2025年6月27日開催 栃木パビリオン遠隔見学にローカル5Gとアバター活用

栃木パビリオン遠隔見学

開催日:6月27日

栃木パビリオン遠隔見学
ローカル5Gって何で遠隔見学に使うの?
ローカル5Gは高品質で大容量、低遅延の無線通信を提供し、遠隔地のアバターロボットがリアルタイムで高画質映像を送信できるため、遠隔見学に最適です。
アバターロボット「newme」ってどんなもの?
newmeはavatarin社が開発した遠隔操作ロボットで、ユーザーが遠隔地を自由に動き回り、見て話すことができるコミュニケーション特化型ロボットです。

大阪・関西万博における新たな取り組み

2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催される中、栃木県は新しいデジタル技術を活用した参加型の展示を実施します。この取り組みは、NECネッツエスアイ株式会社、avatarin株式会社、東海大学との協力により実現されます。

特に注目すべきは、ローカル5G環境を構築し、アバターロボット「newme」を使用して遠隔見学を行う機会が提供される点です。これは、栃木県下の一部の小中学生にとって、学びの場として非常に貴重な体験となります。

栃木パビリオンでの遠隔見学の仕組み

この取り組みでは、栃木パビリオンが大阪・関西万博会場内に設置され、ローカル5Gに接続されたアバターロボット「newme」を通じて、実際に現地を訪れることなく、壬生町立壬生小学校および壬生町立壬生中学校の生徒たちが栃木パビリオンを見学することができます。

具体的には、以下のような流れで進行します:

  • アバター設置場所:大阪・関西万博会場内 EXPOメッセ「WASSE」
  • アバター操作場所:壬生町立壬生小学校、壬生町立壬生中学校
  • 実施日程:
    • 2025年6月27日(金) 壬生町立壬生小学校 13:00〜13:45
    • 壬生町立壬生中学校 15:00〜15:50(予定)

このプロジェクトでは、東海大学観光学部観光学科の学生がナビゲーターとして、アバターを操作しながらパビリオンの遠隔体験をサポートします。

ローカル5Gの重要性とアバターロボット「newme」

ローカル5Gは、自営可能な高品質無線ネットワークであり、大容量・低遅延通信を実現するための重要なインフラです。この技術により、アバターロボット「newme」は高画質のリアルタイム映像を伝送することが可能となります。

アバターロボット「newme」は、avatarin株式会社が独自に開発したもので、遠隔地を自由に動き回り、自分の目で見て、話すことができるコミュニケーションに特化したロボットです。このロボットを使用することで、遠隔地にいる生徒たちが、まるでその場にいるかのような体験を得ることができます。

各社の役割と共同研究

本プロジェクトにおける各社の役割は次の通りです:

企業名 役割
avatarin株式会社 企画・運営、全体管理、アバター技術の提供
NECネッツエスアイ株式会社 ローカル5Gの整備、運用、管理、実施サポート
東海大学 パビリオンでのガイド(観光学部 佐藤雅明研究室 学生3名)

さらに、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科中尾研究室がavatarin株式会社との共同研究に基づき、ローカル5G基地局の提供などで協力しています。

このように、栃木県の取り組みは、先端技術を駆使して新しい形の学びを提供するものであり、未来の教育の可能性を広げるものとなっています。特に、遠隔地にいる生徒たちが直接体験できる機会を創出することは、教育の質を向上させる重要な要素です。

まとめ

大阪・関西万博における栃木パビリオンでの取り組みは、以下の内容に集約されます:

項目 内容
日程 2025年6月27日
対象校 壬生町立壬生小学校、壬生町立壬生中学校
アバター設置場所 大阪・関西万博会場内 EXPOメッセ「WASSE」
アバター操作場所 壬生町立壬生小学校、壬生町立壬生中学校
各社の役割 企画・運営、ローカル5G整備、パビリオンガイド

このような取り組みが、今後の教育や技術の発展に寄与することが期待されています。