2025年7月2日発表:石橋素氏がバスキュール外部役員に就任し生成AI時代の新組織構築へ
ベストカレンダー編集部
2025年7月2日 11:58
石橋素氏外部役員就任
開催日:7月2日
ライゾマティクス石橋素氏がバスキュールの外部執行役員に就任
2025年7月2日、株式会社バスキュール(所在地:東京都港区、代表取締役:朴正義)は、アブストラクトエンジン(ライゾマティクス)の石橋素氏を外部執行役員として迎えたことを発表しました。この動きは、生成AIが普及する時代において新たなクリエイティブチームのあり方を模索するための重要な一歩となります。
近年、生成AIの普及により、コンテンツ制作だけでなく、企業の組織形態や雇用そのものが根本から変わる可能性が高まっています。バスキュールは、価値あるアウトプットを生み出し続けるために、人間とAIが有機的に協働できる新しい組織モデルの構築を目指しています。
バスキュールの新ボードメンバー体制
新たに加わる石橋氏を含むバスキュールのボードメンバーは、次のような構成となっています:
- 杉山央
- 南郷瑠碧子
- 石橋素
- 朴正義
- 春日恵
- 大八木翼
- 和田教寧
- 佐々木大輔
- 山本一平
- 馬場鑑平
この新たな体制は、デジタルテクノロジーを駆使し、広告やサービス、都市開発、宇宙、イベントなどの幅広い分野で新しい体験を創造するためのものです。
外部執行役員就任の背景
バスキュールは、デジタルクリエイティブの分野で新たな価値を生み出すことを目指してきましたが、生成AIの普及により、デジタルコンテンツの大量生成が可能となり、そのアウトプットの本質的な価値が問われる時代に突入しています。
そのため、バスキュールはフィジカルAI領域の研究開発を進め、AIと人間が自然に協働できる柔軟なクリエイティブチームの構築に取り組むことを決定しました。この新しい取り組みは、企業の枠を超えた新たな協働の形を模索するためのものであり、石橋氏の専門性が大いに活かされることが期待されています。
石橋素氏のプロフィール
石橋素氏は1975年生まれのエンジニアでありアーティストです。東京工業大学制御システム工学科及び国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)を卒業後、フリーランスとしてインタラクティブな映像を用いた広告制作に携わりました。その後、2006年頃からメディアアート作品の制作を本格化させ、数々のイベントや美術館で展示を行ってきました。
主な作品には『Pa++ern』『fadeout』『particles』などがあり、2011年には『第15回文化庁メディア芸術祭』アート部門優秀賞を受賞しています。彼の活動は、映像だけでは実現できない新たな体験を創造することに注力しており、ハードウェアやデバイス制作を通じて新しい表現技術を開発しています。
石橋氏と共に目指す取り組み
石橋氏は、バスキュールにおいて以下の3つの取り組みを進めていくことを目指しています:
- フィジカルAI領域の研究開発:AI駆動のロボットや身体感覚に訴えるインタラクティブ技術を駆使し、スクリーン表現だけでは味わえない体験を創造します。
- 体験イベントの実現:万博パビリオンや大型展示、舞台演出、スポーツイベントの開会式、音楽ライブなど、国や世代を超えた感動を生み出すイベントを企画します。
- クリエイティブコレクティブの構築:生成AIが標準となる時代に、柔軟なチーム体制を整備し、AIと協働することで実現できる新たなアウトプットを追求します。
代表取締役・朴正義からのコメント
朴正義代表取締役は、生成AIが普及した世界では従来の企業や雇用の限界が明らかになると述べ、石橋氏が外部執行役員としてバスキュールに参加することが新たな挑戦であると強調しました。また、石橋氏との20年以上の関係性が、今後の協働と創造において重要な要素となることを期待しています。
今後の展開と仲間の募集
バスキュールは、フィジカルAI領域のプロトタイピングや新しいクリエイティブコレクティブの構築を2026年春を目標に進めていく予定です。また、宇宙をテーマにしたオリジナルIP開発にも取り組むことを計画しています。
さらに、今回の新しい取り組みを推進するために、経営管理や企画プロデュース、プロジェクトマネジメント、フィジカルAI開発など、さまざまな分野でのスタッフを募集しています。働き方や契約形態については柔軟に対応し、メンバーの専門性や希望するライフスタイルに合わせた最適な形を考えていく方針です。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新執行役員 | 石橋素(ライゾマティクス) |
| 就任日 | 2025年7月 |
| 主な取り組み | フィジカルAIの研究、体験イベントの実現、クリエイティブコレクティブの構築 |
| 代表取締役コメント | 新たな時代を象徴する取り組みとして期待 |
| 募集内容 | 経営管理、企画プロデュース、プロジェクトマネジメント、フィジカルAI開発 |
このように、株式会社バスキュールは石橋素氏を迎え、生成AI時代における新たなクリエイティブチームの構築に向けた取り組みを進めていくことを発表しました。今後の展開が注目される中で、バスキュールの新しい挑戦がどのように実現されていくのか、期待が高まります。
参考リンク: