2025年7月28日開催｜熱海で楽しむ大阪・関西万博バーチャル体験会

大阪・関西万博を熱海で体感する特別企画

2025年7月22日、一般社団法人関西イノベーションセンター（MUIC Kansai）は、熱海市役所 福祉センターにて「2025年 大阪・関西万博 バーチャル体験会 in 熱海」を開催することを発表しました。このイベントは、移動が困難な方々に向けたユニバーサルツーリズムプロジェクト「LET’S EXPO」の一環として実施されます。開催日は2025年7月28日（月）で、時間は13時00分から16時00分までとなります。

イベントの背景と目的

日本は現在、約4人に1人が65歳以上という超高齢社会に突入しており、要介護認定を受ける方は約1,000万人に達しています。このような背景の中、LET’S EXPOが実施した「身体に不自由を抱える高齢者の万博参加意向調査」では、86.4%の方が万博に行きたいと考えているものの、98.1%が実際には参加が難しいと感じていることが明らかになりました。

このような状況を受けて、LET’S EXPOは移動が困難な方々の「万博に参加したい」という思いを実現するために、リアルとバーチャルの両面から万博参加を支援する取り組みを行っています。今回のバーチャル体験会は、その一環として開催されるものです。

体験会のプログラム内容

「2025年 大阪・関西万博 バーチャル体験会 in 熱海」では、主に2つのプログラムが用意されています。

• オンラインツアー: リポーターが万博会場を生中継で案内します。今回のツアーでは、万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」で開催中の「LOCAL JAPAN展」に出展している熱海市・焼津市のブースを巡ります。配信中はチャット機能を利用して出演者とリアルタイムで交流したり、クイズなどの参加型コンテンツを楽しむことができます。
• 回想体験プログラム: 1970年に開催された大阪万博をテーマに、当時の新聞記事やテレビ映像を通じてその様子を振り返ります。プログラムの後半では、参加者同士がそれぞれの思い出を語り合う交流の時間も設けられています。

このイベントは参加料が無料で、事前申し込みも不要です。万博の魅力を体感する貴重な機会となっています。

開催概要

以下に、イベントの開催概要をまとめました。

このイベントは、熱海市に住むすべての方々や、熱海市の介護施設を利用している方々に向けて開催されます。万博の魅力を身近に感じることができる貴重な機会となるでしょう。

LET’S EXPOの取り組み

LET’S EXPOは、万博に行きたいけれど行けない方々の参加を実現するユニバーサルツーリズムプロジェクトです。以下のようなサポートおよびコンテンツを提供し、リアルおよびバーチャル両面で大阪・関西万博を楽しんでいただくことを目指しています。

1. 会場内サポート: LET‘S EXPOのスタッフが車いすユーザーの押し手サポートなどを行い、身体に不自由を抱える方でも万博会場内をスムーズに巡ることができるよう支援しています。
2. バーチャル体験サポート: 万博会場には行きたくても行けない方向けに、実際の会場映像とバーチャル万博アプリを使って2025年の万博会場の体験を提供します。
3. オンラインツアー: 各パビリオンの魅力をリポーターがライブ配信でお届けするサービスで、自宅からでも視聴が可能です。

これらの取り組みを通じて、誰もが楽しめる万博の実現を目指しています。

運営主体と協力企業

本イベントは一般財団法人熱海観光局が主催し、熱海市や熱海商工会議所などの後援を受けています。また、株式会社ぽっかぽか・ジャパンや焼津市などが協力企業として参加しています。運営企画には、東京トラベルパートナーズ株式会社が関わっています。

LET’S EXPOの運営主体である一般社団法人関西イノベーションセンターは、大阪府大阪市中央区に位置し、観光産業等の課題解決と新たな事業創出を目指した活動を行っています。

まとめ

「2025年 大阪・関西万博 バーチャル体験会 in 熱海」は、移動が困難な方々に向けた貴重な機会です。万博の魅力をバーチャルで体感できるこのイベントに参加することで、多くの方々が万博への期待感を高めることができるでしょう。以下に、この記事で紹介した内容をまとめました。

このイベントを通じて、万博の魅力を多くの方々に伝えることができることを期待しています。