6/30開始!大阪・関西万博で丹後ちりめん金加工体験
ベストカレンダー編集部
2025年6月27日 17:27
伝統工芸体験イベント
開催期間:6月30日〜7月6日
EXPO2025大阪・関西万博 関西パビリオン京都ゾーンでの伝統工芸体験
2025年6月30日から7月6日までの間、関西パビリオン京都ゾーンにおいて、株式会社伊と幸による特別企画「伝統と革新が織りなす 新しいカタチ」が開催されます。このイベントでは、正絹 丹後ちりめんを用いた金加工の実演と体験が行われ、来場者は日本の伝統工芸を直接体感することができます。
この企画は、展示、実演、体験を通じて、京都の伝統産業の魅力を再発見し、未来へ繋げることを目的としています。来場者は、丹後ちりめんを使用した作品を目の前にし、その制作過程を学びながら、実際に手を動かして体験することができます。
イベント詳細と実施内容
本イベントは、関西広域連合が提供する関西パビリオンの一部として行われ、以下の詳細が設定されています。
- 開催日時: 2025年6月30日(月)~7月6日(日)
- 開催場所: 大阪・関西万博 関西パビリオン 京都ゾーン
- 実演・体験回数: 1日3回(10:30、13:30、15:30)
この期間中、来場者は以下の2つの作品を通じて、京都の伝統工芸を体験できます。
作品紹介
株式会社伊と幸が展示する作品は、以下の2点です。
- 絹パネル: 医療機器用の純国産絹を使用した「回診用X線装置のための絹パネル」です。このパネルは、金と銀の箔を用いてオリジナル柄の「あわひ七宝」を施し、医療機関における最新医療器材に装着されています。京都の伝統工芸と現代技術の融合を示す作品です。
- 京指物行燈: 「丹後ちりめん月華舞菊の京指物行燈」は、京都の丹後ちりめんをセードとして使用し、手染めのぼかし染めで表現されたオリジナル紋意匠が特徴です。この行燈は、現代の空間に合うデザインで仕上げられています。
実演と体験の具体的な内容
実演と体験は、以下のようにスケジュールされています。
| 日付 | 実演内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 6月30日 | 筒描き実演・体験 | 10:30, 13:30, 15:30 |
| 7月1日 | 筒描き実演・体験 | 10:30, 13:30, 15:30 |
| 7月2日 | 金細筒描き実演 | 10:30, 13:30, 15:30 |
| 7月3日 | 筒描き実演・体験 | 10:30, 13:30, 15:30 |
| 7月4日 | 筒描き実演・体験 | 10:30, 13:30, 15:30 |
| 7月5日 | 金彩泥描き実演 | 10:30, 13:30, 15:30 |
| 7月6日 | 筒描き実演・体験 | 10:30, 13:30, 15:30 |
これらの実演は、伝統工芸士によって行われ、来場者は実際に手を動かして金加工や筒描きを体験することができます。特に、金細筒描きは、非常に繊細な技術が求められるため、貴重な体験となるでしょう。
株式会社伊と幸の背景と取り組み
株式会社伊と幸は、創業94年の歴史を持つ和装用白生地の老舗メーカーであり、伝統工芸の発展に寄与するための様々な取り組みを行っています。2011年には「絹の白生地資料館」を開設し、着物の原点となる繭や生糸の文化を広める活動をしています。
また、内装資材「絹ガラス」の開発を通じて、伝統技術と現代技術の融合を目指しています。これにより、伝統工芸を現代の生活に生かす新しい形を模索しています。
まとめ
2025年大阪・関西万博における関西パビリオン京都ゾーンでのイベントは、京都の伝統産業の魅力を再発見し、未来を見据えた新しい形の工芸体験を提供する貴重な機会です。実演や体験を通じて、来場者は日本の伝統工芸に触れ、その魅力を直接感じることができます。
以下に、イベントの主な情報をまとめました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| イベント名 | 関西パビリオン 京都ゾーン |
| 開催期間 | 2025年6月30日~7月6日 |
| 実演・体験の内容 | 正絹 丹後ちりめんの金加工実演と体験 |
| 作品 | 絹パネル、京指物行燈 |
| 主催 | 株式会社伊と幸 |
このように、伝統工芸の体験を通じて、来場者は日本の文化と技術の深さを学び、未来に向けた新たな可能性を感じることができるでしょう。