7月28日開始、大阪・関西万博で泉佐野と益田が伝統文化共演

開運招福・舞を通じた鼓舞の力

2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来社会を創造する首長連合（以下「万博首長連合」）は、2025年7月28日から31日まで、大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」にて、「Resolution of LOCAL JAPAN展 〜地域が創る日本と地球のいのち輝く未来〜」を開催します。このイベントでは、大阪府泉佐野市と島根県益田市が「開運招福・舞を通じた鼓舞の力」をテーマに共創し、両地域の伝統文化を融合させたパフォーマンスを披露します。

イベントの概要

この特別なイベントは、大阪府泉佐野市のダイナミックな飾り枕のアクションと、島根県益田市の「石見神楽」の勇壮な舞を体験できる機会です。訪れる人々は、まるで地域のお祭りに参加しているかのような臨場感を味わうことができます。万博首長連合は、万博を契機に地域の魅力を発信し、万博終了後も地域活性化を目指した取り組みを続けます。

「開運招福・舞を通じた鼓舞の力」企画内容

この企画では、島根県西部の益田市に伝承される伝統芸能「石見神楽」と、大阪府泉佐野市の奇祭「まくら祭り」が初めて共演します。石見神楽は、天照大御神を誘い出すために天鈿女命が岩戸の前で舞ったとされる「天岩戸伝説」を起源とし、神に祈りを捧げる鎮魂の舞として発展してきました。その舞には、哀愁のある笛の音や活気溢れる太鼓囃子、豪華な衣装が特徴です。

一方、泉佐野市の「まくら祭り」は、子宝を願う若嫁がまくらを奉納したことに始まる伝統行事で、安産や良縁を願って奉納された25個の飾りまくらが幟にくくりつけられ、御旅所まで渡御されます。この祭りは、日本遺産「旅引付と二枚の絵図が伝えるまち－中世日根荘の風景－」の構成文化財の一つでもあります。

伝統文化の融合と共鳴

遠く離れた二つの地域で育まれたこれらの伝統的なお祭りには、「開運招福」の願いが込められています。石見神楽の勇壮な舞と、まくら祭りの柔らかくも力強い祈りが交わることで、新たな舞台芸術が生まれます。この瞬間、この場所でしか体験できない“祈りの共鳴”をぜひ目の当たりにしてください。

イベント詳細情報

「Resolution of LOCAL JAPAN展」は、2025年7月28日から31日までの間、大阪・関西万博のEXPOメッセ南側で開催されます。入場は無料で、開場時間は毎日10時から20時までとなっています。特に注目のステージ出演タイムテーブルは以下の通りです。

• 2025年7月30日　16：00～17：00
• 2025年7月31日　12：00～13：00

このイベントでは、全国43地域が地域や文化、世代を超えてコラボレーションし、世界に誇る伝統芸能や文化、祭り、音楽、工藝、和食、健康、自然の魅力をお届けします。万博ならではの体験を通じて、様々な地域との出会いを楽しむことができるでしょう。

共創自治体の紹介

本企画に参加している共創自治体について紹介します。

大阪府泉佐野市

泉佐野市は、大阪南部の泉州地域に位置し、人口約10万人を有する町です。関西国際空港や大阪で唯一の温泉郷「犬鳴山温泉」があります。「まくら祭り」は、日本遺産の一部として文化財に指定されています。

島根県益田市

益田市は、島根県の最西部に位置し、豊かな自然環境を誇る町です。清流高津川は水質日本一に輝いたことがあり、メロンや柚子、鮎など多くの特産品があります。また、歌聖「柿本人麿」や画聖「雪舟」にゆかりの地でもあります。

万博首長連合について

万博首長連合は、2025年日本国際博覧会とともに地域の未来社会を創造するために設立された自治体ネットワークです。約670の市区町村長から成り立ち、国家イベントである大阪・関西万博を契機に、日本中の首長や政府、企業と連携し、地域の魅力を発信することを目指しています。

万博首長連合の公式ホームページでは、さらなる情報やイベントの詳細が提供されています。

まとめ

2025年7月28日から31日まで開催される「Resolution of LOCAL JAPAN展」では、大阪府泉佐野市と島根県益田市が共演し、伝統文化の魅力を発信します。以下にイベントの要点をまとめます。

このイベントは、地域の伝統文化を体験し、地域間の交流を促進する貴重な機会です。万博を通じて地域の魅力を再発見し、未来社会の創造に向けた取り組みを共に行うことが期待されています。