7月23日開始、九電工新本社にworkhub導入で快適省エネオフィス実現
ベストカレンダー編集部
2025年7月24日 09:52
九電工新本社workhub導入
開催日:7月23日
九電工、新本社にビットキーの「workhub」を導入
2025年7月23日、株式会社ビットキー(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:寳槻 昌則)は、株式会社九電工(本社:福岡県福岡市、代表取締役:石橋 和幸)の新本社に、ビットキーのオフィス向けコネクトプラットフォーム「workhub」が導入されたことを発表しました。この取り組みでは、来訪者受付や会議室予約のデジタルトランスフォーメーション(DX)、スマホアプリからの座席予約、顔認証による入退室に対応しています。
九電工がオフィスを構える「ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)」では、オフィスエリアの勤務者を対象に「workhub」が導入されており、従業員の顔認証入退室や来訪者の二次元コードによる受付・入館に対応しています。これにより、九電工の従業員と来訪者にシームレスな利用体験が提供されています。
実現した内容
今回の導入により、ビットキー初となる会議室の予約状況に応じて空調を自動で起動する機能が実現しました。これにより、省エネと利便性が両立され、会議室の予約時間より前に自動で空調が起動し、快適な室温で会議を始めることが可能となります。
また、入退室履歴をビル内の他システムへ連携することで、最後の退室者がオフィスを出ると、空調と照明が自動で停止します。これにより、従業員の予約や行動データを活用し、手動操作の手間を省きつつ快適性を損なうことなく省エネが可能となります。
各システム連携のイメージ
九電工の従業員はビル内を手ぶらで通行可能です。専有フロアでは執務エリア入口や会議室ドアに顔認証端末が設置されており、ワンビルの共用部も顔認証入退館に対応しています。このため、九電工の従業員はビルエントランスから各会議室まで、手ぶらで入室できます。
さらに、「workhub」は入退室履歴から従業員の最終退室を検知し、パナソニック株式会社のビル入退室管理システム「eX-SGⅡ」へ連携することで、警戒機能の起動も自動化されています。これにより、専用カードの携帯が不要で、自動で警戒機能が起動するため、オフィスのセキュリティ強化にも寄与します。
会議室と座席の予約機能
新本社にはフリーアドレスを採用した執務エリアやイノベーションを生み出すライブラリー、リフレッシュエリアなど、様々な目的を持つ座席や会議室が備えられています。これらの部屋や座席は「workhub」アプリから事前に予約でき、オフィス内のビーコンで捉えた位置情報から自動的にチェックインすることも可能です。
会議室の予約情報はOutlookカレンダーにも同期されるため、アプリからの予約とOutlookカレンダーからの予約が重複することもありません。これにより、従業員は効率的に会議室や座席を利用することができます。
ゲスト招待の手軽さ
ワンビルのオフィスエリアに来訪するゲストは、受付および入館用の二次元コードを用いることで、受付手続き無しでセキュリティゲートを通過し、目的のフロアに向かうことができます。九電工の利用しているOutlookカレンダーと連携させたことで、カレンダー上の操作のみで自動的に二次元コードをゲストに送付することが可能となり、従業員は普段の操作のまま、ゲストを手軽に招待できます。
セキュリティ通過時には、九電工の担当者にメールや「workhub」アプリで来訪を知らせるため、内線電話を受け取る手間も省けます。
本取り組みの特長と背景
本取り組みは、ビルの様々な設備・システムとテナント企業が利用するクラウドサービスの間がシームレスに連携している点が特長です。一般的に、ビルの設備やシステムはオンプレミス環境で提供されており、クラウド化されている場合でも、テナント企業が利用するクラウドサービスとの連携は想定されていないことが多いです。
今回の取り組みでは、ビットキーの「workhub Cloud」がビルのシステムとテナント企業(九電工)が利用するシステムの媒介役を担うことで、九電工のワーカーや来訪者にとってシームレスな利用体験が提供されています。
導入の背景・目的
企業においては従業員の生産性向上やコラボレーション創出の重要性が再認識され、オフィスへの出社回帰の動きが強まっています。一方で、脱炭素に向けた社会的な取り組みも重要性を増しており、政府は2030年度の温室効果ガス排出削減目標として、2013年度比46%削減を掲げています。
このような背景の中、九電工は新中期経営計画において、生産性改革の一環として「先端技術及びITを活用した合理化・省力化の推進」と「業務改革の実践」を掲げています。特に、エネルギー消費の大部分を占める空調制御の最適化に着目し、環境に配慮した取り組みを進めています。
まとめ
今回の九電工の新本社における「workhub」の導入は、環境負荷の低減と従業員が快適かつ安心して働ける環境を実現するための重要なステップとなりました。ビットキーの「workhub」は、顔認証によるスムーズな入退室や省エネ機能を通じて、従業員の利便性を高めるだけでなく、脱炭素社会への貢献も期待されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 導入企業 | 株式会社九電工 |
| 導入システム | ビットキーの「workhub」 |
| 主な機能 | 顔認証入退室、会議室予約、二次元コード受付 |
| 環境への取り組み | 空調自動制御、省エネ |
| 目的 | 生産性向上、環境負荷低減、働きやすいオフィスの実現 |
これにより、九電工は新たなオフィス環境を実現し、今後の省エネルギー効果にも期待を寄せています。ビットキーの「workhub」は、オフィス環境の革新を進める一助となるでしょう。
参考リンク: