2025年6月28日放送 大阪町工場「TEPPEN」万博出展の軌跡
ベストカレンダー編集部
2025年6月26日 11:41
TEPPEN万博出展
開催日:6月28日
大阪の町工場が生み出す新たな価値
2025年6月28日(土)午前11時から放送される「ドキュメンタリー7」では、大阪市西区に本社を構える「田村商店」の田村夫妻に密着し、彼らが挑戦する新たな価値創造の軌跡を追います。この番組は、目立たないながらも私たちの生活に貢献している人々や、社会的に弱い立場の人々に寄り添う人々にスポットライトを当てるドキュメンタリー番組です。
第28回のテーマは「町工場から世界へ! ~妻のアイデアで廃材が蘇る~」。田村商店は鉄筋や金属の加工、ナットなどを製造する町工場で、2022年に立ち上げたブランド「TEPPEN」が注目を集めています。
TEPPENブランドの誕生とその影響
TEPPENの誕生の背景には、田村商店の妻、久美さんの斬新なアイデアがあります。彼女は工場で出た廃材を使って、雛飾りや兜などの作品を制作し、SNSで発信しました。この発信により、彼女の作品は多くの人々に注目され、知名度が向上しました。
久美さんの廃材商品は、様々な企業からのコラボ依頼を受けるようになり、本業にも好影響を及ぼしています。彼女のアイデアは、町工場の新しいスタイルを確立し、地域に新たな可能性をもたらしています。
万博出展への道のり
久美さんのアイデアに刺激を受けた夫の友紀晃さんは、町工場の技術を活かしてそのアイデアを形にする役割を担っています。この新しいスタイルが注目を集め、取引先の信用金庫の目に留まり、大阪・関西万博への出展が決定しました。
万博に向けて、田村夫妻が考案した商品は「サステナファーム」です。これは、鉄筋の土台の上に逆三角錐の植木鉢をはめた移動可能な畑で、植木鉢は生分解性プラスチックで作られています。この素材は、微生物の働きによって水と二酸化炭素に分解されるため、環境に優しい製品です。
サステナファームのコンセプトと課題
サステナファームは、斬新な素材とデザインで注目を集めることが期待されましたが、コンセプトが伝わらず、最初の提案は白紙に戻されました。そこで、久美さんは新たな打開策を考え出しました。彼女の閃きがどのように形になるのか、万博出展までの道のりを追いかけます。
久美さんは、「私たち自身が楽しみながらやっている」と語り、SNSの発信を続けることで、女性たちが町工場で働くきっかけになればと考えています。彼女の思いは、ものづくり業界を盛り上げることにもつながっています。
まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 番組名 | ドキュメンタリー7 |
| 放送日時 | 2025年6月28日(土)午前11時~11時30分 |
| 放送局 | テレビ大阪 |
| 主な内容 | 田村商店の田村夫妻が廃材を活用した新たな価値創造に挑戦する様子 |
| 商品名 | サステナファーム |
| 使用素材 | 生分解性プラスチック |
田村商店の取り組みは、町工場の新しい形を示すものであり、地域のものづくりの可能性を広げるものです。今後の展開にも注目が集まります。
参考リンク: