7月14日開始、ナノ・ソーターで物流仕分け作業を7割削減へ
ベストカレンダー編集部
2025年7月14日 12:14
ナノ・ソーター導入
開催日:7月14日
スリーキューブが新たに導入した高層立体型ピース仕分機「ナノ・ソーター」
株式会社スリーキューブ(本社:高知県高知市、代表取締役 後藤 幸祐)は、生活雑貨及びインテリア雑貨の卸業務を行っており、物流の効率化を図るために自動化ソリューションを提供する株式会社ROMS(本社:東京都品川区、代表取締役 前野洋介)の高層立体型ピース仕分機「ナノ・ソーター(Nano-Sorter)」を導入しました。この導入により、スリーキューブは仕分け作業を約7割削減することを目指しています。
「ナノ・ソーター」は、標準5坪から設置でき、700ピース/時間の仕分け能力を持つ高層立体型の仕分機です。特に、天井高を有効活用することで、仕分けが完了したケースの置き場を気にせず、一度の作業バッチで大量に仕分け処理が可能です。
ナノ・ソーターの特徴と導入の背景
ナノ・ソーターの導入により、スリーキューブは1日当たり約70%の人時削減を実現し、庫内作業時間短縮による配送手待ち時間の削減を目指しています。具体的には、以下のようなポイントが挙げられます。
- 設置環境に応じたカスタマイズ:標準4mの設置高に対し、天井高の制約に合わせて約3mの設置高に変更し、全長を伸ばすことで仕分け間口数が減らないよう工夫しています。
- 補助金の活用:経済産業省の「持続可能な物流効率化実証事業費補助金」に採択され、仕分機導入のほか各システムとの連携により導入効果の最大化を図ります。
この補助金は、荷主を含む複数企業が連携した物流効率化に資する取組に対し、物流施設の自動化や機械化に資する機器・システムの導入に係る実証費用を補助することで、改正物流法の取組の実効性を高めることを目的としています。
スリーキューブの物流業界における課題と解決策
スリーキューブがナノ・ソーターを導入する背景には、現在の物流業界における迅速かつ正確な配送の必要性があります。具体的には、無駄な作業や配送員の手待ち時間が問題視されています。これらの小さな無駄が積み重なることで、全体の効率が低下し、コストや時間のロスが生じています。
後藤代表取締役は、「現状は人手で行っている仕分け作業の一部をナノ・ソーターに置き換えることで、一日当たり約70%の人時削減と、庫内作業時間短縮による配送手待ち時間の削減が期待できます」と述べています。このように、ナノ・ソーターの導入によって、スリーキューブは物流業務の効率化を図るとともに、顧客へのサービス向上を目指しています。
企業情報
スリーキューブは、家庭用品とインテリアの総合卸業者であり、便利なグッズを提供しています。以下は、スリーキューブの基本情報です。
- 本社所在地
- 高知県高知市南久保9番16号
- 代表者
- 後藤 幸祐
- 設立
- 2013年2月
- 資本金
- 30,000,000円
- 事業内容
- 生活雑貨及びインテリア雑貨卸
- ホームページ
- https://www.3cube.co.jp/
一方、株式会社ROMSは、ECや小売、物流事業者向けに高性能小型自動倉庫とロボットピックを中心とした各種自動化ソリューションを提供しています。以下は、ROMSの基本情報です。
- 本社所在地
- 東京都品川区西五反田八丁目8番15号
- 代表者
- 前野 洋介
- 設立
- 2019年6月3日
- 事業内容
- ロボティクス・自動化システムの企画設計・開発・販売、物流施設・小売店舗向け各種ソリューションの企画設計・開発・販売、上記に関連するコンサルティング業務
- ホームページ
- https://roms.inc/
まとめ
株式会社スリーキューブは、株式会社ROMSの高層立体型ピース仕分機「ナノ・ソーター」を導入することで、仕分け作業の効率化を図っています。これにより、1日当たり約70%の人時削減を目指し、物流業界の課題解決に寄与することが期待されています。ナノ・ソーターの特徴や導入の背景、企業情報を整理すると以下のようになります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 導入機器 | ナノ・ソーター(Nano-Sorter) |
| 仕分け能力 | 700ピース/時間 |
| 人時削減率 | 約70% |
| 設置環境のカスタマイズ | 標準4mから約3mに変更 |
| 補助金の活用 | 経済産業省の補助金に採択 |
| 企業名(スリーキューブ) | 株式会社スリーキューブ |
| 企業名(ROMS) | 株式会社ROMS |
このように、スリーキューブのナノ・ソーター導入は、物流業務の効率化に大きく寄与することが期待されており、今後の動向に注目が集まります。
参考リンク: