクセスし、体験を共有することができるようになるでしょう。
参考リンク: