2025年6月16日発表:HIRAC FUNDが1号エクステンションファンド設立で12.8億円調達
ベストカレンダー編集部
2025年6月16日 12:02
1号エクステンション設立
開催日:6月16日
HIRAC FUND、1号エクステンションファンド設立のお知らせ
2025年6月16日、マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社が運営する「HIRAC FUND(ヒラクファンド)」は、1号エクステンションファンドを設立し、ファイナルクローズを12.8億円で実施したことを発表しました。このファンドは、株式会社あいち銀行、株式会社京葉銀行、株式会社佐賀銀行、株式会社マネーフォワード、三井住友信託銀行株式会社といった金融機関がLP(リミテッド・パートナー)として参加しています。
1号エクステンションファンドの概要
新たに設立された1号エクステンションファンドは、以下のような概要を持っています。
- 名称:HIRAC FUND1号エクステンション投資事業有限責任組合
- ファンド総額:12.8億円
- 投資対象:HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合(以下、1号ファンド)に出資した25社の中から、国内未上場かつ中長期的に成長が見込まれる企業
- 無限責任組合員:マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社
設立の背景と目的
HIRAC FUNDは、2020年12月に設立された1号ファンドを基盤としており、総額30.4億円でスタートしました。このファンドは、これまでに25社に対して投資を行い、起業家への支援を続けています。具体的には、勉強会や交流会を通じた地域金融機関とのネットワーク構築、営業や採用、ファイナンスに関するアドバイスを提供してきました。
その結果、投資先の中から株式会社トリドリ、株式会社GENDA、株式会社TENTIALの3社がIPOを果たし、Digitar株式会社がM&AによるEXITを実現しました。これにより、1号ファンドのDPI(Distributions to Paid-In Capital)は約50%に達しています(2025年5月末現在)。
今回の1号エクステンションファンドの設立は、既存の投資先がさらなる成長を目指す中で、資金ニーズに応えるためのものです。特に、サロウィン株式会社のシリーズDの資金調達においては、1号ファンドおよび1号エクステンションファンドを通じて追加出資を行っています。今後は、ミドルからレイターステージの企業への成長資金の提供を中心に、スタートアップの成長を支援していく方針です。
代表パートナーからのコメント
HIRAC FUNDの代表パートナーである金坂直哉氏と古橋智史氏は、以下のように述べています。
「2020年に30.4億円で設立した1号ファンドは、素晴らしい投資先とLPの皆様に恵まれ、2025年までにIPO3社、M&A1社を輩出いたしました。大変嬉しいことに、1号ファンドには成長著しい投資先が多く、私たちとしても一層の支援を行いたいという思いから、この度、1号ファンドの投資先に限定した追加投資専用ファンドを設立いたしました。」
「設立にあたっては、既存ファンドLPである佐賀銀行様に加え、新たにあいち銀行様、京葉銀行様、三井住友信託銀行様から力強いご支援をいただき、大変ありがたく、身の引き締まる思いです。引き続き、チーム一丸となって、マネーフォワードグループのあらゆるリソースを活用し、起業家・スタートアップ支援に尽力してまいります。」
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社について
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社は、株式会社マネーフォワードの100%子会社であり、ファンドの募集・運営を行っています。会社の概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社 |
| 所在地 | 東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F |
| 代表者 | 金坂 直哉 |
| 事業内容 | ファンドの募集・運営 |
| 設立 | 2020年5月25日 |
| URL | https://hirac.co.jp/ |
以上の情報から、HIRAC FUNDの1号エクステンションファンドの設立は、既存の投資先企業に対する支援を強化し、さらなる成長を促進するための重要なステップであることがわかります。今後の展開にも注目が集まります。
参考リンク: