2025年6月16日発表、SDPジャパンが約45億円の資金調達を実施し医療支援を加速

SDPジャパン資金調達

開催日:6月16日

SDPジャパン資金調達
SDPジャパンは今回いくら資金調達したの?
SDPジャパンはシリーズDラウンドを含む複数の手段で総額約45億円の資金調達を実施しました。これにより医療分野での成長基盤を強化します。
今回の資金調達でSDPジャパンは何を目指してるの?
医師が技術に集中できる環境整備と患者が適切な治療にたどり着ける仕組みを全国に広げ、持続可能な次世代型医療モデルの実現を目指しています。

SDPジャパン、シリーズDラウンド等にて総額約45億円の資金調達を実施

SDPジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:永用 万人)は、2025年6月16日11時00分に、第三者割当増資(シリーズDラウンド)、既存株主による株式譲渡、銀行融資、及びアセットファイナンスを通じて、総額約45億円の資金調達を実施したと発表しました。この資金調達ラウンドには、JPインベストメントをリード投資家として7社が参加しています。

この資金調達は、日本が直面する超高齢社会において、持続的に成長が期待される医療産業において、特に整形外科や循環器分野に注力するSDPジャパンの成長基盤を強化するためのものです。

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資金調達の背景と医療のニーズ

日本では、手術件数が年平均5〜8%のペースで増加しており(矢野経済研究所調べ)、その需要は2050年頃まで拡大し続けると見込まれています。しかし、手術医療の領域には高度な技術と専門性が求められる一方で、医師が十分な手術環境や支援体制を得にくいという構造的な課題があります。

さらに、患者にとっても信頼できる医師との出会いは偶然に左右されることが多く、情報格差の解消が必要です。SDPジャパンは、医師が技術に集中できる環境を提供し、患者が適切な治療にたどり着ける導線を整えることで、医療提供の在り方を変革しようとしています。

医療提供の支援と成長戦略

SDPジャパンは、都市部を中心にマーケティング、施設プロデュース、経営支援などを通じて医療提供を支援するユニークなポジションを確立し、手術特化型医療機関の拡大を推進しています。今回の資金調達は、次世代型医療モデルを全国に広げるための成長基盤を強化するものです。

地方都市を含めた医療インフラの再構築を視野に入れ、各分野のステークホルダーとの連携を深め、持続可能な医療の実現に挑戦する方針です。SDPジャパンは、スタートアップならではのスピードと実行力をもって、日本の医療業界を前進させる原動力となることを目指しています。

代表取締役社長のコメント

代表取締役社長の永用万人氏は、「このたび、総額約45億円の資金調達を完了しました。ご支援いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。私たちは、医師が技術を発揮できる環境と、患者が最適な治療にたどり着ける仕組みの構築に挑み続けてきました。現在では年間3,000件超の手術支援を行うまでに成長しています」と述べています。

今後は地方都市にも展開を広げ、地域格差のない次世代型医療モデルを全国に支援していく意向を示しています。

採用強化の取り組み

新規医療機関の支援開拓を加速するため、SDPジャパンは以下の各分野での採用を強化します:

  • 集患マーケティング(デジタルおよびリアル領域)
  • 事業開発(医療部材調達、医師サポート、事業再生)
  • 支援先現場(出向を含む、医療機関での事務長職経験者など)

詳細は、当社の採用サイト(https://www.sdp-japan.com/recruit/info/)をご覧ください。

SDPジャパンの概要

SDPジャパン株式会社は、「高度な手術で世界を感動と喜びで満たす」をミッションに掲げ、単科特化型(整形外科および循環器内科領域)の手術専門医療機関の全国展開支援を行うスタートアップ企業です。

同社が支援先医療機関に提供するサービスは、集患マーケティング代行、手術部材供給、不動産および高度医療機器の調達、バックオフィス業務代行など多岐にわたり、手術現場に携わる多くのステークホルダーに対して、革新的なソリューションを提供しています。

調達概要と参画機関

今回の資金調達の概要は以下の通りです:

調達総額 約45億円
区分 参画機関(順不同)
エクイティ 新規投資家:JPインベストメント(リード投資家)、T&D Innovation Fund、三井住友信託銀行、ジャパン・コインベスト4号投資事業有限責任組合 / 三井住友トラスト・インベストメント、戸田建設
既存投資家 Eight Roads Ventures Japan、グロービス・キャピタル・パートナーズ
融資及びリース りそな銀行、静岡銀行、SBI新生銀行、他複数社

これらの資金調達を通じて、SDPジャパンはさらなる成長を目指し、医療業界の発展に寄与することを目指しています。

新規投資家のコメント

新規投資家からは、SDPジャパンの取り組みに対する期待が寄せられています。JPインベストメントの水上圭氏は、「SDPジャパンは、外科医が手術に専念できる環境を提供することで、患者が高品質な手術を短時間で受けられることを実現します」とコメントしています。

また、三井住友信託銀行の米田一弥氏は、「SDPジャパン社は、医療現場の効率化と質の向上を同時に実現するサービスを提供できる点で高く評価しております」と述べています。

SDPジャパンの成長戦略

SDPジャパンは、手術専門医療機関の全国展開を支援することで、医療コストの削減と高度なケアへのアクセス向上を目指しています。これにより、医療ケアに対する医師の想いと患者の望みに応える革新的な医療インフラの構築を進めていきます。

まとめ

SDPジャパンの資金調達に関する情報を以下の表にまとめました。

項目 内容
資金調達総額 約45億円
主な参画機関 JPインベストメント、T&D Innovation Fund、三井住友信託銀行、戸田建設など
SDPジャパンのミッション 高度な手術で世界を感動と喜びで満たす
採用強化分野 集患マーケティング、事業開発、現場支援など

このように、SDPジャパンは医療の質を向上させるための取り組みを進めており、今後の展開に注目が集まります。

参考リンク: