2025年7月24日開始、Uberが高齢者向け新機能「Uberシニア」を導入

ベストカレンダー編集部

2025年7月24日 12:26

Uberシニア機能開始

開催日：7月24日

Uberシニアってどんな機能があるの？

Uberシニアは高齢者向けにシンプルモードを搭載し、乗車・降車場所の保存、家族が支払い管理や配車サポートできる機能を備えています。操作が簡単で安心です。

家族も一緒にUberシニアを使うことはできるの？

はい。家族アカウントを作成しシニアメンバーを招待すれば、家族が代理で配車手配や目的地変更、乗車状況のリアルタイム確認が可能です。

国内初の高齢者向けアカウント「Uber シニア」と「シンプルモード」の導入

Uber Japan株式会社は、2025年7月24日（木）より、オンライン配車アプリ「Uber」において、高齢者向けの新機能「Uber シニア」と「シンプルモード」の提供を開始します。これは、通常アカウントに加えて高齢者向けアカウントを設ける国内初の取り組みとなります。この新しい機能は、2024年12月に提供を開始した10代向け機能「Uber Teens」に続くもので、ジュニアからシニアまで幅広い世代が自由かつ安心して移動できる環境を整えることを目的としています。

近年、70代のスマートフォン保有率が8割を超えるなど、シニア世代のデジタル利用が着実に高まっています。特に、免許返納の動きが全国的に進む中で、通院や買い物といった日常生活の移動手段としてタクシーが必要とされる方も多く存在します。そこで「Uber シニア」は、シニア世代のお客様がタクシーなどの車両をより容易に手配できるように設計されています。

「Uber シニア」の主な機能

「Uber シニア」には、以下のような機能が備わっています。

シンプルモード: アプリのインターフェースをシンプルにし、必要最小限の情報と操作で配車手配ができる機能です。通常のアプリ画面に比べて情報量や視覚的な負担が少なく、事前登録された乗車・降車地点を選びやすくなっています。
乗車・降車場所の保存: 自宅や病院、スーパーなどのよく利用する場所を事前に登録しておくことで、数回のタップで配車手配が完了します。家族が近くにいなくても、代理で場所を登録することが可能です。
柔軟な支払い方法: 本人だけでなく、ご家族名義のクレジットカードを支払い方法に設定できるため、家族アカウントを通じた柔軟な支払い管理が可能です。
リアルタイムトラッキング: ご家族がシニアユーザーの乗車状況をリアルタイムで確認でき、万が一到着が遅れる場合も通知を受けることができます。
家族サポート機能: ご家族が代わりに配車手配や目的地の設定・変更、ドライバーとのチャット対応を行うことが可能です。

シンプルモードの詳細

「シンプルモード」は、スマートフォンの操作に不慣れな方でも使いやすいように設計されています。文字やアイコンサイズを大きく表示し、必要最低限の情報に絞ったシンプルな画面に切り替えることができます。これにより、高齢者がアプリを利用する際の心理的な障壁を軽減し、安心して配車を手配できる環境を提供します。

具体的には、以下のような特徴があります。

アプリの操作が直感的で簡単になり、シニアユーザーが迷うことなく利用できる。
視覚的な負担を軽減し、配車手配がスムーズに行える。

「Uber シニア」アカウントの登録・使用方法

「Uber シニア」アカウントの登録は簡単です。以下の手順で行います。

家族が家族アカウントを作成し、シニアメンバーを招待します。
招待を受けたシニアメンバーがUberアカウントを作成（または家族が代理で作成）します。
家族アカウントの管理者が必要に応じて月間使用上限額を設定します。
シニアメンバーがUberアプリでタクシーなどを配車します。

このように、家族のサポートを受けながら利用できるため、シニア世代の方々が安心して移動できる環境が整います。

Uber Japanの代表からのコメント

Uber Japanの代表、山中志郎氏は次のようにコメントしています。「シニア世代の皆さまから、『アプリを使ってみたいがスマートフォンの操作に不安がある』という声を多くいただいていました。私自身も、自分の両親や祖父母が安心して移動ができるサービスが必要であると感じていました。今回導入する『Uber シニア』と『シンプルモード』は、そうした声にお応えする形で、見やすく、使いやすいインターフェースを通じて、シニアの皆さまがより自由に、そして安心して移動できるようサポートすることを目指しています。」

Uberについて

Uberは、誰でもボタンひとつで簡単に、安心に、快適に移動ができる世界を目指す米国発のテクノロジー企業です。2010年にサンフランシスコでアプリを通じた配車サービスをスタートし、現在では世界70カ国以上・10,000都市でサービスを展開しています。Uberは、配車サービスだけでなく、食材や料理、日用品のデリバリーなど、あらゆる人・モノの移動の仕方を変えるプラットフォームとしても知られています。

Uberの配車サービス

Uberは、ドライバーと乗客をオンデマンドでつなぐ配車プラットフォームを提供しており、約50言語に対応したアプリを通じて、シームレスな移動体験を実現しています。日本では、Uber Japan株式会社が国内約500社のタクシー会社と提携し、29都道府県でタクシーの配車が可能な「Uber Taxi」を展開しています。また、プレミアムなハイヤー車両や最大5名乗りのワゴンを配車できる「Uber プレミアム」のサービスも提供しています。

まとめ

今回の「Uber シニア」と「シンプルモード」の導入は、高齢者の方々がより安心して移動できる環境を整える重要な一歩です。以下に、主要な機能と特徴をまとめます。

機能	説明
シンプルモード	視覚的負担を軽減し、簡単に操作できるインターフェース。
乗車・降車場所の保存	よく利用する場所を事前に登録し、迅速な配車が可能。
柔軟な支払い方法	本人以外のクレジットカードを使用できる。
リアルタイムトラッキング	家族が乗車状況を確認できる。
家族サポート機能	家族が代わりに配車手配を行うことができる。