2025年7月17日開催｜大阪・関西万博でパキスタン投資フォーラム開催

2025年大阪・関西万博におけるパキスタンの取り組み

2025年7月14日から16日までの3日間、2025年大阪・関西万博において、パキスタンのカイバル・パクトゥンクワ州の投資ポテンシャルを発信する「パキスタン―日本、貿易・投資フォーラム」が開催されます。このフォーラムは、7月17日（木）に行われ、パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州投資・貿易庁（KP-BOIT）がパキスタン貿易開発庁（TDAP）の協力のもと主催する重要なイベントです。

本フォーラムでは、同州の成長著しい経済と観光の可能性に焦点を当て、政府関係者や投資家、企業代表者らが集まり、意見を交わす場となります。開催日時は2025年7月17日（木）11:00からで、会場は大阪・関西万博会場内「フェスティバル・ステーション」です。

フォーラムのプログラム内容

フォーラムのプログラムには、カイバル・パクトゥンクワ州政府高官および顧問によるプレゼンテーションが含まれています。具体的には、以下のテーマについての講演が行われます。

• 海外投資の最有望地としてのカイバル・パクトゥンクワ州の魅力
• 観光と文化遺産を成長の原動力とする施策
• 戦略的優先事項としてのインフラと交通網の整備

主な講演者には、州首相観光顧問のザヒド・チャンゼブ氏、州首相財務顧問のムザミル・アスラム氏、カイバル・パクトゥンクワ州政府事務次官のムハンマド・イスラール氏、考古・博物館局長のアブドゥル・サマド博士が名を連ねています。

文化パフォーマンスの実施

フォーラムの開催に先立ち、7月14日から16日までの3日間、カイバル・パクトゥンクワ州の伝統的舞踊「カッタク・ダンス」や地域音楽による文化パフォーマンスが実施されます。これらの文化イベントは、ビジネス交流と並行して行われ、パキスタンの多様性や伝統、そしておもてなしの魅力を伝えることを目的としています。

パフォーマンスのスケジュールは以下の通りです：

1. 7月14日：ポップアップ・ステージ 西
2. 7月15日・16日：ポップアップ・ステージ 東内

時間は各日共通で、18:00～18:30および19:30～20:00の2回です。

パキスタンパビリオンのテーマと目的

2025年大阪・関西万博におけるパキスタンパビリオンは、「一粒の塩の中に広がる宇宙（Universe in a Grain of Salt）」をテーマにしています。このテーマは、パキスタンが誇る豊かな文化遺産や創造性、哲学的な精神性を表現するものです。

岩塩に着想を得た没入型の展示やインタラクティブな体験を通じて、訪れる人々に深い感動と気づきを提供し、国境を越えた対話と国際的な協力を促進することを目指しています。

パキスタンパビリオンに関する詳細情報は、以下のリンクから確認できます：

パキスタンパビリオン公式サイト

また、Instagram、X（旧Twitter）、Facebook、LinkedIn、TikTokでも最新情報を配信しています。アカウント名は@pakatworldexpoです。

パキスタン貿易開発庁（TDAP）の役割

パキスタン貿易開発庁（TDAP）は、同国の国際貿易の振興と強化を担う中核的な政府機関です。TDAPは、パキスタンの輸出力を高め、国内企業を世界市場へとつなぐことを使命としており、貿易分野の発展において重要な役割を果たしています。

具体的には、TDAPは市場調査、貿易促進、企業の能力強化、ビジネスマッチングの支援など、包括的なサービスを提供しています。また、企業が国際競争力を高め、経済成長と持続可能な発展につながるよう、ビジネスに適した環境づくりに力を注いでいます。

国際貿易へのゲートウェイとして、TDAPはパキスタン企業の成長を後押しし、革新を促進するとともに、国際社会との長期的なパートナーシップ構築を目指しています。

以上の内容を踏まえ、2025年大阪・関西万博におけるパキスタンの取り組みは、経済と文化の両面から多くの注目を集めることが期待されています。特に、カイバル・パクトゥンクワ州の投資ポテンシャルを発信するこのフォーラムは、国際的なビジネスチャンスを創出する重要な機会となるでしょう。