2025年7月23日発表 新富裕層の消費傾向とアクティブ層の実態

新富裕層ライフ調査

開催日:7月23日

新富裕層ライフ調査
新富裕層ってどんな消費傾向があるの?
年収2,500万円以上3,000万円未満の新富裕層は、ブランド品よりも体験や人との関係性に積極的にお金を使い、国内旅行も頻繁に楽しむ傾向があります。
物価高の影響で消費は控えられてるの?
アクティブ・ラグジュアリー層は物価高でも消費を控えず、むしろチャンスと捉え積極的に行動。趣味や家族との時間も大切にしながら消費を楽しんでいます。

新富裕層のライフスタイル調査結果の概要

2025年7月23日、Black Card I株式会社が発表した「ライフスタイルに関する調査」の結果が注目を集めています。この調査は、年収2,000万円以上5,000万円未満のラグジュアリーカード会員を対象に実施され、新富裕層の消費行動やライフスタイルの変化を明らかにしました。特に、年収2,500万円以上3,000万円未満の層が消費の活発化を牽引していることが示されています。

調査結果によると、この層は「アクティブ・ラグジュアリー層」と呼ばれ、質の高い体験や人との関係性に投資する傾向が強いことが分かりました。以下に、調査の詳細な結果をまとめます。

【新富裕層のライフスタイル調査】消費行動の転換点は年収2,000万円と3,000万円の2段階!体験と関係性の投資に積極的な「アクティブ・ラグジュアリー層」の実態が明らかに 画像 2

消費行動の転換点と年収層の特徴

調査の結果、消費行動の転換点は年収2,000万円と年収3,000万円の2段階に分かれています。以下に各層の特徴を示します。

  • 年収2,000万円以上2,500万円未満: 上流層の入り口であり、経済的余裕を感じつつも節税を意識して消費を控える傾向が見られます。
  • 年収2,500万円以上3,000万円未満: アクティブ・ラグジュアリー層の中心であり、体験や関係性にお金を使う傾向が強い。国内旅行に行く人の割合は約95%と非常に高く、旅行に対しても積極的です。
  • 年収3,000万円以上5,000万円未満: 本格的な上流層であり、体験に加えてハイブランドなど物の消費もアクティブです。消費の自分スタイルが確立し、投資対象が体験から成長へと変化します。
【新富裕層のライフスタイル調査】消費行動の転換点は年収2,000万円と3,000万円の2段階!体験と関係性の投資に積極的な「アクティブ・ラグジュアリー層」の実態が明らかに 画像 3

アクティブ・ラグジュアリー層の特徴

年収2,500万円以上3,000万円未満の層は、特に「アクティブ・ラグジュアリー層」と名付けられ、以下の特徴があります。

  1. 体験と関係性にお金を使う傾向が強い。
  2. 国内旅行に行く頻度が高く、年間11回以上旅行に行く人の割合も多い。
  3. ブランド品にはあまり興味を示さず、交際関係の広がりに投資する傾向が見られます。
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消費行動と物価高への対応

調査結果では、アクティブ・ラグジュアリー層は物価高に対しても前向きに対応していることが分かりました。具体的には、物価高によって消費行動を控える人はゼロであり、むしろこの状況をチャンスと捉えて積極的に行動する傾向が強いです。

以下は、調査に参加した会員からのコメントです。

  • 「物価高の影響はないが、趣味や自分の好きなことと家族との時間を両立している。」(年収2,500万円/30代男性/会社経営者)
  • 「経済は消費によって回っていくので、消費行動を控えないようにしている。」(年収5,000万円以上/60代女性/会社役員)
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調査概要と実施方法

「ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査」は、以下の概要で実施されました。

調査名 ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査
調査期間 2025年4月23日〜5月7日
調査方法 インターネット調査
対象者 年収2,000万円以上5,000万円未満のラグジュアリーカード会員
有効回答数 262名
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消費行動の変化と価値観の移行

調査結果からは、消費の本質が「ステータス」から「内面的な充実」と「対人関係の深化」へと移行していることが示されています。特にアクティブ・ラグジュアリー層は、物よりも体験を重視し、自己実現や人とのつながりを大切にする姿勢が強く見受けられます。

また、年収3,000万円以上の層では、自己実現や満足感を得るための自己投資として、体験や成長に対する投資が増加しています。

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今後の展望とサービス強化

ラグジュアリーカードでは、これらの消費動向に基づき、サービスの一層の強化に取り組んでいます。特に旅行に関連するサービスの拡充が進められており、人気渡航先でのダイニング優待や特別な夏のリゾート体験が提供されています。

さらに、2025年8月からはコンタクトレス対応カードの発行も開始され、非接触決済ニーズに対応しつつ、デザイン性やステータス性を維持したサービスを提供します。

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まとめ

今回の調査を通じて、アクティブ・ラグジュアリー層の消費行動やライフスタイルの変化が明らかになりました。特に、物価高や環境変化に左右されず、自らのスタイルで今この瞬間の体験価値を追求する姿勢が顕著です。これに伴い、ラグジュアリーカードでは会員のニーズに応じたサービスを今後も拡充していく方針です。

年収層 特徴
2,000万円以上2,500万円未満 上流層の入り口、節税を意識した消費行動
2,500万円以上3,000万円未満 アクティブ・ラグジュアリー層、体験と関係性にお金を使う
3,000万円以上5,000万円未満 本格的な上流層、ハイブランドや体験にアクティブな消費行動

このように、アクティブ・ラグジュアリー層は「モノ」ではなく「体験」や「人とのつながり」に投資する価値観を強く持っており、今後の消費動向に注目が集まります。

参考リンク: