2025年7月1日開始、磐梯町とコクーがDXと女性活躍で連携協定締結

コクー株式会社と福島県磐梯町の包括連携協定締結

コクー株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：入江 雄介）は、2025年7月1日に福島県磐梯町（町長：佐藤 淳一）との間で包括連携協定を締結しました。この協定は、総務省が推進する「地域活性化企業人制度」を活用したもので、コクーが自治体と包括連携協定を結ぶのは初めての試みです。

本協定により、福島県出身のコクー社員が磐梯町に「地域活性化企業人」として着任し、磐梯町の「磐梯町町民の幸せプロジェクト」における働き方の再デザインを支援します。コクーは、役場職員や地域住民、地元企業に向けたDX（デジタルトランスフォーメーション）推進、女性デジタル人財の育成と活躍推進に取り組み、磐梯町が目指す「町民全ての幸せ～誰一人取り残さない共生社会の実現～」に貢献します。

磐梯町町民の幸せプロジェクトの概要

福島県磐梯町は、2025年4月に「磐梯町町民の幸せプロジェクト」を本格的に稼働させました。このプロジェクトは、磐梯町のミッション「町民全ての幸せ～誰一人取り残さない共生社会の実現～」とビジョン「自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」を達成するための取り組みです。

プロジェクトは「幸せの再デザイン」をコンセプトに掲げ、まちづくりや行政経営、働き方などの仕組みや環境を町民起点で見直し、新たに創り上げることを目指しています。コクーの協力を得ることで、プロジェクトの円滑な遂行と達成が期待されています。

協働施策の具体的な内容

コクーは、「磐梯町町民の幸せプロジェクト」において、以下の協働施策を実施します。

• 役場職員のデジタルリテラシー・スキル向上による業務量改善に関する業務
• 地元企業や商工会等に向けたデジタルリテラシー・スキルの向上に関する業務
• 地元企業と女性デジタル人財のマッチング・雇用創出に関する業務
• プロジェクトのコミュニティ運営に関する業務

これにより、地域のデジタル化を促進し、働き方の再デザインを実現することを目指します。

協定締結に向けたコメント

磐梯町の行政経営課 特命係長 渡部 久美 氏は、本協定について「地域活性化企業人制度を活用し、地方公共団体が企業の社員を受け入れることで地域の魅力や価値の向上に寄与することが目的です」と述べています。

また、コクーの地方創生DX室 室長 安藤 崇敬氏は、「磐梯町との協定は初の包括連携協定となり、福島との関係を深めることができることを嬉しく思います。地域のデジタル化を進めるため、社員が地域活性化企業人として貢献できることを期待しています」とコメントしています。

磐梯町の魅力と自然環境

福島県磐梯町は、会津地方中部に位置し、人口は約3,100人です。東京都心から北へ約200kmの距離にあり、磐梯山を間近に望む自然豊かな町です。約70％が森林に覆われ、昭和の名水百選にも選ばれた磐梯西山麓湧水群を有しています。

四季を通じて異なる自然の魅力があり、春には桜が咲き、夏には登山やハイキング、秋には紅葉、冬にはスキーやスノーボードといったウィンタースポーツが楽しめる地域です。こうした美しい自然環境が町の魅力となっています。

コクーの地方創生への取り組み

コクーは、「デジタルの力でダイバーシティ＆インクルージョンがあたりまえの社会を創る」というパーパスを掲げ、地域の人材をDX人財として育成し、地方創生に寄与することを目指しています。特に女性活躍推進に力を入れており、未経験者をDX人財に育成するための様々なプログラムを展開しています。

地方創生を重視した戦略の一環として、長期経営計画「VISION 2030」を策定し、地方拠点30拠点を目指しています。地域での雇用機会の創出や人材流出の抑制を図ることで、地域の活性化に貢献していく方針です。

コクー株式会社の概要

コクー株式会社は、2019年に設立され、労働人口減による人手不足を「人財」×「デジタル」で解決することを目的としています。デジタル領域での多様なサービスを提供し、特に女性の活躍を推進することに注力しています。

同社の事業内容には、DXコンサルティング、データサイエンス、RPA、AI、デジタルマーケティングなどが含まれ、地域の企業のDXを支援する取り組みを展開しています。

コクーと福島県磐梯町の協働は、地域の活性化とDX推進に向けた重要なステップとなるでしょう。双方の取り組みが実を結び、町民全ての幸せを実現するための道筋が一層明確になることが期待されます。