2025年6月30日開始｜株式会社POIが大阪・関西万博で昆虫食をPR

近畿大学発ベンチャー・株式会社POIが大阪・関西万博に出展

近畿大学発のベンチャー企業である株式会社POI（奈良県奈良市、代表取締役 清水和輝）は、社会課題の解決に取り組む企業として注目されています。2025年6月30日、同社は大阪・関西万博に出展し、特別アンバサダーとしてインフルエンサーの敢（かん）氏を迎え入れ、来場者へのPR活動を実施しました。このイベントは、万博のテーマに沿った内容で、昆虫食の可能性を広めることを目的としています。

万博では、フライドコオロギやフライドスズメバチといった既存の商品に加え、枚方市の共創プロジェクト事業で製造した「枚方産・セミの幼虫」、さらには世界的ベーシストである今沢カゲロウ氏からOEMを受けた「カメムシふりかけ・カメロウ」を紹介しました。これにより、来場者は昆虫食の新たな側面を体験することができました。

昆虫食の魅力とSDGsへの貢献

万博のブースでは、農林水産大臣の小泉進次郎氏や経済思想家の斎藤幸平氏など、著名人からのメッセージも紹介され、清水代表の活動に対する期待が寄せられました。さらに、ステージ発表では昆虫食に関する講座が開催され、昆虫食の可能性や意義、そして世界や日本における伝統食としての歴史について講演が行われました。

この講演では、特に万博のテーマである「SDGs」への貢献についても触れられ、昆虫食が持つ環境への配慮や持続可能性についての重要性が強調されました。来場者との交流の様子も見られ、多くの方が昆虫食に関心を持っていることが伺えました。特に、コオロギ以外の昆虫、例えばセミやスズメバチの成分や味に興味を持つ方々が多く、説明を熱心に聞き入る姿が印象的でした。

今後の取り組みとイベント計画

万博への出展は終了しましたが、株式会社POIは今後も様々な関連事業を計画しています。今年の夏休みには、枚方市の全面協力のもと、ひらかた万博パビリオン事業として「セミ採取でSDGsを体感しよう！ 〜未来の食料資源を見つけるエコな探検〜」を大阪府立山田池公園で行う予定です。このイベントは、昆虫食の普及啓発活動の一環として位置付けられています。

清水代表は、「昆虫食関連の事業者が困難な状況にある中で、弊社は昆虫食の本質的な意義を追求し続けてきました。万博を一つのマイルストーンとして捉え、地道な普及啓発活動が重要であると確信しています」とコメントしています。このような活動を通じて、SDGsの達成に向けた取り組みを進めていく方針です。

インフルエンサー敢氏のメッセージ

特別アンバサダーの敢氏は、自身の経験を通じて「食事」が健康や美容に与える影響について強い関心を持っていると語ります。彼は、「昆虫食」との出会いが、最初は罰ゲームのような印象を持っていたものの、実際に食べてみるとその美味しさに驚いたと述べています。また、栄養価の高さや環境への貢献という側面も知り、この素晴らしい昆虫食を多くの人に知って欲しいと強調しました。

敢氏は、「ぜひ一度、試してみませんか？」と呼びかけています。彼のメッセージは、昆虫食の普及に向けた重要な役割を果たしています。

まとめ

株式会社POIの大阪・関西万博への出展は、昆虫食の可能性を広める重要な機会となりました。以下に、記事で紹介した内容を表にまとめます。

このように、株式会社POIは昆虫食を通じて環境問題への貢献を目指し、様々な活動を展開しています。今後の取り組みにも注目が集まることでしょう。