7/3開始!学生翻訳のSDGs映画が無料オンライン上映

SDGs映画字幕上映会

開催期間:7月3日〜7月13日

SDGs映画字幕上映会
このイベントってどんな映画が見られるの?
SDGsをテーマにした3本のドキュメンタリー映画が無料でオンライン上映されます。女性イマームの挑戦、気候変動と人間の暮らし、認知症の当事者の物語が含まれます。
学生が翻訳した映画ってどうやって見られるの?
2025年7月3日から13日までオンラインで無料視聴可能です。さらに7月6日に東京外国語大学で特集上映とトークセッションがあり、Zoomでライブ配信もあります。

日本映像翻訳アカデミーが開催するSDGs映画上映イベント

日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、2025年6月16日12時より、大学生が翻訳したSDGsに関連する映画の上映イベント「WATCH 2025: For a Sustainable Future」を開催します。このイベントは、東京外国語大学が共催し、神戸市外国語大学が協力する産学協働プロジェクトとして実施されます。

本イベントでは、学生が翻訳した国内外のドキュメンタリー作品に日本語字幕および英語字幕を付け、オンラインで無料上映を行います。さらに、東京外国語大学での「TUFS Cinema」の一環として、長編作品の上映と関連トークセッションも行われます。

日本映像翻訳アカデミー、学生インターンが字幕を手がけたSDGs映画の上映イベントを開催 画像 2

翻訳を通じて学ぶ社会課題

今回のインターンシップでは、2本の長編映画と1本の短編映画が上映されます。具体的には、以下の3作品が対象です。

  • 『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』(原題『The Reformist – A Female Imam』/2019年)
  • 『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』(原題『DAY ZERO | Austria and Bhutan – A Glimpse Into the Future』/2020年)
  • 『A Story of Dementia and a Message of Hope』(原題:『ひと足先に認知症になった私から』/2024年)

これらの作品は、2025年7月3日から7月13日の期間にオンラインで無料上映され、長編2作品は7月6日に東京外国語大学で特集上映されます。上映中には、作品テーマに詳しいゲストによるトークセッションも予定されており、学生とゲストの対話が行われます。

日本映像翻訳アカデミー、学生インターンが字幕を手がけたSDGs映画の上映イベントを開催 画像 3

実践型インターンシップの意義

JVTAは、プロの映像翻訳者を育成するスクールとして、教育機関での映像翻訳や英語教育に取り組んでいます。今回のプロジェクトは2022年から始まったものであり、53名の学生が参加し、プロの映像翻訳講師からの指導を受けながら実務に挑戦します。

学生たちは、翻訳作業を通じて社会課題に対する理解を深め、SDGsの目標に対する共感を育むことが期待されています。また、トークセッションやSNSを通じた情報発信も学生が主体となって行うことで、リーダーシップやコミュニケーション能力を養うことができます。

日本映像翻訳アカデミー、学生インターンが字幕を手がけたSDGs映画の上映イベントを開催 画像 4

イベントの詳細情報

以下に「WATCH 2025: For a Sustainable Future」の実施概要を示します。

項目 詳細
公式ウェブサイト http://www.watch-sdgs.com
インターンシップ期間 2025年4月~2025年7月
共催 東京外国語大学
協力 神戸市外国語大学
オンライン上映期間 2025年7月3日(木)~2025年7月13日(日)
参加費 無料・要事前申し込み
上映作品 『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』
『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』
『A Story of Dementia and a Message of Hope』
TUFS Cinema開催日 2025年7月6日(日)13:00開映(12:40開場、16:50終了予定)
開催場所 東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
会場参加の申込 https://www.tufs.ac.jp/event/2025/250706_c01.html
Zoomライブ配信の視聴申込 https://www.watch-sdgs.com/

上映作品の詳細

上映される作品について、以下に簡単な概要を示します。

  • 『イスラームの変革者~女性イマームの誕生~』
    女性主導のモスク開設を目指すイマーム、シェリンの挑戦を描いた作品。SDGs目標5「ジェンダー平等の実現」に関連。
  • 『自然と未来~オーストリアとブータンからの学び~』
    監督がブータンとヨーロッパを旅し、気候変動と人間の暮らしの関係を探るドキュメンタリー。SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」と13「気候変動に具体的な対策を」に関連。
  • 『A Story of Dementia and a Message of Hope』
    若年性アルツハイマー型認知症の当事者が、自らの経験を通じて認知症への理解を促進する姿を描く。SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」、10「人や国の不平等をなくそう」、11「住み続けられるまちづくりを」に関連。

日本映像翻訳アカデミーについて

日本映像翻訳アカデミーは、1996年に設立され、映像翻訳のプロを専門に育成しています。海外の映画やドキュメンタリーに日本語の翻訳を施す「英日映像翻訳」、日本の映像作品に英語の翻訳を施す「日英映像翻訳」など、多岐にわたるプログラムを提供しています。

また、青山学院大学や東京外国語大学など、国内外の教育機関でも指導を行い、映像翻訳の技術を広める活動を展開しています。公式ウェブサイトはこちらからアクセス可能です。

今回の「WATCH 2025: For a Sustainable Future」イベントを通じて、学生たちは翻訳を通じて得た知識を社会に発信し、視聴者に新たな視点を提供する機会を得ることが期待されます。社会課題に対する理解を深めることで、今後の映像翻訳の分野においても重要な役割を果たすことができるでしょう。

このように、JVTAの取り組みは、映像翻訳者の育成だけでなく、社会全体に対する意識の向上にも寄与しています。今後の活動に注目が集まります。

参考リンク: