6月15日開催「CO2回収のど自慢大会」大阪万博で新体験

カラオケを楽しみながらCO2を資源にする新たな取り組み

2025年6月16日、株式会社エクシングは、親会社のブラザー工業株式会社と共に、大阪・関西万博会場内で行われた「MOF FES.」に協賛しました。このイベントは、脱炭素社会に向けた取り組みの一環として、カーボンリサイクル技術を紹介することを目的としています。

「MOF FES.」では、さまざまなアートやスポーツ、音楽を通じて、CO2を回収・濃縮し、価値ある資源へと再生するプロセスを実演しました。その中でも特に注目を集めたのが「CO2回収のど自慢大会」です。この大会では、参加者がカラオケを楽しみながら、歌唱中に排出されるCO2を回収するというユニークな試みが行われました。

「CO2回収のど自慢大会」の詳細

「CO2回収のど自慢大会」は、歌う際に排出される呼気中のCO2を回収して資源化することを目指した企画です。この大会では、最新の通信カラオケ機器「JOYSOUND X1」が提供され、参加者はSyncMOFが開発したCO2回収装置「Syllego」を装着したリストバンドをつけて歌唱しました。

回収されたCO2は、会場内の足湯に溶かされ、炭酸湯として来場者に楽しんでもらう形で活用されました。参加者と観客は、全8組のパフォーマンスを楽しみながら、CO2の新たな活用法を体験することができました。

イベントの盛り上がり

「CO2回収のど自慢大会」では、観衆が見守る中で参加者が歌声を披露し、会場は大いに賑わいました。足湯も多くの方に利用され、来場者同士の交流が生まれる場ともなりました。このような取り組みを通じて、環境問題への関心を深め、楽しく参加できるイベントを実現しました。

参加者は、歌唱を通じてCO2を回収するという新しい体験をしながら、楽しさと環境意識を両立させる貴重な機会となったことを実感しました。

MOF技術とその意義

MOFとは「金属有機構造体（Metal Organic Framework）」の略であり、金属イオンと有機物を組み合わせることで形成される多孔性材料です。MOFは高い比表面積を持ち、気体の吸着、分離、貯蔵、触媒など、さまざまな機能を備えています。

この技術を活用することで、CO2を効率的に回収し、資源として再利用することが可能になります。エクシングは、この技術を通じて環境への貢献を目指し、今後も多くの人々に笑顔と心の豊かさを届けるエンタテインメントの創造に挑戦していく意向を示しています。

今後の展望

株式会社エクシングは、「MOF FES.」での取り組みを通じて、環境問題への関心を深める一助となることを願っています。今後も、カラオケを通じた新たなエンタテインメントの形を模索し、持続可能な社会の実現に向けた活動を続けていく考えです。

まとめ

このイベントは、音楽を楽しむと同時に環境問題に取り組む新しい試みとして、多くの参加者にとって意義深い体験となりました。今後もこのような取り組みが広がり、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されます。