岡山大学がWeb3地方創生セミナーを7月4日に開催、地域課題解決を探る
ベストカレンダー編集部
2025年7月27日 18:47
Web3地方創生セミナー
開催日:7月4日
おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)のセミナー開催
2025年7月4日、国立大学法人岡山大学が事務局を務めるおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)は、岡山大学グリーンイノベーションセンター(GIC)、N.Avenue株式会社、経済産業省 中国経済産業局と共催で「Web3地方創生 はじめの一歩セミナー in 岡山」を岡山大学津島キャンパス共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にて開催しました。このセミナーには学生、教職員、県内外企業、自治体などから61名が参加しました。
本セミナーの目的は、Web3技術を活用して岡山県の地域課題を解決し、新たな価値を創造することです。地域づくりに関わる方々に対して、Web3の具体的な活用事例と未来の可能性を提示する「はじめの一歩」として実施されました。
セミナーのプログラムと内容
セミナーは複数のセッションで構成され、様々な専門家が登壇しました。最初のセッションでは、OI-Start会長でGICグリーンバイデジタル部門長の野上保之教授が「アカデミアから見るWeb3地方創生の可能性とGICの挑戦」と題し、DX(デジタルトランスフォーメーション)と情報セキュリティの観点からWeb3の可能性や課題、GICの取り組み(鳥獣害被害対策、ジビエ、林業、ブロックチェーン等)について講演しました。
続いてのセッションでは、一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所の秋山淳理事が「地域課題の最前線から見るニーズとWeb3への期待」と題して、西粟倉村における地域づくりの実践とWeb3(DAO等のコミュニティ技術)への期待について発表しました。また、新見市地域おこし協力隊の土屋千尋氏も登壇し、新見市の地域資源(伝統文化、特産品等)とWeb3による価値創造の可能性について述べました。
パネルディスカッションと参加者の反応
セミナーの最後には「岡山で描くWeb3活用の未来図」というテーマでパネルディスカッションが行われました。このディスカッションでは、実践的なユースケースや地域課題への具体的な応用アイデア、さらには連携の可能性について活発な議論が展開されました。参加者からは、Web3の具体的な可能性について理解が深まったという声が多く寄せられ、今後の地域創生に向けた期待が感じられました。
OI-Startでは、産学官連携によるイノベーション創出に関心のある企業や団体、個人からの会員参加を随時受け付けています。興味のある方は、ぜひOI-Startへの参加を検討してみてください。
セミナーのタイムテーブルと登壇者
本セミナーのプログラムは以下の通りです。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 15:00~15:05 | オープニング |
| 15:05~15:30 | セッション1:アカデミアから見るWeb3地方創生の可能性とGICの挑戦 |
| 15:30~15:55 | セッション2:地域課題の最前線から見るニーズとWeb3への期待 |
| 15:55~16:00 | 休憩 |
| 16:00~16:50 | セッション3:パネルディスカッション – 岡山で描くWeb3活用の未来図 |
| 16:50~17:00 | クロージング |
登壇者には、野上保之教授(岡山大学 DX推進・情報セキュリティ担当副理事/GICグリーン by デジタル部門長/OI-Start会長)、進藤史裕様(Hiroshima Web3協会 理事/株式会社CodeFox代表取締役)、神本侑季様(N.Avenue株式会社 代表取締役CEO、モデレーター兼登壇)、徳井汰朗様(N.Avenue株式会社 ビジネス開発担当)が含まれました。
OI-StartおよびWeb3の概要
おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)は、産学官が連携して主にデジタル技術を活用したイノベーションを創出し、その実践を通じて人材を育成することを目的としています。この取り組みにより、県内の企業の生産性や魅力の向上、若者の県内定着・還流を促進しています。
Web3とは、ブロックチェーン上で、暗号資産等のトークンを媒体として「価値の共創・保有・交換」を行う経済を指します。詳細については、経済産業省のホームページを参照してください。
まとめ
今回の「Web3地方創生 はじめの一歩セミナー in 岡山」では、地域課題の解決に向けたWeb3技術の活用について多くの知見が得られました。セミナーを通じて、参加者はWeb3の具体的な可能性について理解を深め、地域創生に向けた期待を抱くことができたようです。
以下に、セミナーの主要な情報をまとめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 開催日 | 2025年7月4日 |
| 場所 | 岡山大学津島キャンパス共創イノベーションラボ(KIBINOVE) |
| 参加者数 | 61名 |
| 登壇者 | 野上保之教授、進藤史裕様、神本侑季様、徳井汰朗様 |
| 目的 | Web3技術を活用した地域課題の解決と新たな価値創造 |
このように、岡山大学の取り組みは地域の未来に向けた重要な一歩となっています。今後の展開にも注目が集まります。
参考リンク: