伝統技法「金継ぎ」を纏う新ブランドTOCTが6月19日デビュー
ベストカレンダー編集部
2025年6月19日 12:13
TOCTジュエリーデビュー
開催日:6月19日
文化を纏うジュエリー『TOCT』の誕生
株式会社TOCTは、2025年6月19日に新たなジュエリーブランド《TOCT(トクト)》を発表しました。このブランドは、日本の伝統的な修復技法「金継ぎ」を取り入れたもので、壊れたものに新たな美しさを与えることをコンセプトとしています。TOCTのジュエリーは、古くから受け継がれてきた職人技と現代的なミニマリズムが融合し、壊れた箇所を隠すことなく金で継ぐことで、金継ぎの精神を体現しています。
金継ぎの美意識を日常に
TOCTでは、実際に金継ぎ師が一点一点手作業で、シルバーやゴールドのジュエリーに漆を用いて金継ぎを施しています。この技法は、単なる装飾ではなく、「物を永く大切に使う」という日本の文化そのものを象徴しています。壊れたものに価値を見出し、新たな命を吹き込む美しさと哲学を、TOCTのジュエリーは静かに語りかけます。
TOCTのプロダクトは、ジュエリーだけでなく、パッケージに至るまで丁寧に設計されており、すべてが「作品」として成立するようデザインされています。日常に寄り添いながら、持ち主の心をさりげなくときめかせる存在であることを目指しています。
ブランド名の由来
TOCTというブランド名は、日本語で鼓動を表現する擬音「とくとく」に由来しています。この言葉は、特に鼓動が静かに鳴っている様子を表す際に用いられ、日本特有のさりげなさを美徳としています。プロダクトを見て、触れ、身につけた時にさりげなくときめきを感じる感覚を大切にし、「とく、とく、とく…」と鼓動が鳴り続ける様子を表現するために、回文的な言い回しを意識して名付けられました。
オンライン販売とPOP-UPイベント
TOCTは、オンライン販売を中心に展開しており、2025年8月下旬には都内にて初のPOP-UPイベントを開催予定です。このイベントでは、実際にTOCTのジュエリーを手に取って体験できる機会が提供される予定です。
今後は「文化を纏うジュエリー」として、プロダクトの購入を通じて誰もが日本文化に貢献できる仕組みを構築していく方針です。ジュエリーという枠を超え、文化そのものを纏う新たな価値体験をお届けすることを目指しています。
漆の生産支援への取り組み
TOCTのジュエリーでも使用されている「金継ぎ」に欠かせない漆の生産支援にも取り組んでいます。近年、輸入漆の影響や漆の原木、漆搔き職人の減少により、国産漆の供給は年々厳しさを増しています。これを受けて、TOCTは漆搔き職人の育成や原木の育成・確保、国産漆の増産に貢献できる仕組みづくりを進めていく考えです。
商品ラインナップと価格
TOCTのジュエリーには、以下のような商品があります。これらはすべて、日本の伝統的な技法を取り入れた美しいデザインが特徴です。
- Ring 001: ¥41,000 (税抜)
- Ring 004: ¥46,000 (税抜)
- Ring 005: ¥50,000 (税抜)
- Earring 011: ¥41,000 (税抜)
- Ear cuff 013: ¥40,000 (税抜)
- Pierce 014: ¥45,000 (税抜)
これらのジュエリーは、金継ぎの技法を用いることで、ただの装飾品ではなく、持ち主にとっての特別な存在となることを目指しています。
TOCTのオンラインプレゼンス
TOCTは、オンラインでも活動を展開しており、公式ウェブサイトやInstagramにて最新情報を発信しています。以下のリンクからアクセスできます。
これらのプラットフォームでは、新商品情報やイベント情報などが随時更新されるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
TOCTは、金継ぎの美意識を日常に取り入れることを目的としたジュエリーブランドです。壊れたものに新たな美しさを与えるという哲学を持ち、すべてのプロダクトが作品として成立するよう設計されています。オンライン販売を中心に、今後はPOP-UPイベントも開催予定であり、文化を纏うジュエリーとしての新たな価値体験を提供していく方針です。また、漆の生産支援にも取り組むことで、日本の伝統工芸を未来へと繋げていくことを目指しています。
| 商品名 | 価格(税抜) |
|---|---|
| Ring 001 | ¥41,000 |
| Ring 004 | ¥46,000 |
| Ring 005 | ¥50,000 |
| Earring 011 | ¥41,000 |
| Ear cuff 013 | ¥40,000 |
| Pierce 014 | ¥45,000 |
TOCTのジュエリーは、伝統と現代が融合した新たな価値を提供するものであり、今後の展開に注目が集まります。
参考リンク: