2025年7月9日開始!ロボット農業生まれの米粉スイーツEC販売
ベストカレンダー編集部
2025年7月9日 16:21
雷粉EC販売開始
開催日:7月9日
米粉スイーツ専門店とロボットメーカーがコラボレーション
株式会社テムザックと株式会社GOCHISOU(以下「BEIKA」)が共同で米粉スイーツの新たな商品開発に取り組み、2025年7月9日より「雷粉」のEC販売を開始しました。このプロジェクトは、テムザックが開発した農業ロボット「雷鳥シリーズ」を活用して生産された米粉「雷粉」を使用したスイーツの提供を目指しています。
BEIKAは、同志社大学経済学部の学生と連携し、米粉スイーツ専門店を2024年9月にオープンする予定です。学生たちは「雷粉」を使ったスイーツの開発を行い、その中でも特に「雷粉のスモアクッキー」や「雷粉のおにぎりケーキ」が注目されています。
「雷粉」とは何か
「雷粉」は、テムザックが最先端のロボット技術を駆使して生産した米から作られた米粉です。具体的には、品種「ミズホチカラ」を用いて、労力を大幅に削減する稲作技術「WORKROID農業」で育てられた米を使用しています。この技術により、耕作放棄地や不整形地でも米作りが持続可能となります。
日本では米の消費が減少している一方で、米粉は小麦粉の代用品としての需要が高まっています。特に健康志向の高まりや輸入小麦の価格高騰により、米粉の需要は増加傾向にあります。テムザックはこの流れに乗り、米粉の製造・流通を通じて新たな価値を創出し、食料自給率の向上を目指しています。
商品開発の背景と経過
BEIKAと同志社大学経済学部の小橋ゼミは、2024年から本プロジェクトを進めており、学生たちは「自分が食べたい米粉のスイーツ」をテーマに商品開発を行っています。特に「雷粉のスモアクッキー」は、試作を重ねた結果、可愛らしい見た目と美味しさを兼ね備えた商品として完成しました。
商品開発にあたっては、チョコレートやナッツ、クリームチーズ、レーズンなど多彩なトッピングを試し、味の劣化や日持ちの問題を克服するために多くの努力がなされました。BEIKAからのアドバイスも受けながら、チーム全体で協力し、商品化を実現しました。
商品紹介
- 雷粉のスモアクッキー: マシュマロやチョコレートをクッキー生地に練り込んだ、見た目も可愛らしい米粉クッキーです。子どもから大人まで楽しめる味わいを追求しています。
- 雷粉のおにぎりケーキ: 米粉のガトーショコラとチーズケーキを組み合わせ、ポン菓子やホワイトチョコ、ドライフルーツで飾った一口サイズのケーキです。見た目のインパクトと味の両方を楽しむことができます。
テムザックの農業技術と社会的意義
テムザックは、農業ロボットを用いた省力化農業の取り組みを進めています。日本の農業は高齢化が進んでおり、特に75歳以上の農業従事者が多い現状があります。こうした中で、ロボット技術を活用することで、労働力不足を補い、効率的な農業を実現することが求められています。
テムザックは、宮崎県延岡市や北浦農業公社と連携し、2023年から「WORKROID農業」を開始しました。この取り組みでは、農業ロボット「雷鳥シリーズ」を使用し、労働時間を削減しながら米の収穫を行っています。初年度には24aの圃場から800kg弱の米を収穫し、製粉した米粉は「雷粉」として食品業者へ提供しています。
今後の展望と広報活動
現在もBEIKA、テムザック、同志社大学経済学部小橋ゼミは新たなスイーツ開発に取り組んでおり、今後も「雷粉」を使用した商品開発や広報活動を継続していく予定です。特に、広報班では公式SNSアカウントを通じて、商品や企業の魅力を広く発信していく方針です。
学生たちは、効果的な広報戦略を考えながら、これまでの活動で得た経験を活かしていくことを目指しています。広報活動を通じて多くの人々に「雷粉」の魅力を伝え、米粉スイーツの普及を図ることが期待されます。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コラボレーション企業 | 株式会社テムザック、株式会社GOCHISOU |
| 商品名 | 雷粉のスモアクッキー、雷粉のおにぎりケーキ |
| 販売開始日 | 2025年7月9日 |
| 販売場所 | 株式会社GOCHISOU ECサイト |
| 米粉の特徴 | ロボット技術を用いて生産された「雷粉」 |
| 社会的意義 | 高齢化や担い手不足に対する解決策 |
以上の情報を通じて、米粉スイーツの新たな可能性と、ロボット技術を活用した農業の重要性が浮き彫りになったことがわかります。今後の展開に注目が集まる中で、「雷粉」の魅力をぜひ体験してみることをお勧めします。
参考リンク: