2025年7月15日開始「逆1on1」で組織の対話力強化へ

逆1on1導入開始

開催日:7月15日

逆1on1導入開始
逆1on1って何が普通の1on1と違うの?
逆1on1は若手社員が聞き手となり、中堅・ベテラン社員の経験や想いを引き出す対話の場で、通常の上司から部下への1on1とは逆の関係性が特徴です。
逆1on1を導入するとどんな効果があるの?
組織全体の心理的安全性が高まり、世代間の相互理解が深まるほか、若手社員の傾聴力や質問力が向上し将来のリーダー育成につながります。

若手が聞き手となる「逆1on1」で組織を進化

株式会社コンピュータ技研は、2025年7月15日より、組織の対話力強化と世代間コミュニケーション活性化を目的とした新施策「逆1on1」を導入することを発表しました。この施策は、若手社員が聞き手となり、中堅・ベテラン社員の経験や想いを引き出す対話の場を提供するものです。会社のスローガンである「世界に「0」をONする会社」を体現し、全社員の自己開示力と自己理解、対話力の向上を図ることを目指しています。

「逆1on1」は、従来の上司から部下への1on1とは異なり、若手社員が主体となることで、中堅・古参社員の豊富な経験や内面の想いを引き出すことを重視しています。この取り組みは、2019年から推進されている「オーナーシップ制度」との相乗効果を生むことが期待されています。

若手が聞き手となる「逆1on1」で組織を進化 画像 2

導入の背景

株式会社コンピュータ技研では、社員が自らの給与と貢献を申告する「オーナーシップ制度」を通じて、主体的なキャリア形成を支援してきました。この制度の根幹には「自己開示=可能性の開放」という価値観があります。しかし、組織分析を通じていくつかの課題が明らかになりました。

  • 中堅・古参社員の自己開示機会の不足:豊富な経験や内面の想いを伝える場が限定的である。
  • 世代間コミュニケーションの希薄化:古参・中堅社員と若手社員の対話機会が不足している。
  • 若手社員の対話スキル強化の必要性:将来のリーダー層に求められる傾聴力・質問力の習得が求められている。

「逆1on1」は、これらの課題を同時に解決する革新的なアプローチとして設計されました。

「逆1on1」の特徴

「逆1on1」には、以下のような特徴があります。

  1. 3つの目的を同時に実現する対話設計
    • 古参・中堅社員の心理的安全性向上:自己開示を通じた内面や考えの積極的な発信を促進します。
    • 世代間の相互理解促進:古参・中堅社員と若手社員のコミュニケーションを活性化します。
    • 若手社員の成長:傾聴力・質問力の向上により、将来のリーダー素養を育成します。
  2. 心理的安全性を重視した実施環境
    • 1回30分の短時間設定により、気軽に参加できる環境を提供します。
    • 部署横断でのペアリングを行い、異なる視点からの対話を促進します。

期待される効果

「逆1on1」の導入により、以下のような効果が期待されます。

レベル 期待される効果
組織レベル 古参・中堅社員の自己開示促進による組織の心理的安全性向上、世代を超えた価値観共有と相互理解の深化、対話を基盤とした組織文化の醸成。
個人レベル 中堅・古参社員:自己開示力向上、メンタリング力強化。若手社員:傾聴力・質問力の習得、多様な価値観への理解深化。

このように、組織全体の活性化と個人の成長が同時に実現されることが期待されています。

オーナーシップ制度との相乗効果

「逆1on1」は、社員が自身の貢献を主体的に申告するオーナーシップ制度において重要な「自分を語る力」を育成します。対話を通じて自己理解を深めることで、より適切な自己評価と成長目標の設定が可能になります。この取り組みは、会社の企業理念である「世界に「0」をONする会社」という創造の姿勢を体現し、一人ひとりの潜在的な意味を顕在化させる重要な基盤となります。

会社概要・お問い合わせ先

株式会社コンピュータ技研は、大阪市都島区片町に本社を構えるIT企業で、ソフトウェア開発やインフラ環境構築などの各種システム開発を行っています。また、オープンイノベーションや共創の考えのもと、既存システム開発領域に限らない事業展開を行っています。人事制度においては、社員自身ができる貢献や実現したいキャリアと向き合い、それを会社にプレゼンすることで、会社から投資=給与を引き出す「自己申告型の給与制度=オーナーシップ制度」を導入しています。

地方の拠点では地域や社会との新しいつながりをデザインするため、書店や図書館、レンタカーの運営を行っています。

今回の「逆1on1」の導入は、組織の進化を促し、世代を超えた価値創造を実現するための重要なステップです。これにより、社員一人ひとりの成長が促進され、企業全体の発展につながることが期待されます。

施策名 内容
逆1on1 若手社員が聞き手となり、中堅・ベテラン社員の経験や想いを引き出す対話の場を提供する施策。
目的 自己開示力と自己理解、対話力の向上を図る。
期待される効果 組織の心理的安全性向上、世代間の相互理解促進、若手社員の成長。

このように、株式会社コンピュータ技研の「逆1on1」は、組織の進化を目指す新たな試みであり、世代を超えた価値創造を実現するための重要な施策です。